白百合姉妹

ルサルカ

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第七話

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 彼女は少年の手を引き、隣の部屋の扉を開く。
 隣の部屋は、闇に満たされた小さな部屋である。
 天井から幾つかの小さなランタンが吊るされており、夜空に輝く星のように見えた。
 その小さなランタンが放つ星あかりのような光に、ベッドか照らされ浮かび上がっている。
 それは、闇の中を渡る白い船のようであった。
 少年と彼女は、向かい合ってベッドに座る。
 少年は、感心したように言葉を発した。

「あなたの瞳は、まるでアメジストのように輝いている」

 彼女は、そっと笑うと頷いた。

「滅びが近づくと、赤みが増す。もうすぐ、真紅に染まるだろうよ。だからその前に、やっておくことがあるのだ」

 そういうと彼女は少年のかんばせへ手を伸ばすと、自らの顔へと引き寄せる。
 そして、彼女は黒い顔の中に浮かぶ一片の薔薇がごとく赤く輝く唇へ、口づけをした。
 ふたりの舌は絡み合い、口腔の中で踊るように蠢く。
 彼女は、熱い吐息を漏らす。
 彼女は夜のように黒い肌をした少年の首筋へと舌を這わせながら、少年の服を剥ぎ取っていく。
 そして自らも服を脱ぎ、雲の中から輝く月が姿を現すように白い裸身を露わにした。
 白い肌を曝け出した彼女は、再び少年の唇へ自身の唇を重ねながら黒い肌と白い肌を重ねる。
 二人は黒い百合と白い百合が触れ合うように、裸体を絡めあった。
 彼女は少し喘ぎながら、少年の下腹に向かって手を伸ばす。
 そこにある固く屹立したものへ、指を這わせた。
 そこの先端は桜色に輝き、濡れて震えている。
 彼女は形を確かめるように流線型をしたその器官を、指先で撫でてゆく。
 少年がため息を漏らし、屹立したものが彼女の指から逃れるように動いたが、彼女はしっかりとそこを握りしめさらに強く指で愛撫する。
 桜色の先端が形を変えながら、どろりと涙のような蜜が溢れてゆく。
 少年の身体が押し倒されてベッドに横たわり、彼女はその少年の上に跨った。
 彼女は自身の下腹にあり蜜を滴らせながら熱く息づく花弁へ、少年の屹立したものを擦り付ける。
 少年が声をあげて呻き、屹立したものの先端を彼女の花弁にある亀裂へ潜り込ませようとした。
 彼女は少年のものをしっかり握ると、それが自身の中へと入りこまないように押さえつける。
 彼女と少年は喘ぎながら互いの熱く濡れた部分を押し付け合い、身体の奥で白く輝く塊が膨れ上がってゆくのを待つ。
 彼女は自身の中で昂り荒ぶるものに、屈しなように意識を保つ。
 少年のものは強く花弁に押し付けられ、その奥へと潜り込もうとするが快楽のうねりを彼女は押さえつけて、入口から先に進まないよう留める。
 彼女は頭の中を白く輝く塊が満たしてゆくのを、感じた。
 肝心なのは、快楽に屈しないことだと彼女は思う。
 やがて少年が声を放ち、身体を痙攣させる。
 彼女の頭の中で、白い塊が炸裂し痺れるような感覚が身体を満たしてゆくのを感じた。
 彼女は、少年の身体から身を離す。
 少年は、呻きながら身を捩らせる。
 少年の身体が熱せられた蝋のように滑らかに溶けてゆき、形を変えていった。
 背には大きな翼が広げられ、臀部から蛇のような尾が姿を現す。
 首が伸びてゆき、顔が細長く変形する。
 少年は、漆黒の竜へと姿を変えた。
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