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第二章 世界旅行
エピソード57 経営難のケーキ屋と天使初コンサル(後編)
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「責任とってくれますよね?」
ニイナさんに店の隅まで追い詰められ、これは断れないと踏んだ私は渋々了解しました。
「責任って、どのように取れば⋯⋯」
「ふふふ、これを着て売り子をしてもらうわ」
ニイナさんはどこからか、「可愛い子しか来たらあかん!!」とでも良いだけな可愛らしい衣装を持ち出しました。
「ちょ、無理ですよ。私そんなの着ても似合わないですよ」
「私ももう一児の母だし、レミリエルさん顔だけは良いから大丈夫よ!」
前回とは立場が代わり、私はニイナさんに押されるがままに服を受け取りました。
シャツは着ますが、受け取ったのはフリフリの付いたシャツ。そして黒いフリルの付いたスカート。丈が短い。
これを着て売り子とは些かハードルが高いのではないでしょうか。ちなみにそのような視線をニイナさんに送りましたが、「ダメですよ?」という微笑ましい視線が帰ってきました。ダメだそうです。
「レミリエルさん、貴女の的はずれなアドバイスで、娘を路頭に迷わす訳にはいかないの、分かるでしょ?」
別人の様な圧で、確かに私に詰め寄ってくるニイナさん。これが母たる者の覚悟ですか⋯⋯。
「わ、分かりました⋯⋯着ます」
結局私はニイナさんの圧に負け、売り子の衣装を着る羽目になりました。
「レミリエルさん、着替え終わった?」
「はい、今行きます⋯⋯」
私は観念した様に、貸していただいた着替え用の部屋から出ました。こんなの私に似合うわけないのに⋯⋯。
「似合ってるわよ、レミリエルさん!」
「そういうのいいですから⋯⋯私こんなの人生で一度も着た事無いですし」
「うちの娘には数段劣るけど、流石顔だけは良い事あるわ!」、興奮気味なニイナさんに褒められる私、何故だろう貶されている気がする。
「じゃあ外に行って来てね。最初は私もついてるから」
「えっ」
私はニイナさんに押されるがままに、店の外へ出ました。
ミニスカートの丈が短いせいで足が寒いです⋯⋯というか今日そこそこ寒いです、つらい。
「ほら、レミリエルさん。声張って宣伝して。お店の名前はストロ・ベリーよ」
「とこで区切ってるんですか⋯⋯うぅ、ケーキ店、ストロ・ベリー如何ですかー? 美味しいですよー?」
外で声を張ったこと等ないので、羞恥からかどうしても小声になってしまいます。
「ダメ!声張りなさい!」
そのせいでニイナさんにガチな方なお叱りを受けてしまいました。ニイナさんは「私がいない方が出来るのかしら」と言い残し店内に戻ってしまいました。
「やるしか⋯⋯ない⋯⋯」
私は腹を括りました。というか腹を括らないとニイナさんの圧がさらにやばい事になりそうですし。
「ケーキ屋、ストロ・ベリー! 絶賛営業中です! 甘々夢かわなケーキが多数取り揃えられています! 」
やってしまいました。いきなり大声で叫ぶ輩がいたら誰しもが振り返ってみてしまうでしょう。私だってそうです。
通りすがる人達の視線を一心に感じます。こんな姿の私を見ないで下さい、死にそう。
「へえ、なに? ケーキ屋さん?」、興味を示したのか話しかけてくる男性。
「あっ、はい。美味しいケーキが沢山で、その⋯⋯」、説明をし終える前に、男性は途中で口を挟みました。
「俺はケーキじゃなくてお姉さんを買いたいな」
予想外の申し出にぞわりと鳥肌がたちました。何を隠そう男性は驚く程にドヤ顔だったのです。
「あはは、冗談は顔だけにして、どうぞ」、なので私は男性の背中を押して「一名様ご来店でーす」と無理やり入店させました。
ちなみに帰る頃には大量にケーキを買わされたようで手さげ袋を二つほど持っていました。
その後、吹っ切れ調子の私はどんどんと売り子として覚醒していきました。
「ストロ・ベリー開店中でーす! 私の舌には合わないですがめちゃくちゃ美味しいでーす!」
ちなみに後でこの発言は怒られました。
