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「は、はいっ!確かに……登録可能です。まさか、本当に騎士をやめられたとは」
「俺が冒険者になるのは、ギルドにとって何か不利益でも?」
あえて小首をかしげてウェダーが尋ねると、途端に顔を赤くした受付がブンブンと顔を横に振る。
「とんでもないです!Sランク確定の優秀な冒険者の登録は、大歓迎です!」
「まあ、別にそこは気にしてないかな?そこそこ食っていく程度でいい」
誰もが憧れるランクを鼻であしらい、出来上がったカードをシャーリーに渡した。
そこには、確かに登録が完了したウェダーの情報が記載されていた。
「ウェダー・ウェールズ……剣士登録で、騎士団のカードより詳細ですね。利き腕は両方って器用ですね」
「スキルより利き腕か……目の付け所が、違うなぁ。流石は俺の可愛いシャーリーだ」
本来ならみるべきスキルではなく、そこに着眼したのには理由がある。
見る必要がないからだ。
一覧に続くスキル適正は、全てBからAを突破している。
鍛錬して積み上げたランクもあるだろうが、全ての人が最終目的に目指すスキルを既にマスターしているのだから。
ちなみにシャーリーは魔法適正が変更となり、ついでに書き換えを頼むとランクBに変更された。
その喜びを噛み締めるより、ウェダーへの驚愕が勝っている。
「これでいつでも、一緒に冒険に行けるな。とりあえず今夜は宿に向かおう」
「なんで……どうして」
簡単に騎士を捨てたウェダーがわからず、シャーリーは頭が真っ白になっていた。
そんな彼女を誘導して、またもや懐かしい宿に到着する。
ウェダーの姿を見るなり、宿の娘は笑顔で出迎えた。
「お帰りなさいませ騎士様!」
だが、宿の娘を無視してウェダーはシャーリーの腰を抱き、密着したまま宿の奥の受付で鍵を貰う。
「一部屋でいい。あと、新婚旅行中だから誰も立ち入らないでくれ。用があれば、こちらから伝える」
「は、はいっ!娘にもよくいい聞かせます」
背後で娘の泣き声が聞こえたが、完全に無視したウェダーはシャーリーとそそくさと部屋に向かった。
ウェダーからすれば、念願の二人っきりなのだ。
本来なら、抱き上げて走り出したいのを自制している位だった。
扉を開けると、見覚えのある部屋……シャーリーが初めて結ばれた、この宿の一等室。
一か月程度しか経っていないはずなのに、懐かしさとむずむずとした羞恥心で、居心地が悪くキョロキョロしてしまう。
そんなシャーリーの視界が、突然高くなる。
「こらこらこら!ちょっと、ウェダーさん!」
無言でスタスタと縦抱きされて運ばれたかと思ったら、ボスンとベッドに降ろされた。
抗議しようと、身をひねった途端に両手首を抑え込まれ、シーツに縫い付けられた。
「ひぇっ……あの、まだやっと夕方なんで……」
「シャーリー……俺はとても頑張ったと思う。事件も解決したし、ひねくれエルフも森に送り届けた」
「はい、とても活躍していたカッコよかったです」
これは正直な感想だ。
電光石火のごとく、ロクに休まずに彼は駆けずり回り、例のキャサリンにも耐えて任務を完遂した。
キャサリン一家は、父親ともども現在は国に捕らえられ、厳重に取り調べを受けている。
ただしドフやウェダーから、末の妹の嘆願書が提出されたと聞いた。
彼女は、家族達の悪行を憂いたからこそ、王子に密告したくて父親に王子の婚約者になりたいと強請ったそうだ。
幼い彼女なりの、精一杯の知恵だったのだと判明したのと、食事をロクに与えられないベネの命を、隠れた差し入れで繋いだのも妹だったと判明したからだ。
キャサリンは正気を失っており、母親はその面倒を共に見る為に島流しに遭うのだと言う。
父親に関しては、処刑を免れないというのが、世間の評価だった。
全ては確かに解決した。
キャサリンについては思う所もあるが、既に自分の手の届く事ではなくなった。
ともかく今は、自然な動きで的確に服を脱がしにかかる元騎士隊長を止めるのに、必死だった。
