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第一章カトリの街
エピソード14 ホームシックと紳士な青年
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今日もカトリの街は、賑やかです。皆が幸せそうに友人や恋人と歩いている中、独りで鬱々と歩いている天使が一人。
「はぁ~。困っている人もいませんし、そろそろ天界に返してくれもいいんじゃないでしょうか」
レミリエルこと私、絶賛ホームシックです。
誰か私を救い出してください。おうち帰りたいです。
「う、うえぇん」
街を散策してる中、泣きました。人通りの中で泣きました。
周りの人間が驚いた様に振り返り、こちらを見ているのが分かります。うるさい、見るな。私は見世物じゃないんですよ。
「おうちかえしてぇええぇ!」
「どうして泣いているんだい? お嬢さん」
「うぅ⋯⋯誰ですか?」
「俺の名前は紳士。名前の通り真摯で紳士だ」
「意味わかんないです」
人通りの中で泣きじゃくっていたら誰かかしら話しかけて来るとは薄々思っていましたが、想像以上に変なのが来ました。
「お嬢さん、お名前は?」
「え、と、教えちゃダメって言われました」
「誰にかな?」
「お母さんが教えちゃダメって言ってた基準に該当しているので」
「冗談はよしてくれ、俺は紳士だ」
こ、怖い。やっぱり天界に帰るべきかもしれません。
紳士と名乗る男は私にハンカチを差し出してきましたが、正直使いたくありませんでした。
「お嬢さん。恋人はいるのかな?」
「黙秘権を行使します」
「教えて」
「嫌です」
「頼むって!!」
「どこが紳士なんですか。まあ、いませんけど」
仕方なく恋人がいない事を伝えると「よっしゃあ!」とガッツポーズをとる自称紳士さん。
もしかしてナンパというやつでしょうか。紳士なのに?というかナンパにしても私なんかじゃなくて可愛い子を狙えばいいのに。
「お嬢さん、涙の訳を教えてください」
「ホームシックです」
「ああ、遠く離れた地で頑張っているということか。なら今日だけは貴女をエスコートして嫌な事を忘れさせて上げましょう」
「はぁ、遠慮しておきます」
「行きましょう」
いきなり現れてなんなのか、この人強引すぎます。人間界の男性は節操がないですね。
「まずはお化け屋敷に行きましょう」
「はぁ、お好きにどうぞ」
予定もなし、やることも無しだったので仕方なくついて行くことにしました。危ないと思ったら最悪魔法を顔面にぶちかましてやれば済む話なので。
私って結構ガードが緩いのでしょうか。
「付いたよ。中に入ろうか」
「ここがお化け屋敷⋯⋯」
連れられた先には、中々におどろおどろしい建物に血塗られた様な看板が立てかけてありました。
なるほど、相当怖いのでしょう。帰りたい。
私は店員の方に背中を押されるがままに中へはいることになりました。
腰を抜かすことを覚悟しましたが、意外や意外。脅かしてくるのは幽霊に扮した人間ではありませんか。
「大丈夫?怖かったら俺に頼りなよ。紳士だから大丈夫」
紳士だから大丈夫、ここテストに出ます。じゃねーですよ。お化け役より貴方の方が怖いです。
「あの、私幽霊とか平気なので大丈夫ですから。先を急ぎましょう」
天使なので普通に幽霊の気配などは察知できますし残念ながら恐怖の対象ではないんですよ。むしろ人間の方がよっぽど怖いくらいです。
「そ、そう?じゃあ行こうか」
「はい」
あの方に合わせて歩くと大分時間を取られそうなので勝手に置いてけぼりにして進んでやります。
「ほら、出口ですよ」
「ちょ、歩くの早い。疲れた⋯⋯」
「紳士なんだから大丈夫ですよね?」
「そうだ、俺は紳士だから大丈夫なんだ」
大丈夫だそうです。何となくこの方の扱い方を覚えてきました。