そして、段々と店の前で立ち止まる方が増えてきました。
「え、あの子ミニスカートで寒くないのかな」「んなことより可愛くね?」「まあ付き合ってあげられる位かな」「胸ちっさいのがなー」「馬鹿それが良いんだろ」
なんて口々にケーキについてでは無く下衆な会話を私に向けて言ってきました。なので一人一人、「あのぉ⋯⋯お話が⋯⋯」とあざとく手招いて近付いた瞬間に、無理くり背中を押し店内へと流し込みました。
流し込みさえすればニイナさんの圧で買わざる負えませんから。
「ふう⋯⋯疲れました」、そんな事を数時間繰り返した後、そろそろ疲労が見えてきました。
疲れた、座りたい、喉乾いた、そればかりが頭の中をぐるぐると駆け巡ります。けれど人は次から次へとやってきて私に話しかけてきます。
「ねえ、彼氏はいるの?」
「ケーキ買ってくれたらお答えします」
「きみ可愛いね。この後宿屋にでも行かない?」
「ケーキ買え」
「あ、お前。俺の三人目の彼女にしてやってもいいぜ?」
「死ね」
と言った感じで、お客様なので一応丁寧に次から次へと店内へと捌いていきます。
ちなみに皆店内から出てくる時には両手にケーキの入った手さげ袋を持って出てきます。ニイナさん恐るべし手腕です。
そうして今日の営業は終了しました。
私とニイナさんは店内でお疲れ様会をしました。ケーキは全て完売したそうで、コーヒー飲みを啜っています。
「大盛況でしたね」
「まあ、そうなんだけどね⋯⋯」
ニイナさんはどうした事か浮かない顔をしています。おいおい、私の努力が水の泡になるような事は言わないでくれよ、です。
「レミリエルさんがいなくなった後はどうしたらいいのかしら⋯⋯、売り子がいないわ」
まあ、確かにそうですよね。私がいなければ今日程の反響はうまないでしょう。
「困ったものですねぇ」
「ま、とにかく明日も頼むわ」
「えっ、明日もですか」
ニイナさんは明日の事は明日にでも考えるわ、といった様子で私は明日も売り子をしなければならない羽目になりました。くそっ。
翌日、「最初からケーキ屋さんの復興なんて協力しなければ良かったのに」とブツブツ文句を垂れながら、衣装に着替えて売り子として愛想を振る舞いました。
「あ、昨日の売り子さんじゃん、彼氏とかいるの?」
「私の事はいいのでお金だけ落として帰ってください」、男性の背中を押して無理やり店内へ流し込む私。
今度は女性が話しかけてきました。
「あっ、お姉さん、ここのオススメって何かしら」
「んー、チーズケーキが強いですね。あと、店内に試食コーナーがございますのでお客様のお口に合うものを選べますよ」
私の答えにどうやら満足言ってくれた様子で、店内へと入っていく女性。
なんだかガヤから「女の子だけ扱いが違う」、等と聞こえてきますが、普通に接して頂ければ普通に接し返すのです。
しかし、困りましたねぇ。私がいなくなった後に売り子を雇うというのもありなのでしょうか。
私が思慮を巡らせていると、店内からニイナさんが出てきました。ニイナさんは若干興奮気味な様子で「看板娘キタコレ」等と呟いております。
なんの事かと思っていると、ニイナさんの後ろから私と同じフリフリ衣装を着た五歳程度の少女が出てきました。どことなく髪の色や瞳など、ニイナさんに似ています。
「うちの娘よ」、少女を指さして自慢げに紹介するニイナさん。
「でしょうね」、何となく察していました。
ふと、何だか周りが騒がしいなと思ったら少女の前に人だかりが出来ていました。
そして「なんだこの少女は⋯⋯」、「可愛すぎる⋯⋯」
「売りの子交代したら?」「売り子の時代終わったな、てかあの子サービス悪いし」「次からこの子が看板娘」、と少女を絶賛する声と何故だか私を罵倒する声で包まれました。
「これは、うちの娘通用するかも⋯⋯!」
「小さい子には勝てませんね」、私はやれやれ、やっと出番が終わりそうだと安堵の気持ちに包まれました。
やがて、ニイナさんから「ポン」、と肩に手を置かれました。
「用済み、レミリエルさん解雇」
「辞めたかったですけどその解雇の仕方は腹立ちますね⋯⋯」
こうして、ストロ・ベリーには新たなニイナさんの娘という看板娘が出来て、私は無事に解雇という形になりました。