「ウェダーさん。いきなりすぎます!」
「シャーリーご褒美だ」
シャーリーは、仰ぎみたウェダーの色気に唾を呑む。
人の上にまたがるように乗り、太ももでちゃんと腰を押さえてかかる器用さもさる事ながら、久しぶりの蜜愛に怯えが走る。
「せめてシャワーを……」
懇願するシャーリーの言葉は、軽く聞き流された。
ズボンのみを残し、鍛えられた上半身を晒したウェダーは、既にボタンを外したシャーリーの上着を無理やりはぎ取った。
手つきこそ優しいが、やっている事は強引でしかない。
「時間が惜しい……ずっとシャーリーを我慢してたんだ。わかるか?この俺が……お前にだけは我慢が効かない本能を、無理やり殺したのも今の為だ」
シャーリーの喉が緊張でゴクリと鳴った。
小刻みに指先が震えてしまうのは、羞恥ではなく期待からなのか、自分でもわからない。
ただ、引き寄せられる……この人に。
「ご褒美だシャーリー。どれだけ我慢したと思ってるんだ。次に我慢するのは、子が宿った時だけだ」
「それがですね、マーロさんに避妊のことを聞いたんです」
魔法の基礎授業の際に、人やエルフの魔力の違いなど、知識の基礎から仕込まれた。
その流れで、ずっと不安だったエルフと人の子の妊娠率を聞いたのだ。
「奥方に何を聞いたんだ?」
「だって、ずっとウェダーさんは私を孕ませようとしてくるから……私の両親もエルフと人のカップルですけど、本当なら子供が出来るのは奇跡なんだと聞きました」
「ああ、世間一般ではそうだな。他種族同士の妊娠率は低い」
「はい、だから無理に子作りしなくても、いいと思うんです」
だから、晩御飯を食べに行きましょう……と、切り出すつもりが、なぜか一瞬呆れた顔をされた。
「えっ?私また、何か間違えた?でも、以前はともかく今は前向きに赤ちゃんも考えてるんです……って、聞いてますか!なんで下も脱がせ……きゃっ!」
足先からスカートを抜き取られ、とうとう下着姿になった愛しいエルフを、ウェダーは舌なめずりをして目を細めた。
その目の光に、ついシャーリーは怯えてしまうが、それすらも嗜虐心をそそられ、ウェダーの興奮は高まるばかり。
そのまま顔を近づけて、互いの呼吸が感じる距離……一つに重なる寸前で、ウェダーはあどけない笑顔を見せた。
「俺が抱きたいのが、子作りの為だと思ってるなら、ご褒美ついでにお仕置きが必要かな?」
「どうして!あっ、だめ!首噛んじゃヤダ!」
ジタバタと重くのしかかってる大きな体を押し返すも、いつものごとくビクともしない。
むしろ、その抵抗こそがウェダーにとって愛撫と同じ。
首元から何度かに分けて、軽く噛み跡を残していく。
シャーリーの白い肌が、桃色に染まり息も上がり胸が大きく弾んだ。
耳元で低く囁くウェダーの声が、脳まで蕩けさせた。
「愛してる。だから抱きたい」
「……あっ、ん」
撫でるように何度か胸を手で楽しまれ、長く節だった指先が、尖りを帯びてきた胸の実を下着の上から見つけ出す。
爪先で生地の上からカリカリと刺激され、シャーリーは久方ぶりの感覚に、身体が反応を始めた。
「わ、私も、好き。だから、ああん……虐めないでぇ」
既に涙目で悶えるシャーリーに、ウェダーの下半身は痛いばかりだ。
そんな男の生理的苦痛など、知らぬとばかりに、この天然の小悪魔は自分を翻弄させるのだ。
襲っているのは自分なのに、いつも最後は自分が溺れてしまう。
「愛してる、愛してるシャーリー」
その言葉しかでないままに、すでに愛に溺れたウェダーが全てをさらけ出す。
心も体も、醜さも弱さも、いい部分だけ彼女に見せて見栄を張りたいのに、彼女の純粋さと尊さを前に、すぐに気取った仮面は剥がされる。
それこそが喜びとなり、彼女が俺の番であった幸福だ。
すでに潤んだ花園に、下着の隙間から指先を入れてやると、グチュリと淫らな音がする。
自分でも聞こえたのだろう。
長い耳をピクピクとさせ、さくら色の唇からは、甘い吐息と鳴き声を、か細く紡ぐ。
感無量のウェダーは、シャーリーの敏感な反応に狂わされるように快楽に沈む。