「私、お金無くて3000万ジェルほど欲しいです」
「いや、流石にそんなに大金は」
「え?紳士なんですよね?」
「あのっ、俺今月5万ジェルしかなくて、それで良かったら」
思ったよりガチな反応をされて可愛そうになってしまいました。というよりなぜ私にここまでしてくれようとするのでしょうか。
「あのーなぜ私にそこまでするですか?」
「そ、それは紳士だから」
「もうそれいいので」
「一目惚れだったんだ。貴女程美しい人は見たことが無い。」
え、一目惚れ。そこまで褒められると悪い気はしませんし、なんなら男性から美しいなんて言われたのははじめてです。
「すみません、色恋沙汰には興味がなくて」
相手の勇気や気持ちを考えると申し訳ない気持ちになりますが、私には「お気持ちは嬉しいです」とありきたりな言葉をかけることしかできませんでした。
「そ、それなら!最後にチャンスをください!」
「はい?」
最後にチャンスですか、気持ちが変わることはありませんがそれで気が済むなら付き合いましょう。
最後のチャンスとして選ばれた場所は吊り橋でした。
見るからに古びていて、渡ろうとするものなら今すぐにでも決壊してしまいそうな勢いです。
「さあ、ここを渡ろう!」
「殺す気ですか?」
もし落ちたら私には羽があるので大丈夫ですが、普通の人間だったら即死ですよ。
「いや、俺が守る!紳士だから」
「はいはい。行きますよー」
面倒くさいので彼の手を引っ張りグイグイと進むと「ひっ、ペース早!でも幸せ」などと後ろで意味のわからない声が聞こえてきます。
決壊しても助かる、と高を括っていたのもあり、勢よく進む度にメリメリという悲痛な音は増していきます。
「ちょ、これヤバいんじゃ」
「まあまあ、大丈夫ですから」
「も、もし死ぬとしたら二人だから!もしもの為にお名前を」
「嫌です」
はぁと呆れつつも歩いていると、等々その時が来ました。
ベキッ!と音を立てて吊り橋が決壊しました。嘘でしょ、本当に決壊するとかあるんですか。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
「ッ⋯⋯!」
若干混乱する頭を整理して、羽を出し、空を飛びます。助かりました。
「あぁぁぁぁぁ!!」
あ、あの紳士の方助けるの忘れてました。
間に合え!!!
全速力でスピードを速め、落下していく紳士さんの元へ急ぎます。
「もうダメっ⋯⋯」
「ダメじゃありませんよ。大丈夫です」
追い付きました。落下していく彼を抱きとめてそのまま陸をめざして上がっていきます。
「え、生きてる。てか飛んでる?」
「重すぎです⋯⋯。ちょっと黙ってて下さい」
流石に成人男性一人抱えていると飛ぶ速度も落ちますね。腕がキツイです、やっぱりこのまま落としてやりましょうか。
「た、助かった!やはり貴方は僕のマイエンジェルだ」
「マイを除けば正解でしたね」
「え、てことは本当に天使⋯⋯」
「天使です。羽、見ましたよね?」
彼は私の問いかけにコクコクと頷いてきます。なんだか信じられない物を見ているような顔をしています。
「怪我、ありませんか?」
「紳士だから無事さ。俺は益々貴女を好きになってしまったようだ」
そう言われてもラストチャンスはあげましたし。
「そうですか。貴方には私よりいい人がいると思いますよ」
これもまた上手い言葉が出てこないのでありきたりな言葉で誤魔化しました。断るにしても彼の気持ちを無下にしたくはないので、もっと自分の言葉で伝えたいのですが。
「そうか。なら大人しく諦めるとするか」
「すみません。貴方のその一途さを分かってくれる女性はきっといます。少ししつこくて個性的ですが、紳士を名乗らなくても充分素敵だと思いますよ」
「ありがとう、そう言ってくれるのがせめてもの救いだよ。最後にいいかな」
「何でしょうか?」
「名前、教えてくれるかな?」
