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三章 水の怪異編
70 御用と追跡再開
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「フォーナさん、助けて頂きありがとうございました!」
「お礼を言われる程のことでもないのだが、感謝は有り難く受け取らせてもらうとしよう。それで、この男はどうする?警察に突き出すかい?」
私は地面に蹲っている男性を指して、どうしたいのか尋ねました。
先程の行為は立派な犯罪、婦女暴行未遂ですので、警察に引き渡すのも一つの手。
個人的には根本的に解決して差し上げたいところですが、そこまで面倒を見ることはできませんので。その先は有料ということですね。
どこまで責任を負うかの線引きは私が判断するのですが・・・難しいですよね。
まだまだ経験不足ですので、今後の成長に期待です。
「警察・・・。そうしたいのは山々ですが、あまり大事にしたくないです・・・!」
相川さんは、本音ではそうしたいのでしょうが、やはり躊躇いがありますよね。
普通の市民は、比較的そういう対応を嫌う傾向にあります。
何と言いますか・・・自分の味方だと分かっていても近づきたくないのでしょう。
風聞とかも気になるでしょうし。
無論、それも人と場合によりけりですけど。
「そうか・・・。ところで、どういった経緯でこうなったのか、分かるかい?」
「あ、はい。この人はバイト先のファミレスによく訪れていたお客さんなんです。私としては普通に接していたつもりなんですが、勘違いさせてしまったようで・・・」
「なるほど・・・そういう経緯か」
相川さんの言葉に集中して、そこに嘘が無いことを確認させてもらいました。
大丈夫だとは思っていましたが、念の為です。
・・・銃を向けるべき相手を間違えるのは、一番やってはいけない事ですから。
さて、今回はどのように対応すべきなのか・・・。
相川さんとしては、枕を高くして眠れないので、この男を警察に突き出しておきたいのが本音。
けれど、風聞などを気にして、おおごとにしたくはない。
ならば・・・・・・あの手でいきましょうか。
丁度相川さんに迫っていた男の方が復活したことですし。
「げほっ・・・!なんだ、お前はっ!俺と愛華ちゃんの仲を邪魔するのか!?」
「ヒッ・・・!?」
相川さんが小さな悲鳴を上げましたので、後ろに庇います。
そして、男に向かって挑発。
「悪いが、貴殿と彼女がそんな関係とは思えない。彼女も嫌がっている。故に、ここは素直に諦めるといい。今ならば見逃してもいい」
「ふざけるなあああっ!そこを、どけええええっ!!」
案の定、顔を真っ赤に染め、取り出したナイフで斬りかかってきたので、再び転ばせて地面に勢いよく叩きつけます。
「ごはっ・・・!?」
「これで、私に対する殺人未遂だな。目撃者もそれなりに居ることだし、言い逃れは出来ないだろう」
すなわち、相川さんの件とは無関係な部分で、犯罪者となったのです。
余罪として追加されはしますが、私にもこの男を突き出す権利がある訳ですね。
「この男は私が警察に連れて行こう。君の名前は出さないので安心するといい」
「あ、ありがとうございますっ・・・!そこまでして頂けるなんてっ・・・!」
「気にするな。それでは、私はこれで失礼する」
「はい!ありがとうございました、フォーナさん!」
気を失った男の人を抱えつつ、相川さんに別れを告げてその場を後にします。
目撃者が多く、色々と噂になりそうですが、まあ仕方ありません。
相川さんの安全には変えられませんから。
男を担いだまま人目のないところまで来たら、認識阻害を発動。
屋根の上を駆け、最寄りの交番まで届けておきました。
署長さんの名前を出したら話がサクサク進んだので、柴田さんには感謝です。
さて、寄り道をしてしまいましたが、ストーカーの追跡を再開です。
あ、笹川先生の方のストーカーですよ?