それに引き摺られるかのごとく、シャーリーも堕ちていった。
「凄い……音聞こえるか?シャーリーの蜜がこんなに」
「言わないでっ、やだっ、やぁ」
可愛く顔を背ける姿こそ逆効果だ。
この無垢なエルフは、どれだけ抱いても未だに学ばない。
だからこそ執拗に責め立てられるのだと、理解していない無知さこそ愛しいばかり。
本当なら、一滴残らず蜜をすすり、シャーリーの声が枯れるまで焦らしたいのだが、流石にウェダーは限界だった。
一か月近くも我慢したのだ。
爆発しそうな分身を、はやく熱い肉のうねりに埋め込みたい。
頭の中は獣と化し、その事で一杯だ。
「はっ……何が隊長だ。俺はシャーリーの前では、本当にただの男でしかないな」
「ウェダーさん、んぁっ……ど、どうした、の」
突然、自嘲するウェダーに、シャーリーはブルブルと震える手を頸に回す。
快感に打ち震えながらも、心配してくれたシャーリーに、ウェダーは優しく唇を重ねた。
より深く繋がるように顔に手をかけ、舌を絡ませる。
下ではウェダーが指先を突き刺しかき混ぜるたびに、すでに泡がたつほどに濡れそぼる。
火照る身体は、柔らかく熱を帯び、どこを噛んでもウェダーにはご馳走だ。
たっぷりと小さな舌を堪能して、互いの唾液が橋を作るように繋がり、零れた。
「入れてもいいか?」
洒落た言葉も、気遣いも出来ない。
ただ無茶苦茶にしないように、抑えるのが精一杯だった。
最後の理性の綱を必死に繋ぎ止め、ウェダーはシャーリーに許しを請うた。
初めての晩に彼女を強引に奪った。
だから優しく抱く、そう決めたはずなのに……。
コクリと小さくシャーリーが頷いたと同時に、ズブリと太い幹がねじり込まれた。
水音と泡を出して、力強く熱い肉を押し分けていく。
「あうっ、あっ!お、大きいっからあっ!」
逃げようとする細い腰を両手でつかみ、ドスンと腰に体重をかけた。
途端に、中が痙攣し収縮する。
「あっ――っ!!」
「くっ、締まる」
引き絞られた引き金を、発射しないように必死で耐えた。
それ程の衝撃だった。
少し間を開けただけで、また生娘のように硬くなった肉を今からほぐしていく。
再び、自分の形を教え込むために、ウェダーは額の汗すら放置して動きを再開した。
その部屋には、誰も近づかなかった。
そのまま夜を過ごし、朝になっても、ウェダーはシャーリーを貪り続けた。
力をなくして身体が支えられなくなっても、ウェダーは一人喜びのままに、シャーリーを抱き続けた。
意識をなくしては目覚めさせられ、少しの睡眠ののち、また抱かれる。
それは、朝になっても終わることなどない。
執拗な愛に、ウェダーの想いの深さを思い知らされる。
「はうっ、あっ、無理ぃ、ごはん、食べたい、ひっ」
「ほら、だから食べて?スープは?こぼしても舐めとってあげるから」
「んっ、いやっ、変態っ、馬鹿……ウェダーさんなんか……そこ、ダメ――!」
膝の上に座らせられながら、気絶している間に用意された食事を提供された。
ただし、挿入されたまま赤子のように、食事の介護をされる。
少し動くと、中に埋まっているウェダーの雄の先が気持ちいい部分を擦っていく。
とてもじゃないが、食事など集中できず、降りれぬように片腕はがっしりと腰に回って抑えている。
「んっ、んんっ!」
「ほら、口移しなら零さない。
スープをそのまま口から注がれ、唇の端から零れた途端に舐めとられる。
ここまで人の営みは淫らなものかと、シャーリーは怯んでいた。
人の世界で、恋人同士なら当然だと教えられ、無知なシャーリーは素直に受け入れようと、これでも頑張っているのだ。
ただ、あまりにも、与えられる気持ちよさが多すぎて無理、もう限界なんか通り超えている。
「愛してるからっ、もうわかったから」
「何がわかった?」
尋ねられ、必死でシャーリーは言葉を紡ぐ。
「私も愛してます……ひっ、深いっ、ダメっ、そこダメ」
「ダメじゃなくて、イイ……だよな?なら結婚しよう」
「する、するからぁ……」
「赤ん坊も生んでくれよ、ああ、冒険したいんだよな?すぐにじゃなくていい」
