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第41話「百体めの次は、百一体め」【アキオ】
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僕らは、ハルオの後ろに続いて要塞研究所のさらに奥へと入り込んでゆく。
通路は人工の洞窟となって、より深いところへと降っている。
そこには液体化した夜の闇が、重たく淀んでいた。
ハルオの手にした小さなハンドライトが、その闇に亀裂を生じさせる。
ハルオはその細くて狭い通路を、奥へ進む。
いつしかとても深い所へ入り込んでしまったような、気がした。
唐突に、目の前へ扉が現れる。
頑丈な鉄製の扉で、金庫のようなダイヤル錠がついていた。
ハルオはそのダイヤル錠を解錠して、重い扉を開く。
僕らはまた開けた場所に、出た。
しかし今度の場所は、さほど天井は高くない。
冥界に続くかのように静かな海が、下に広がっている。
一体何が発光しているのかはよく判らないが、黄昏時の薄暮があたりを支配していた。
僕とナツはその海を見て、息を飲んだ。
海の表面には、卵形をした物体が無数に並んでいる。
それは、ハルオの手にしているものと同じ形をしていた。
「まさか、これは」
ハルオは手にしていた卵形の黒竜式を、海に置き他の卵形をした物と並べた。
そして、笑みを浮かべつつ頷く。
「お前の予想通りだよ、アキオ」
ハルオは、卵形の物体に埋め尽くされた海を手で指し示す。
「これは全部黒竜式だ。全部で百一体ある」
「これが全部、ゴジラサウルスになるっていうんじゃないでしょうね」
「当たり前だ」
ハルオは、鼻で笑う。
「こいつらは、百一体のゴジラサウルスになる」
「百一っていったらさ」
ナツは、口を歪めて笑う。
「やっぱり、ゴジラサウルスじゃなくてダルメシアンじゃあないの?」
ハルオは、肩をすくめた。
「ゴジラサウルスだろうとダルメシアンだろうと、百体めの次は百一体めなんだよ」
ナツは、感心したように頷く。
僕は、思わず苦笑する。
「それにしても、こいつら全部がさっきみたいなプラズマ砲を装備してるんですかね」
ハルオは、鋭く僕を見た。
「まあ、そういうことだな」
僕は、うなる。
なるほど、こいつらなら大量破壊兵器と言えそうだ。
東京にこいつらが上陸すれば、街は火の海に沈むだろう。
「こいつらを制御するコアブロックが、ナツに埋め込まれているわけですね」
ハルオは何も言わず、凄みのある笑みを浮かべた。
通路は人工の洞窟となって、より深いところへと降っている。
そこには液体化した夜の闇が、重たく淀んでいた。
ハルオの手にした小さなハンドライトが、その闇に亀裂を生じさせる。
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いつしかとても深い所へ入り込んでしまったような、気がした。
唐突に、目の前へ扉が現れる。
頑丈な鉄製の扉で、金庫のようなダイヤル錠がついていた。
ハルオはそのダイヤル錠を解錠して、重い扉を開く。
僕らはまた開けた場所に、出た。
しかし今度の場所は、さほど天井は高くない。
冥界に続くかのように静かな海が、下に広がっている。
一体何が発光しているのかはよく判らないが、黄昏時の薄暮があたりを支配していた。
僕とナツはその海を見て、息を飲んだ。
海の表面には、卵形をした物体が無数に並んでいる。
それは、ハルオの手にしているものと同じ形をしていた。
「まさか、これは」
ハルオは手にしていた卵形の黒竜式を、海に置き他の卵形をした物と並べた。
そして、笑みを浮かべつつ頷く。
「お前の予想通りだよ、アキオ」
ハルオは、卵形の物体に埋め尽くされた海を手で指し示す。
「これは全部黒竜式だ。全部で百一体ある」
「これが全部、ゴジラサウルスになるっていうんじゃないでしょうね」
「当たり前だ」
ハルオは、鼻で笑う。
「こいつらは、百一体のゴジラサウルスになる」
「百一っていったらさ」
ナツは、口を歪めて笑う。
「やっぱり、ゴジラサウルスじゃなくてダルメシアンじゃあないの?」
ハルオは、肩をすくめた。
「ゴジラサウルスだろうとダルメシアンだろうと、百体めの次は百一体めなんだよ」
ナツは、感心したように頷く。
僕は、思わず苦笑する。
「それにしても、こいつら全部がさっきみたいなプラズマ砲を装備してるんですかね」
ハルオは、鋭く僕を見た。
「まあ、そういうことだな」
僕は、うなる。
なるほど、こいつらなら大量破壊兵器と言えそうだ。
東京にこいつらが上陸すれば、街は火の海に沈むだろう。
「こいつらを制御するコアブロックが、ナツに埋め込まれているわけですね」
ハルオは何も言わず、凄みのある笑みを浮かべた。
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