相川さんの方ではありません。
・・・いえ、その前に昼食です。まだ途中だったのを忘れてました。
もう十四時過ぎですから、流石に空腹を感じているのです。
昨日の夜中から何も食べてませんもの。
〇〇〇
昼食を終えてから追跡を再開。
十五時を回った頃に、ストーカーの家らしき場所に辿り着きました。
庭に見覚えのある車がありますし、間違いないと思うのですが・・・。
これで尾行に気づいて車を乗り換えていたらお手上げですね。
ストーカーの家は豪華な一軒家で、かなりお金持ちのように思われます。
車も高級車ですし、百万円を超えるお金をポンとだしていましたし・・・。
暫くは外で待機して、男の行動を見張りましょう。
警察の御用にできるような何かがあればいいんですけどね・・・。
と、柴田さんに連絡しておきましょうか。
この家の主の情報を知っておきたいところですし。
「お礼を言われる程のことでもないのだが、感謝は有り難く受け取らせてもらうとしよう。それで、この男はどうする?警察に突き出すかい?」
私は地面に蹲っている男性を指して、どうしたいのか尋ねました。
先程の行為は立派な犯罪、婦女暴行未遂ですので、警察に引き渡すのも一つの手。
個人的には根本的に解決して差し上げたいところですが、そこまで面倒を見ることはできませんので。その先は有料ということですね。
どこまで責任を負うかの線引きは私が判断するのですが・・・難しいですよね。
まだまだ経験不足ですので、今後の成長に期待です。
「警察・・・。そうしたいのは山々ですが、あまり大事にしたくないです・・・!」
相川さんは、本音ではそうしたいのでしょうが、やはり躊躇いがありますよね。
普通の市民は、比較的そういう対応を嫌う傾向にあります。
何と言いますか・・・自分の味方だと分かっていても近づきたくないのでしょう。
風聞とかも気になるでしょうし。
無論、それも人と場合によりけりですけど。
「そうか・・・。ところで、どういった経緯でこうなったのか、分かるかい?」
「あ、はい。この人はバイト先のファミレスによく訪れていたお客さんなんです。私としては普通に接していたつもりなんですが、勘違いさせてしまったようで・・・」
「なるほど・・・そういう経緯か」
相川さんの言葉に集中して、そこに嘘が無いことを確認させてもらいました。
大丈夫だとは思っていましたが、念の為です。
・・・銃を向けるべき相手を間違えるのは、一番やってはいけない事ですから。
さて、今回はどのように対応すべきなのか・・・。
相川さんとしては、枕を高くして眠れないので、この男を警察に突き出しておきたいのが本音。
けれど、風聞などを気にして、おおごとにしたくはない。
ならば・・・・・・あの手でいきましょうか。
丁度相川さんに迫っていた男の方が復活したことですし。
「げほっ・・・!なんだ、お前はっ!俺と愛華ちゃんの仲を邪魔するのか!?」
「ヒッ・・・!?」
相川さんが小さな悲鳴を上げましたので、後ろに庇います。
そして、男に向かって挑発。
「悪いが、貴殿と彼女がそんな関係とは思えない。彼女も嫌がっている。故に、ここは素直に諦めるといい。今ならば見逃してもいい」
「ふざけるなあああっ!そこを、どけええええっ!!」
案の定、顔を真っ赤に染め、取り出したナイフで斬りかかってきたので、再び転ばせて地面に勢いよく叩きつけます。
「ごはっ・・・!?」
「これで、私に対する殺人未遂だな。目撃者もそれなりに居ることだし、言い逃れは出来ないだろう」
すなわち、相川さんの件とは無関係な部分で、犯罪者となったのです。
余罪として追加されはしますが、私にもこの男を突き出す権利がある訳ですね。
「この男は私が警察に連れて行こう。君の名前は出さないので安心するといい」
「あ、ありがとうございますっ・・・!そこまでして頂けるなんてっ・・・!」
「気にするな。それでは、私はこれで失礼する」
「はい!ありがとうございました、フォーナさん!」
気を失った男の人を抱えつつ、相川さんに別れを告げてその場を後にします。
目撃者が多く、色々と噂になりそうですが、まあ仕方ありません。
相川さんの安全には変えられませんから。
男を担いだまま人目のないところまで来たら、認識阻害を発動。
屋根の上を駆け、最寄りの交番まで届けておきました。
署長さんの名前を出したら話がサクサク進んだので、柴田さんには感謝です。
さて、寄り道をしてしまいましたが、ストーカーの追跡を再開です。
あ、笹川先生の方のストーカーですよ?
相川さんの方ではありません。
・・・いえ、その前に昼食です。まだ途中だったのを忘れてました。
もう十四時過ぎですから、流石に空腹を感じているのです。
昨日の夜中から何も食べてませんもの。
〇〇〇
昼食を終えてから追跡を再開。
十五時を回った頃に、ストーカーの家らしき場所に辿り着きました。
庭に見覚えのある車がありますし、間違いないと思うのですが・・・。
これで尾行に気づいて車を乗り換えていたらお手上げですね。
ストーカーの家は豪華な一軒家で、かなりお金持ちのように思われます。
車も高級車ですし、百万円を超えるお金をポンとだしていましたし・・・。
暫くは外で待機して、男の行動を見張りましょう。
警察の御用にできるような何かがあればいいんですけどね・・・。
と、柴田さんに連絡しておきましょうか。
この家の主の情報を知っておきたいところですし。
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