「産む、産むけど……いっぱいしても、赤ちゃん出来るか、わからな……ひっひっ!」
大きく、そして小さく何度も揺られては、また大きく深く貫かれ、腰は何度も砕けている。
あげくに、中が痙攣してイクのがわかるのか、絶頂が近づくたびに一番敏感な、花園の芽を指先でグリッとつままれたり、指先で強く押されたりする。
そうすると、刺激が強すぎて、潮を吹きながら軽い絶頂を何度も強制はされるものの、奥底の熱い塊は弾けそこない、すぐにまた快楽のループに入る。
感じすぎるのは地獄だ。
思考も視野も、全て溶けて滲んで、ただグズグズと泣くばかり。
しがみつけるのは、ウェダーだけ。
盛り上がった筋肉の身体に、爪をたて助けを求めるようにシャーリーは絡みつく。
ピンと伸びた足先すら、彼の口に含まれ甘噛みされた。
この身体で彼の触れていない場所など、ありもしない。
「どうして、こんなに気持ち……いい」
ただ本能で心を素直にさらけだすシャーリーに、やっと同じところまで堕ちてきたかとウェダーが満足気に言った。
「俺の番だからだ。それとな、シャーリー」
ズンズンと弱めていたリズムも速めていく。
そろそろトドメとばかりに、奥底の弱い部分に先を押し込み刺激してやると、シャーリーは魚のように跳ね嬌声をあげた。
「番同士なら、別種族でも子は出来やすい」
「んぁ、あああっ、あっあっ!」
言葉は届いているだろうか?
愛しい番が、これでもかと足まで絡めて密着してきた。
身体は正直で、より深く貪欲に、最後の絶頂に向かって共に駆け抜ける。
パンパンと打ち合う音だけが、爛れた部屋に響き渡り、そしてその時を迎える。
「注いでやる!」
「熱いっ、ぅああ――――っ!」
大きな雷に打たれ、全身が宙に浮いた錯覚と共に、中に大量に注がれた。
既に数えきれない程出されているのに、その量は半端ではなく、すでにシャーリーの器からコポコポと流れ出る始末。
瞼の裏に、白い閃光が走り、バチバチと大きな波にさらわれたシャーリーは意識を失う。
こうして、二人の蜜月は一旦終了となった。
「俺が冒険者になるのは、ギルドにとって何か不利益でも?」
あえて小首をかしげてウェダーが尋ねると、途端に顔を赤くした受付がブンブンと顔を横に振る。
「とんでもないです!Sランク確定の優秀な冒険者の登録は、大歓迎です!」
「まあ、別にそこは気にしてないかな?そこそこ食っていく程度でいい」
誰もが憧れるランクを鼻であしらい、出来上がったカードをシャーリーに渡した。
そこには、確かに登録が完了したウェダーの情報が記載されていた。
「ウェダー・ウェールズ……剣士登録で、騎士団のカードより詳細ですね。利き腕は両方って器用ですね」
「スキルより利き腕か……目の付け所が、違うなぁ。流石は俺の可愛いシャーリーだ」
本来ならみるべきスキルではなく、そこに着眼したのには理由がある。
見る必要がないからだ。
一覧に続くスキル適正は、全てBからAを突破している。
鍛錬して積み上げたランクもあるだろうが、全ての人が最終目的に目指すスキルを既にマスターしているのだから。
ちなみにシャーリーは魔法適正が変更となり、ついでに書き換えを頼むとランクBに変更された。
その喜びを噛み締めるより、ウェダーへの驚愕が勝っている。
「これでいつでも、一緒に冒険に行けるな。とりあえず今夜は宿に向かおう」
「なんで……どうして」
簡単に騎士を捨てたウェダーがわからず、シャーリーは頭が真っ白になっていた。
そんな彼女を誘導して、またもや懐かしい宿に到着する。
ウェダーの姿を見るなり、宿の娘は笑顔で出迎えた。
「お帰りなさいませ騎士様!」
だが、宿の娘を無視してウェダーはシャーリーの腰を抱き、密着したまま宿の奥の受付で鍵を貰う。
「一部屋でいい。あと、新婚旅行中だから誰も立ち入らないでくれ。用があれば、こちらから伝える」
「は、はいっ!娘にもよくいい聞かせます」
背後で娘の泣き声が聞こえたが、完全に無視したウェダーはシャーリーとそそくさと部屋に向かった。