ちなみにストロ・ベリーは新たな看板娘のおかげでめちゃくちゃ繁盛したそうです。
なんか納得いかない⋯⋯。
ニイナさんに店の隅まで追い詰められ、これは断れないと踏んだ私は渋々了解しました。
「責任って、どのように取れば⋯⋯」
「ふふふ、これを着て売り子をしてもらうわ」
ニイナさんはどこからか、「可愛い子しか来たらあかん!!」とでも良いだけな可愛らしい衣装を持ち出しました。
「ちょ、無理ですよ。私そんなの着ても似合わないですよ」
「私ももう一児の母だし、レミリエルさん顔だけは良いから大丈夫よ!」
前回とは立場が代わり、私はニイナさんに押されるがままに服を受け取りました。
シャツは着ますが、受け取ったのはフリフリの付いたシャツ。そして黒いフリルの付いたスカート。丈が短い。
これを着て売り子とは些かハードルが高いのではないでしょうか。ちなみにそのような視線をニイナさんに送りましたが、「ダメですよ?」という微笑ましい視線が帰ってきました。ダメだそうです。
「レミリエルさん、貴女の的はずれなアドバイスで、娘を路頭に迷わす訳にはいかないの、分かるでしょ?」
別人の様な圧で、確かに私に詰め寄ってくるニイナさん。これが母たる者の覚悟ですか⋯⋯。
「わ、分かりました⋯⋯着ます」
結局私はニイナさんの圧に負け、売り子の衣装を着る羽目になりました。
「レミリエルさん、着替え終わった?」
「はい、今行きます⋯⋯」
私は観念した様に、貸していただいた着替え用の部屋から出ました。こんなの私に似合うわけないのに⋯⋯。
「似合ってるわよ、レミリエルさん!」
「そういうのいいですから⋯⋯私こんなの人生で一度も着た事無いですし」
「うちの娘には数段劣るけど、流石顔だけは良い事あるわ!」、興奮気味なニイナさんに褒められる私、何故だろう貶されている気がする。
「じゃあ外に行って来てね。最初は私もついてるから」
「えっ」
私はニイナさんに押されるがままに、店の外へ出ました。
ミニスカートの丈が短いせいで足が寒いです⋯⋯というか今日そこそこ寒いです、つらい。
「ほら、レミリエルさん。声張って宣伝して。お店の名前はストロ・ベリーよ」
「とこで区切ってるんですか⋯⋯うぅ、ケーキ店、ストロ・ベリー如何ですかー? 美味しいですよー?」
外で声を張ったこと等ないので、羞恥からかどうしても小声になってしまいます。
「ダメ!声張りなさい!」
そのせいでニイナさんにガチな方なお叱りを受けてしまいました。ニイナさんは「私がいない方が出来るのかしら」と言い残し店内に戻ってしまいました。
「やるしか⋯⋯ない⋯⋯」
私は腹を括りました。というか腹を括らないとニイナさんの圧がさらにやばい事になりそうですし。
「ケーキ屋、ストロ・ベリー! 絶賛営業中です! 甘々夢かわなケーキが多数取り揃えられています! 」
やってしまいました。いきなり大声で叫ぶ輩がいたら誰しもが振り返ってみてしまうでしょう。私だってそうです。
通りすがる人達の視線を一心に感じます。こんな姿の私を見ないで下さい、死にそう。
「へえ、なに? ケーキ屋さん?」、興味を示したのか話しかけてくる男性。
「あっ、はい。美味しいケーキが沢山で、その⋯⋯」、説明をし終える前に、男性は途中で口を挟みました。
「俺はケーキじゃなくてお姉さんを買いたいな」
予想外の申し出にぞわりと鳥肌がたちました。何を隠そう男性は驚く程にドヤ顔だったのです。
「あはは、冗談は顔だけにして、どうぞ」、なので私は男性の背中を押して「一名様ご来店でーす」と無理やり入店させました。
ちなみに帰る頃には大量にケーキを買わされたようで手さげ袋を二つほど持っていました。
その後、吹っ切れ調子の私はどんどんと売り子として覚醒していきました。
「ストロ・ベリー開店中でーす! 私の舌には合わないですがめちゃくちゃ美味しいでーす!」
ちなみに後でこの発言は怒られました。
そして、段々と店の前で立ち止まる方が増えてきました。
「え、あの子ミニスカートで寒くないのかな」「んなことより可愛くね?」「まあ付き合ってあげられる位かな」「胸ちっさいのがなー」「馬鹿それが良いんだろ」
