14 / 66
合格者
しおりを挟む
部屋に入ってもグレン団長に抱っこされたままだ。
中にはシスターと3人の合格者が居た。
ルカ団長は手続きの為に仕事に戻ったみたい。
「エマ。グレン団長にバイバイしなさい」
シスターに言われたら離れるしかない。
グレン団長ともここでお別れか。
寂しいな。って思ってると
「エマ、また会いたくなったら来ればいいし、俺も会いに行くから。」
恋人みたいな事を言うグレン団長。
私が転生者じゃなかったら惚れてますよ。
本当に。
「絶対会いに来てね。」
そう言ってグレン団長とバイバイして、シスターの隣に座る。
合格者は反対側に3人座ってる。
ナタリーさんは一足先に孤児院に帰って残ってるメンバーに報告、3人の休憩スペースとか作業スペース、部屋の確認をするらしい。
合格した3人は1週間後から孤児院で働くことになるみたい。
シスターは必要なもの、孤児院のルールの確認、孤児院に準備してほしい物、分からないことを質問、孤児院の子供達について簡単にまとめた資料なんかを渡していた。
キリト団長はなんか難しいこと話してた。
今日は濃い1日だったなぁ~
って余韻に浸ってぼーっとしてる私。
異世界転生者って良く日記とか書いてるけどなんかその気持ち分かる。
まぁ私は書かないけど。
にしても100歳と20代後半と6歳の私が今日は代わる代わる出て来たな。いろんな感情になってちょっと不思議。
もう少ししたらこの感じも違和感なく受け入れられるのかな。
そんなことを考えてると、
「皆さんご存知かと思いますが、この子はエマと言います。魔法の事は他言無用でお願いします。
エマは孤児院に着いたらお話をしましょうね。
ではエマ、挨拶を」
えっ私孤児院に着いたらお話あるの?めんどくさぁい
ジト目でシスターをみたけどかわされた。
起立
「エマです。今日は見学させていただきまして、誠にありがとうございました。これから孤児院での護衛、宜しくお願い致します。」
礼、着席
ここでしっかり挨拶しとけばシスターも孤児院でのお話はゆるくしてくれるかもって思ったけど
合格者3人からの反応ない。
?
なに?どうしたのぉ~キリト団長もこっちを見てるし
もぉ~なに~
するとシスターが
「この子はうちの孤児院に来た時から、大人らしい挨拶ができる子なんです。
他の子供達はまだ勉強中なので、そこら辺も資料に記載してあります。後で確認しておいてください。」
へぇーそんな事も資料に書いてあるんだ。シスターやるぅ!
てか私ってそんな評価だったんだね。
前世の仕事は接客業が多かったし、宝石を販売してた経験が長いから、ちゃんと話そうって思うと自然にそうなっちゃうんだよね。
確かに6歳の内容ではないな。
まぁめんどくさいし、そういう子ってなってるからいっか。
それから3人も挨拶してくれた。
簡単に説明すると、
茶髪 ブレイクさん 騎士
紺髪 エリオットさん 騎士
金髪 フィンさん 魔法使い
って感じ。
これから仲良くなれたらいいなぁ。
挨拶も終わったから解散かと思ってたら、今日は3人も孤児院で夕食を取るらしい。
いきなり!!
ちなみに孤児院によって違いはあるけど、騎士団孤児院は基本シフト制だ。
受付嬢のナタリーさんは住み込みだけど、もう1人の受付嬢さんとシスターは家庭があるからね。
今日合格した3人もシフト制になってる。
ブレイクさんは35歳のベテランで既婚者
エリオットさんは28歳の訳あり バツイチ
フィンさんは25歳で未婚 恋人募集中
らしい。
私は騎士団ってだけで割増でカッコいいって思ってるから、エリオットさんもフィンさんもその気になればすぐ結婚できると思う。
実際、この世界で騎士団は1番目にモテる職業みたい。
強い男の人ってカッコいいよね。
ついでに言うと、
1位は騎士団
2位が王族・公爵家
3位が学校の先生
王族とか公爵家より順位が高いのは手が届きやすそうだからじゃないかなって思ってる
改めて説明すると、騎士団って騎士だけで構成されるイメージがあるかもしれないけど、この世界の騎士団は騎士も魔法使いも合同の隊になってる。
10年前までは分かれてたみたいだけど、連携をスムーズに取るために一緒にしたらしい。
私も一緒の方がいいと思う。
そのおかげで、魔法使いも少しは剣が使えるし、騎士も魔法について詳しくなったから戦いの幅がお互い増えたとか。
女性のモテる職業は
1位メイド
2位学校の先生
3位テイマー
基本的に、結婚したら家庭に入る人がほとんどみたい。
てか、テイマーって!憧れる。
私もテイマーになりたい。無属性だけって言うのもなんかね、テイマーってファンタジーって感じでいい。
テイマーになれなくてもその子とお友達になってもふもふしたい。
はい。脱線したので話を戻します。
そんなこんなでやっと帰ることになりました。
キリト団長ともお別れをして、
シスターと護衛騎士になった3人と孤児院に向かって歩いてます。
騎士団と孤児院は6歳の足で歩いて20分ぐらい。
到着~
孤児院ではナタリーさんが玄関で待ってくれてた。
他のシスターと子供達は夕食の準備をしてるんだって。
ちなみに今日は教会孤児院と合同の勉強会とお茶会のおかげで全員出勤らしい。
だから今日3人も一緒にご飯食べるのかな?