ウェダーからすれば、念願の二人っきりなのだ。
本来なら、抱き上げて走り出したいのを自制している位だった。
扉を開けると、見覚えのある部屋……シャーリーが初めて結ばれた、この宿の一等室。
一か月程度しか経っていないはずなのに、懐かしさとむずむずとした羞恥心で、居心地が悪くキョロキョロしてしまう。
そんなシャーリーの視界が、突然高くなる。
「こらこらこら!ちょっと、ウェダーさん!」
無言でスタスタと縦抱きされて運ばれたかと思ったら、ボスンとベッドに降ろされた。
抗議しようと、身をひねった途端に両手首を抑え込まれ、シーツに縫い付けられた。
「ひぇっ……あの、まだやっと夕方なんで……」
「シャーリー……俺はとても頑張ったと思う。事件も解決したし、ひねくれエルフも森に送り届けた」
「はい、とても活躍していたカッコよかったです」
これは正直な感想だ。
電光石火のごとく、ロクに休まずに彼は駆けずり回り、例のキャサリンにも耐えて任務を完遂した。
キャサリン一家は、父親ともども現在は国に捕らえられ、厳重に取り調べを受けている。
ただしドフやウェダーから、末の妹の嘆願書が提出されたと聞いた。
彼女は、家族達の悪行を憂いたからこそ、王子に密告したくて父親に王子の婚約者になりたいと強請ったそうだ。
幼い彼女なりの、精一杯の知恵だったのだと判明したのと、食事をロクに与えられないベネの命を、隠れた差し入れで繋いだのも妹だったと判明したからだ。
キャサリンは正気を失っており、母親はその面倒を共に見る為に島流しに遭うのだと言う。
父親に関しては、処刑を免れないというのが、世間の評価だった。
全ては確かに解決した。
キャサリンについては思う所もあるが、既に自分の手の届く事ではなくなった。
ともかく今は、自然な動きで的確に服を脱がしにかかる元騎士隊長を止めるのに、必死だった。
「ウェダーさん。いきなりすぎます!」
「シャーリーご褒美だ」
シャーリーは、仰ぎみたウェダーの色気に唾を呑む。
人の上にまたがるように乗り、太ももでちゃんと腰を押さえてかかる器用さもさる事ながら、久しぶりの蜜愛に怯えが走る。
「せめてシャワーを……」
懇願するシャーリーの言葉は、軽く聞き流された。
ズボンのみを残し、鍛えられた上半身を晒したウェダーは、既にボタンを外したシャーリーの上着を無理やりはぎ取った。
手つきこそ優しいが、やっている事は強引でしかない。
「時間が惜しい……ずっとシャーリーを我慢してたんだ。わかるか?この俺が……お前にだけは我慢が効かない本能を、無理やり殺したのも今の為だ」
シャーリーの喉が緊張でゴクリと鳴った。
小刻みに指先が震えてしまうのは、羞恥ではなく期待からなのか、自分でもわからない。
ただ、引き寄せられる……この人に。
「ご褒美だシャーリー。どれだけ我慢したと思ってるんだ。次に我慢するのは、子が宿った時だけだ」
「それがですね、マーロさんに避妊のことを聞いたんです」
魔法の基礎授業の際に、人やエルフの魔力の違いなど、知識の基礎から仕込まれた。
その流れで、ずっと不安だったエルフと人の子の妊娠率を聞いたのだ。
「奥方に何を聞いたんだ?」
「だって、ずっとウェダーさんは私を孕ませようとしてくるから……私の両親もエルフと人のカップルですけど、本当なら子供が出来るのは奇跡なんだと聞きました」
「ああ、世間一般ではそうだな。他種族同士の妊娠率は低い」
「はい、だから無理に子作りしなくても、いいと思うんです」
だから、晩御飯を食べに行きましょう……と、切り出すつもりが、なぜか一瞬呆れた顔をされた。
「えっ?私また、何か間違えた?でも、以前はともかく今は前向きに赤ちゃんも考えてるんです……って、聞いてますか!なんで下も脱がせ……きゃっ!」
足先からスカートを抜き取られ、とうとう下着姿になった愛しいエルフを、ウェダーは舌なめずりをして目を細めた。
その目の光に、ついシャーリーは怯えてしまうが、それすらも嗜虐心をそそられ、ウェダーの興奮は高まるばかり。