名前、そういえばまだ言っていませんでしたね。でもここまで来たら少し意地悪したくなってしまいます。こんなだから私よりいい人はたくさんいるんですよ。
「フフ、嫌です」
「はぁ~。困っている人もいませんし、そろそろ天界に返してくれもいいんじゃないでしょうか」
レミリエルこと私、絶賛ホームシックです。
誰か私を救い出してください。おうち帰りたいです。
「う、うえぇん」
街を散策してる中、泣きました。人通りの中で泣きました。
周りの人間が驚いた様に振り返り、こちらを見ているのが分かります。うるさい、見るな。私は見世物じゃないんですよ。
「おうちかえしてぇええぇ!」
「どうして泣いているんだい? お嬢さん」
「うぅ⋯⋯誰ですか?」
「俺の名前は紳士。名前の通り真摯で紳士だ」
「意味わかんないです」
人通りの中で泣きじゃくっていたら誰かかしら話しかけて来るとは薄々思っていましたが、想像以上に変なのが来ました。
「お嬢さん、お名前は?」
「え、と、教えちゃダメって言われました」
「誰にかな?」
「お母さんが教えちゃダメって言ってた基準に該当しているので」
「冗談はよしてくれ、俺は紳士だ」
こ、怖い。やっぱり天界に帰るべきかもしれません。
紳士と名乗る男は私にハンカチを差し出してきましたが、正直使いたくありませんでした。
「お嬢さん。恋人はいるのかな?」
「黙秘権を行使します」
「教えて」
「嫌です」
「頼むって!!」
「どこが紳士なんですか。まあ、いませんけど」
仕方なく恋人がいない事を伝えると「よっしゃあ!」とガッツポーズをとる自称紳士さん。
もしかしてナンパというやつでしょうか。紳士なのに?というかナンパにしても私なんかじゃなくて可愛い子を狙えばいいのに。
「お嬢さん、涙の訳を教えてください」
「ホームシックです」
「ああ、遠く離れた地で頑張っているということか。なら今日だけは貴女をエスコートして嫌な事を忘れさせて上げましょう」
「はぁ、遠慮しておきます」
「行きましょう」
いきなり現れてなんなのか、この人強引すぎます。人間界の男性は節操がないですね。
「まずはお化け屋敷に行きましょう」
「はぁ、お好きにどうぞ」
予定もなし、やることも無しだったので仕方なくついて行くことにしました。危ないと思ったら最悪魔法を顔面にぶちかましてやれば済む話なので。
私って結構ガードが緩いのでしょうか。
「付いたよ。中に入ろうか」
「ここがお化け屋敷⋯⋯」
連れられた先には、中々におどろおどろしい建物に血塗られた様な看板が立てかけてありました。
なるほど、相当怖いのでしょう。帰りたい。
私は店員の方に背中を押されるがままに中へはいることになりました。
腰を抜かすことを覚悟しましたが、意外や意外。脅かしてくるのは幽霊に扮した人間ではありませんか。
「大丈夫?怖かったら俺に頼りなよ。紳士だから大丈夫」
紳士だから大丈夫、ここテストに出ます。じゃねーですよ。お化け役より貴方の方が怖いです。
「あの、私幽霊とか平気なので大丈夫ですから。先を急ぎましょう」
天使なので普通に幽霊の気配などは察知できますし残念ながら恐怖の対象ではないんですよ。むしろ人間の方がよっぽど怖いくらいです。
「そ、そう?じゃあ行こうか」
「はい」
あの方に合わせて歩くと大分時間を取られそうなので勝手に置いてけぼりにして進んでやります。
「ほら、出口ですよ」
「ちょ、歩くの早い。疲れた⋯⋯」
「紳士なんだから大丈夫ですよね?」
「そうだ、俺は紳士だから大丈夫なんだ」
大丈夫だそうです。何となくこの方の扱い方を覚えてきました。
「私、お金無くて3000万ジェルほど欲しいです」
「いや、流石にそんなに大金は」
「え?紳士なんですよね?」
「あのっ、俺今月5万ジェルしかなくて、それで良かったら」
思ったよりガチな反応をされて可愛そうになってしまいました。というよりなぜ私にここまでしてくれようとするのでしょうか。
