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第1章 スタート地点
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キーンコーンカーンコーン
ガヤガヤ ざわざわ
今日、私はここの生徒になる。そう、中納屋小学校の生徒に。
「6年1組の皆さん、おはようございます」
「おはようございます。」
「今日は皆さんに転入生を紹介します。
姫香ちゃんお入りください。」
ここが私の…スタート地点
ガラガラガラ トットットットットッ
「はじめまして桃山 姫香です。よろしくお願いします。」
正直やっていけるか心配だけど、友達をたくさん作って楽しい学校生活を送ろう。あの人と約束 したよ うに。
ワアアアァァ
教室中に歓声が響き渡る。
「チョー美人だ。」
「すっごく可愛い💠」
「皆さん、静かにしてください。姫香ちゃんは
真壁 紗由理ちゃんのお隣に座ってね。」
「はい。」
真壁 紗由理ちゃんはクラスで一番可愛いみたいだし、仲良くしておこう。学校のこと良く知ってそうだし。
「私と、仲良くなんて考えないで」
「え⁉」
一瞬ドキッとした。
「な、何で?」
「よくいるの、私と仲良くするといいことあるって思ってる子」
「へぇー」
そんな子がいるんだ~私はいいことあるなんて思ってないし。ただ仲良くしたいだけだし。
「私と仲良くするとあなたも、いじめられるよ」
「何で?仲良くするもしないも自分の勝手じゃん」
このクラスには人をいじめるような人がいるんだ、と思った。
「ぷぷっ」
隣で紗由理ちゃんが笑った。
「何笑ってるの?」
「あんた、強いね」
「何で?」
「だって、このクラスの人みんな、いつも自分がいじめられないか心配でびくびくしながら過ごしてるから」
かわいそう、そんなの許せない。
「じゃあ、紗由理ちゃんも強いね。」
「そんなことないよ。でも、ありがとう」
「アハハ」
「チッ」
「何あれー、転入早々真壁にベタベタとか意味わかんない」
「ね~」
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなった。クラスの子が私の席に集まって来た。
「あ、さゆ…」
紗由理ちゃんは席を立ち教室から出ていった。せっかく、お話しようと思ったのに。
「何あれー、ひっどい」
「え?」
「だって姫香ちゃん今、紗由理ちゃんに声掛けようとしたでしょ?」
「う、うん」
それは、そうだけど…
「それなのに、無視して出てくのって最低じゃん」
この子は、佐藤 結衣ちゃん。顔は普通だけどファッションセンス抜群❗ らしい
「違うよ。たぶん、私の声が小さいから聞こえなかったんだよ。」
私のせいで紗由理ちゃんが悪口言われちゃったう。
「あのさ、紗由理と仲良くしないようにした方がいいよ」
「え、何で?」
「紗由理って良い話聞かないから」
「例えば?」
なぜか、とても聞きたくなった。
「えーと、どこかの施設に入ってるとか」
それを聞いてさっきまでの期待がどこかへ行ってしまった。なぜなら
「私も施設入ってるよ。」
あ、言ってしまった。
「え⁉」
「え?」
「ええエェぇ」
近くにいた女子達が騒いだ。そんなに驚くことだろうか?
「へぇー、いいこと知っちゃった」
紗由理ちゃんが教室に戻って来た。
すると、結衣ちゃんが
「紗由理ちゃん、姫香ちゃんも施設に入ってるんだって、教えてあげなよ。施設の人がこの教室で何をされるか。」
え⁉
「ちょっと結衣ちゃん、何を言ってるの?」
「触らないでよ、薄汚いゴミグズが」
「え?」
教室のドアのところで紗由理ちゃんが笑っていた。何で?