そのまま顔を近づけて、互いの呼吸が感じる距離……一つに重なる寸前で、ウェダーはあどけない笑顔を見せた。
「俺が抱きたいのが、子作りの為だと思ってるなら、ご褒美ついでにお仕置きが必要かな?」
「どうして!あっ、だめ!首噛んじゃヤダ!」
ジタバタと重くのしかかってる大きな体を押し返すも、いつものごとくビクともしない。
むしろ、その抵抗こそがウェダーにとって愛撫と同じ。
首元から何度かに分けて、軽く噛み跡を残していく。
シャーリーの白い肌が、桃色に染まり息も上がり胸が大きく弾んだ。
耳元で低く囁くウェダーの声が、脳まで蕩けさせた。
「愛してる。だから抱きたい」
「……あっ、ん」
撫でるように何度か胸を手で楽しまれ、長く節だった指先が、尖りを帯びてきた胸の実を下着の上から見つけ出す。
爪先で生地の上からカリカリと刺激され、シャーリーは久方ぶりの感覚に、身体が反応を始めた。
「わ、私も、好き。だから、ああん……虐めないでぇ」
既に涙目で悶えるシャーリーに、ウェダーの下半身は痛いばかりだ。
そんな男の生理的苦痛など、知らぬとばかりに、この天然の小悪魔は自分を翻弄させるのだ。
襲っているのは自分なのに、いつも最後は自分が溺れてしまう。
「愛してる、愛してるシャーリー」
その言葉しかでないままに、すでに愛に溺れたウェダーが全てをさらけ出す。
心も体も、醜さも弱さも、いい部分だけ彼女に見せて見栄を張りたいのに、彼女の純粋さと尊さを前に、すぐに気取った仮面は剥がされる。
それこそが喜びとなり、彼女が俺の番であった幸福だ。
すでに潤んだ花園に、下着の隙間から指先を入れてやると、グチュリと淫らな音がする。
自分でも聞こえたのだろう。
長い耳をピクピクとさせ、さくら色の唇からは、甘い吐息と鳴き声を、か細く紡ぐ。
感無量のウェダーは、シャーリーの敏感な反応に狂わされるように快楽に沈む。
それに引き摺られるかのごとく、シャーリーも堕ちていった。
「凄い……音聞こえるか?シャーリーの蜜がこんなに」
「言わないでっ、やだっ、やぁ」
可愛く顔を背ける姿こそ逆効果だ。
この無垢なエルフは、どれだけ抱いても未だに学ばない。
だからこそ執拗に責め立てられるのだと、理解していない無知さこそ愛しいばかり。
本当なら、一滴残らず蜜をすすり、シャーリーの声が枯れるまで焦らしたいのだが、流石にウェダーは限界だった。
一か月近くも我慢したのだ。
爆発しそうな分身を、はやく熱い肉のうねりに埋め込みたい。
頭の中は獣と化し、その事で一杯だ。
「はっ……何が隊長だ。俺はシャーリーの前では、本当にただの男でしかないな」
「ウェダーさん、んぁっ……ど、どうした、の」
突然、自嘲するウェダーに、シャーリーはブルブルと震える手を頸に回す。
快感に打ち震えながらも、心配してくれたシャーリーに、ウェダーは優しく唇を重ねた。
より深く繋がるように顔に手をかけ、舌を絡ませる。
下ではウェダーが指先を突き刺しかき混ぜるたびに、すでに泡がたつほどに濡れそぼる。
火照る身体は、柔らかく熱を帯び、どこを噛んでもウェダーにはご馳走だ。
たっぷりと小さな舌を堪能して、互いの唾液が橋を作るように繋がり、零れた。
「入れてもいいか?」
洒落た言葉も、気遣いも出来ない。
ただ無茶苦茶にしないように、抑えるのが精一杯だった。
最後の理性の綱を必死に繋ぎ止め、ウェダーはシャーリーに許しを請うた。
初めての晩に彼女を強引に奪った。
だから優しく抱く、そう決めたはずなのに……。
コクリと小さくシャーリーが頷いたと同時に、ズブリと太い幹がねじり込まれた。
水音と泡を出して、力強く熱い肉を押し分けていく。
「あうっ、あっ!お、大きいっからあっ!」
逃げようとする細い腰を両手でつかみ、ドスンと腰に体重をかけた。
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「あっ――っ!!」
「くっ、締まる」
引き絞られた引き金を、発射しないように必死で耐えた。