なんて口々にケーキについてでは無く下衆な会話を私に向けて言ってきました。なので一人一人、「あのぉ⋯⋯お話が⋯⋯」とあざとく手招いて近付いた瞬間に、無理くり背中を押し店内へと流し込みました。
流し込みさえすればニイナさんの圧で買わざる負えませんから。
「ふう⋯⋯疲れました」、そんな事を数時間繰り返した後、そろそろ疲労が見えてきました。
疲れた、座りたい、喉乾いた、そればかりが頭の中をぐるぐると駆け巡ります。けれど人は次から次へとやってきて私に話しかけてきます。
「ねえ、彼氏はいるの?」
「ケーキ買ってくれたらお答えします」
「きみ可愛いね。この後宿屋にでも行かない?」
「ケーキ買え」
「あ、お前。俺の三人目の彼女にしてやってもいいぜ?」
「死ね」
と言った感じで、お客様なので一応丁寧に次から次へと店内へと捌いていきます。
ちなみに皆店内から出てくる時には両手にケーキの入った手さげ袋を持って出てきます。ニイナさん恐るべし手腕です。
そうして今日の営業は終了しました。
私とニイナさんは店内でお疲れ様会をしました。ケーキは全て完売したそうで、コーヒー飲みを啜っています。
「大盛況でしたね」
「まあ、そうなんだけどね⋯⋯」
ニイナさんはどうした事か浮かない顔をしています。おいおい、私の努力が水の泡になるような事は言わないでくれよ、です。
「レミリエルさんがいなくなった後はどうしたらいいのかしら⋯⋯、売り子がいないわ」
まあ、確かにそうですよね。私がいなければ今日程の反響はうまないでしょう。
「困ったものですねぇ」
「ま、とにかく明日も頼むわ」
「えっ、明日もですか」
ニイナさんは明日の事は明日にでも考えるわ、といった様子で私は明日も売り子をしなければならない羽目になりました。くそっ。
翌日、「最初からケーキ屋さんの復興なんて協力しなければ良かったのに」とブツブツ文句を垂れながら、衣装に着替えて売り子として愛想を振る舞いました。
「あ、昨日の売り子さんじゃん、彼氏とかいるの?」
「私の事はいいのでお金だけ落として帰ってください」、男性の背中を押して無理やり店内へ流し込む私。
今度は女性が話しかけてきました。
「あっ、お姉さん、ここのオススメって何かしら」
「んー、チーズケーキが強いですね。あと、店内に試食コーナーがございますのでお客様のお口に合うものを選べますよ」
私の答えにどうやら満足言ってくれた様子で、店内へと入っていく女性。
なんだかガヤから「女の子だけ扱いが違う」、等と聞こえてきますが、普通に接して頂ければ普通に接し返すのです。
しかし、困りましたねぇ。私がいなくなった後に売り子を雇うというのもありなのでしょうか。
私が思慮を巡らせていると、店内からニイナさんが出てきました。ニイナさんは若干興奮気味な様子で「看板娘キタコレ」等と呟いております。
なんの事かと思っていると、ニイナさんの後ろから私と同じフリフリ衣装を着た五歳程度の少女が出てきました。どことなく髪の色や瞳など、ニイナさんに似ています。
「うちの娘よ」、少女を指さして自慢げに紹介するニイナさん。
「でしょうね」、何となく察していました。
ふと、何だか周りが騒がしいなと思ったら少女の前に人だかりが出来ていました。
そして「なんだこの少女は⋯⋯」、「可愛すぎる⋯⋯」
「売りの子交代したら?」「売り子の時代終わったな、てかあの子サービス悪いし」「次からこの子が看板娘」、と少女を絶賛する声と何故だか私を罵倒する声で包まれました。
「これは、うちの娘通用するかも⋯⋯!」
「小さい子には勝てませんね」、私はやれやれ、やっと出番が終わりそうだと安堵の気持ちに包まれました。
やがて、ニイナさんから「ポン」、と肩に手を置かれました。
「用済み、レミリエルさん解雇」
「辞めたかったですけどその解雇の仕方は腹立ちますね⋯⋯」
こうして、ストロ・ベリーには新たなニイナさんの娘という看板娘が出来て、私は無事に解雇という形になりました。
ちなみにストロ・ベリーは新たな看板娘のおかげでめちゃくちゃ繁盛したそうです。
なんか納得いかない⋯⋯。
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