「あのーなぜ私にそこまでするですか?」
「そ、それは紳士だから」
「もうそれいいので」
「一目惚れだったんだ。貴女程美しい人は見たことが無い。」
え、一目惚れ。そこまで褒められると悪い気はしませんし、なんなら男性から美しいなんて言われたのははじめてです。
「すみません、色恋沙汰には興味がなくて」
相手の勇気や気持ちを考えると申し訳ない気持ちになりますが、私には「お気持ちは嬉しいです」とありきたりな言葉をかけることしかできませんでした。
「そ、それなら!最後にチャンスをください!」
「はい?」
最後にチャンスですか、気持ちが変わることはありませんがそれで気が済むなら付き合いましょう。
最後のチャンスとして選ばれた場所は吊り橋でした。
見るからに古びていて、渡ろうとするものなら今すぐにでも決壊してしまいそうな勢いです。
「さあ、ここを渡ろう!」
「殺す気ですか?」
もし落ちたら私には羽があるので大丈夫ですが、普通の人間だったら即死ですよ。
「いや、俺が守る!紳士だから」
「はいはい。行きますよー」
面倒くさいので彼の手を引っ張りグイグイと進むと「ひっ、ペース早!でも幸せ」などと後ろで意味のわからない声が聞こえてきます。
決壊しても助かる、と高を括っていたのもあり、勢よく進む度にメリメリという悲痛な音は増していきます。
「ちょ、これヤバいんじゃ」
「まあまあ、大丈夫ですから」
「も、もし死ぬとしたら二人だから!もしもの為にお名前を」
「嫌です」
はぁと呆れつつも歩いていると、等々その時が来ました。
ベキッ!と音を立てて吊り橋が決壊しました。嘘でしょ、本当に決壊するとかあるんですか。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
「ッ⋯⋯!」
若干混乱する頭を整理して、羽を出し、空を飛びます。助かりました。
「あぁぁぁぁぁ!!」
あ、あの紳士の方助けるの忘れてました。
間に合え!!!
全速力でスピードを速め、落下していく紳士さんの元へ急ぎます。
「もうダメっ⋯⋯」
「ダメじゃありませんよ。大丈夫です」
追い付きました。落下していく彼を抱きとめてそのまま陸をめざして上がっていきます。
「え、生きてる。てか飛んでる?」
「重すぎです⋯⋯。ちょっと黙ってて下さい」
流石に成人男性一人抱えていると飛ぶ速度も落ちますね。腕がキツイです、やっぱりこのまま落としてやりましょうか。
「た、助かった!やはり貴方は僕のマイエンジェルだ」
「マイを除けば正解でしたね」
「え、てことは本当に天使⋯⋯」
「天使です。羽、見ましたよね?」
彼は私の問いかけにコクコクと頷いてきます。なんだか信じられない物を見ているような顔をしています。
「怪我、ありませんか?」
「紳士だから無事さ。俺は益々貴女を好きになってしまったようだ」
そう言われてもラストチャンスはあげましたし。
「そうですか。貴方には私よりいい人がいると思いますよ」
これもまた上手い言葉が出てこないのでありきたりな言葉で誤魔化しました。断るにしても彼の気持ちを無下にしたくはないので、もっと自分の言葉で伝えたいのですが。
「そうか。なら大人しく諦めるとするか」
「すみません。貴方のその一途さを分かってくれる女性はきっといます。少ししつこくて個性的ですが、紳士を名乗らなくても充分素敵だと思いますよ」
「ありがとう、そう言ってくれるのがせめてもの救いだよ。最後にいいかな」
「何でしょうか?」
「名前、教えてくれるかな?」
名前、そういえばまだ言っていませんでしたね。でもここまで来たら少し意地悪したくなってしまいます。こんなだから私よりいい人はたくさんいるんですよ。
「フフ、嫌です」
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