「結衣ちゃん説明してどういうこと?紗由理ちゃんも何か言ってよ。」
紗由理ちゃんは、なにも言わず笑ったまま私に近づいてくる。何だか怖い。
「ねぇ、黙ってないでしゃべってよ。」
紗由理ちゃんが私の前で止まった。そして、紗由理ちゃんが手を振り上げた
「え⁉」
バチンッ
静かな教室にその音だけが響いた。
「何…すんのよ」
私はキッと紗由理ちゃんを睨み付けた。紗由理ちゃんは、まだ笑っている。また紗由理ちゃんは手を振り上げた
バチンッ
バチンッ
バチンッ
「これからずっと、やられるから。」
それだけ言って、紗由理ちゃんは席に座った。
ガヤガヤ ざわざわ
今日、私はここの生徒になる。そう、中納屋小学校の生徒に。
「6年1組の皆さん、おはようございます」
「おはようございます。」
「今日は皆さんに転入生を紹介します。
姫香ちゃんお入りください。」
ここが私の…スタート地点
ガラガラガラ トットットットットッ
「はじめまして桃山 姫香です。よろしくお願いします。」
正直やっていけるか心配だけど、友達をたくさん作って楽しい学校生活を送ろう。あの人と約束 したよ うに。
ワアアアァァ
教室中に歓声が響き渡る。
「チョー美人だ。」
「すっごく可愛い💠」
「皆さん、静かにしてください。姫香ちゃんは
真壁 紗由理ちゃんのお隣に座ってね。」
「はい。」
真壁 紗由理ちゃんはクラスで一番可愛いみたいだし、仲良くしておこう。学校のこと良く知ってそうだし。
「私と、仲良くなんて考えないで」
「え⁉」
一瞬ドキッとした。
「な、何で?」
「よくいるの、私と仲良くするといいことあるって思ってる子」
「へぇー」
そんな子がいるんだ~私はいいことあるなんて思ってないし。ただ仲良くしたいだけだし。
「私と仲良くするとあなたも、いじめられるよ」
「何で?仲良くするもしないも自分の勝手じゃん」
このクラスには人をいじめるような人がいるんだ、と思った。
「ぷぷっ」
隣で紗由理ちゃんが笑った。
「何笑ってるの?」
「あんた、強いね」
「何で?」
「だって、このクラスの人みんな、いつも自分がいじめられないか心配でびくびくしながら過ごしてるから」
かわいそう、そんなの許せない。
「じゃあ、紗由理ちゃんも強いね。」
「そんなことないよ。でも、ありがとう」
「アハハ」
「チッ」
「何あれー、転入早々真壁にベタベタとか意味わかんない」
「ね~」
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなった。クラスの子が私の席に集まって来た。
「あ、さゆ…」
紗由理ちゃんは席を立ち教室から出ていった。せっかく、お話しようと思ったのに。
「何あれー、ひっどい」
「え?」
「だって姫香ちゃん今、紗由理ちゃんに声掛けようとしたでしょ?」
「う、うん」
それは、そうだけど…
「それなのに、無視して出てくのって最低じゃん」
この子は、佐藤 結衣ちゃん。顔は普通だけどファッションセンス抜群❗ らしい
「違うよ。たぶん、私の声が小さいから聞こえなかったんだよ。」
私のせいで紗由理ちゃんが悪口言われちゃったう。
「あのさ、紗由理と仲良くしないようにした方がいいよ」
「え、何で?」
「紗由理って良い話聞かないから」
「例えば?」
なぜか、とても聞きたくなった。
「えーと、どこかの施設に入ってるとか」
それを聞いてさっきまでの期待がどこかへ行ってしまった。なぜなら
「私も施設入ってるよ。」
あ、言ってしまった。
「え⁉」
「え?」
「ええエェぇ」
近くにいた女子達が騒いだ。そんなに驚くことだろうか?
「へぇー、いいこと知っちゃった」
紗由理ちゃんが教室に戻って来た。
すると、結衣ちゃんが
「紗由理ちゃん、姫香ちゃんも施設に入ってるんだって、教えてあげなよ。施設の人がこの教室で何をされるか。」
え⁉
「ちょっと結衣ちゃん、何を言ってるの?」
「触らないでよ、薄汚いゴミグズが」
「え?」
教室のドアのところで紗由理ちゃんが笑っていた。何で?
「結衣ちゃん説明してどういうこと?紗由理ちゃんも何か言ってよ。」
紗由理ちゃんは、なにも言わず笑ったまま私に近づいてくる。何だか怖い。
「ねぇ、黙ってないでしゃべってよ。」
紗由理ちゃんが私の前で止まった。そして、紗由理ちゃんが手を振り上げた
「え⁉」
バチンッ
静かな教室にその音だけが響いた。
「何…すんのよ」
私はキッと紗由理ちゃんを睨み付けた。紗由理ちゃんは、まだ笑っている。また紗由理ちゃんは手を振り上げた
バチンッ
バチンッ
バチンッ
「これからずっと、やられるから。」
それだけ言って、紗由理ちゃんは席に座った。
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