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再び、自分の形を教え込むために、ウェダーは額の汗すら放置して動きを再開した。
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力をなくして身体が支えられなくなっても、ウェダーは一人喜びのままに、シャーリーを抱き続けた。
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「ほら、だから食べて?スープは?こぼしても舐めとってあげるから」
「んっ、いやっ、変態っ、馬鹿……ウェダーさんなんか……そこ、ダメ――!」
膝の上に座らせられながら、気絶している間に用意された食事を提供された。
ただし、挿入されたまま赤子のように、食事の介護をされる。
少し動くと、中に埋まっているウェダーの雄の先が気持ちいい部分を擦っていく。
とてもじゃないが、食事など集中できず、降りれぬように片腕はがっしりと腰に回って抑えている。
「んっ、んんっ!」
「ほら、口移しなら零さない。
スープをそのまま口から注がれ、唇の端から零れた途端に舐めとられる。
ここまで人の営みは淫らなものかと、シャーリーは怯んでいた。
人の世界で、恋人同士なら当然だと教えられ、無知なシャーリーは素直に受け入れようと、これでも頑張っているのだ。
ただ、あまりにも、与えられる気持ちよさが多すぎて無理、もう限界なんか通り超えている。
「愛してるからっ、もうわかったから」
「何がわかった?」
尋ねられ、必死でシャーリーは言葉を紡ぐ。
「私も愛してます……ひっ、深いっ、ダメっ、そこダメ」
「ダメじゃなくて、イイ……だよな?なら結婚しよう」
「する、するからぁ……」
「赤ん坊も生んでくれよ、ああ、冒険したいんだよな?すぐにじゃなくていい」
「産む、産むけど……いっぱいしても、赤ちゃん出来るか、わからな……ひっひっ!」
大きく、そして小さく何度も揺られては、また大きく深く貫かれ、腰は何度も砕けている。
あげくに、中が痙攣してイクのがわかるのか、絶頂が近づくたびに一番敏感な、花園の芽を指先でグリッとつままれたり、指先で強く押されたりする。
そうすると、刺激が強すぎて、潮を吹きながら軽い絶頂を何度も強制はされるものの、奥底の熱い塊は弾けそこない、すぐにまた快楽のループに入る。
感じすぎるのは地獄だ。
思考も視野も、全て溶けて滲んで、ただグズグズと泣くばかり。
しがみつけるのは、ウェダーだけ。
盛り上がった筋肉の身体に、爪をたて助けを求めるようにシャーリーは絡みつく。
ピンと伸びた足先すら、彼の口に含まれ甘噛みされた。
この身体で彼の触れていない場所など、ありもしない。
「どうして、こんなに気持ち……いい」
ただ本能で心を素直にさらけだすシャーリーに、やっと同じところまで堕ちてきたかとウェダーが満足気に言った。
「俺の番だからだ。それとな、シャーリー」
ズンズンと弱めていたリズムも速めていく。
そろそろトドメとばかりに、奥底の弱い部分に先を押し込み刺激してやると、シャーリーは魚のように跳ね嬌声をあげた。
「番同士なら、別種族でも子は出来やすい」
「んぁ、あああっ、あっあっ!」
言葉は届いているだろうか?
愛しい番が、これでもかと足まで絡めて密着してきた。
身体は正直で、より深く貪欲に、最後の絶頂に向かって共に駆け抜ける。
パンパンと打ち合う音だけが、爛れた部屋に響き渡り、そしてその時を迎える。
「注いでやる!」
「熱いっ、ぅああ――――っ!」
大きな雷に打たれ、全身が宙に浮いた錯覚と共に、中に大量に注がれた。
既に数えきれない程出されているのに、その量は半端ではなく、すでにシャーリーの器からコポコポと流れ出る始末。
瞼の裏に、白い閃光が走り、バチバチと大きな波にさらわれたシャーリーは意識を失う。
こうして、二人の蜜月は一旦終了となった。
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