全員が出勤してる日なんて滅多にないからね。
それから皆んなで食堂へ。
扉を開けるとミラが飛びついて来た。
可愛いなぁなんて思ってると抱きつきながら拗ねてるみたい。
後で話聞いてあげなきゃな。
よしよし。
シスターによって護衛騎士団の3人が紹介されて、挨拶した後、皆んなでご飯を食べた。
3人はすぐに仲良くなってた。
特に男の子と。
大人の男の人いなかったから、嬉しいみたいね。
女の子は恥ずかしがってる子が半分ぐらい。でもすぐに仲良くなれそう。
3人とも強くて優しくて良かった。
3人が帰る時は子供達に「「やだぁ」」
って言われて困ってたけど、顔は喜んでた。
それから私はシスターに呼ばれて魔法について色々聞かれたりしたけど、覚えてないって言って分かんないで突き通した。
だって本当のことは言えないし、ステータスも見せたくないじゃん。
めんどくさいじゃん。
シスターとは魔法は許可なく使わない。
学校に通うまで誰にも言わないって約束した。
今回、影身魔法を使えるようになったエマ。
面倒に巻き込まれたくないから、学校が始まるまでにはSにあげようとこっそり思うのだった。
中にはシスターと3人の合格者が居た。
ルカ団長は手続きの為に仕事に戻ったみたい。
「エマ。グレン団長にバイバイしなさい」
シスターに言われたら離れるしかない。
グレン団長ともここでお別れか。
寂しいな。って思ってると
「エマ、また会いたくなったら来ればいいし、俺も会いに行くから。」
恋人みたいな事を言うグレン団長。
私が転生者じゃなかったら惚れてますよ。
本当に。
「絶対会いに来てね。」
そう言ってグレン団長とバイバイして、シスターの隣に座る。
合格者は反対側に3人座ってる。
ナタリーさんは一足先に孤児院に帰って残ってるメンバーに報告、3人の休憩スペースとか作業スペース、部屋の確認をするらしい。
合格した3人は1週間後から孤児院で働くことになるみたい。
シスターは必要なもの、孤児院のルールの確認、孤児院に準備してほしい物、分からないことを質問、孤児院の子供達について簡単にまとめた資料なんかを渡していた。
キリト団長はなんか難しいこと話してた。
今日は濃い1日だったなぁ~
って余韻に浸ってぼーっとしてる私。
異世界転生者って良く日記とか書いてるけどなんかその気持ち分かる。
まぁ私は書かないけど。
にしても100歳と20代後半と6歳の私が今日は代わる代わる出て来たな。いろんな感情になってちょっと不思議。
もう少ししたらこの感じも違和感なく受け入れられるのかな。
そんなことを考えてると、
「皆さんご存知かと思いますが、この子はエマと言います。魔法の事は他言無用でお願いします。
エマは孤児院に着いたらお話をしましょうね。
ではエマ、挨拶を」
えっ私孤児院に着いたらお話あるの?めんどくさぁい
ジト目でシスターをみたけどかわされた。
起立
「エマです。今日は見学させていただきまして、誠にありがとうございました。これから孤児院での護衛、宜しくお願い致します。」
礼、着席
ここでしっかり挨拶しとけばシスターも孤児院でのお話はゆるくしてくれるかもって思ったけど
合格者3人からの反応ない。
?
なに?どうしたのぉ~キリト団長もこっちを見てるし
もぉ~なに~
するとシスターが
「この子はうちの孤児院に来た時から、大人らしい挨拶ができる子なんです。
他の子供達はまだ勉強中なので、そこら辺も資料に記載してあります。後で確認しておいてください。」
へぇーそんな事も資料に書いてあるんだ。シスターやるぅ!
てか私ってそんな評価だったんだね。
前世の仕事は接客業が多かったし、宝石を販売してた経験が長いから、ちゃんと話そうって思うと自然にそうなっちゃうんだよね。
確かに6歳の内容ではないな。
まぁめんどくさいし、そういう子ってなってるからいっか。
それから3人も挨拶してくれた。
簡単に説明すると、
茶髪 ブレイクさん 騎士
紺髪 エリオットさん 騎士
金髪 フィンさん 魔法使い
って感じ。
これから仲良くなれたらいいなぁ。
挨拶も終わったから解散かと思ってたら、今日は3人も孤児院で夕食を取るらしい。
いきなり!!
ちなみに孤児院によって違いはあるけど、騎士団孤児院は基本シフト制だ。
受付嬢のナタリーさんは住み込みだけど、もう1人の受付嬢さんとシスターは家庭があるからね。
今日合格した3人もシフト制になってる。
ブレイクさんは35歳のベテランで既婚者
エリオットさんは28歳の訳あり バツイチ
フィンさんは25歳で未婚 恋人募集中
らしい。
私は騎士団ってだけで割増でカッコいいって思ってるから、エリオットさんもフィンさんもその気になればすぐ結婚できると思う。
実際、この世界で騎士団は1番目にモテる職業みたい。
強い男の人ってカッコいいよね。
ついでに言うと、
1位は騎士団
2位が王族・公爵家
3位が学校の先生
王族とか公爵家より順位が高いのは手が届きやすそうだからじゃないかなって思ってる
改めて説明すると、騎士団って騎士だけで構成されるイメージがあるかもしれないけど、この世界の騎士団は騎士も魔法使いも合同の隊になってる。
10年前までは分かれてたみたいだけど、連携をスムーズに取るために一緒にしたらしい。
私も一緒の方がいいと思う。
そのおかげで、魔法使いも少しは剣が使えるし、騎士も魔法について詳しくなったから戦いの幅がお互い増えたとか。
女性のモテる職業は
1位メイド
2位学校の先生
3位テイマー
基本的に、結婚したら家庭に入る人がほとんどみたい。
てか、テイマーって!憧れる。
私もテイマーになりたい。無属性だけって言うのもなんかね、テイマーってファンタジーって感じでいい。
テイマーになれなくてもその子とお友達になってもふもふしたい。
はい。脱線したので話を戻します。
そんなこんなでやっと帰ることになりました。
キリト団長ともお別れをして、
シスターと護衛騎士になった3人と孤児院に向かって歩いてます。
騎士団と孤児院は6歳の足で歩いて20分ぐらい。
到着~
孤児院ではナタリーさんが玄関で待ってくれてた。
他のシスターと子供達は夕食の準備をしてるんだって。
ちなみに今日は教会孤児院と合同の勉強会とお茶会のおかげで全員出勤らしい。
だから今日3人も一緒にご飯食べるのかな?
全員が出勤してる日なんて滅多にないからね。
それから皆んなで食堂へ。
扉を開けるとミラが飛びついて来た。
可愛いなぁなんて思ってると抱きつきながら拗ねてるみたい。
後で話聞いてあげなきゃな。
よしよし。
シスターによって護衛騎士団の3人が紹介されて、挨拶した後、皆んなでご飯を食べた。
3人はすぐに仲良くなってた。
特に男の子と。
大人の男の人いなかったから、嬉しいみたいね。
女の子は恥ずかしがってる子が半分ぐらい。でもすぐに仲良くなれそう。
3人とも強くて優しくて良かった。
3人が帰る時は子供達に「「やだぁ」」
って言われて困ってたけど、顔は喜んでた。
それから私はシスターに呼ばれて魔法について色々聞かれたりしたけど、覚えてないって言って分かんないで突き通した。
だって本当のことは言えないし、ステータスも見せたくないじゃん。
めんどくさいじゃん。
シスターとは魔法は許可なく使わない。
学校に通うまで誰にも言わないって約束した。
今回、影身魔法を使えるようになったエマ。
面倒に巻き込まれたくないから、学校が始まるまでにはSにあげようとこっそり思うのだった。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
1,964
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる