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ヴィヴィヴィときた。前編
しおりを挟む昨日、アオイという少女に出会った。
一目で、惹き付けられて
そして、俺はロリコンになった
訳じゃない!!!
断じて違う(-д- 三 -д-)
でも、何でか
こんな気持ちを感じてしまうのは
アオイだけなんだ。
あの日は、セザールの付き合いで
領地を巡り帰る馬車の中
凄く気になるし、落ち着かない気持ちになる
何でこんな気持ちになっているのか分からない
窓の外を見て落ち着こうとしてた
「どうした?そんなソワソワして…トイレか?」
「なんか、落ち着かないんだ」
「おい、とめてくれ」
従者に、馬車をとめさせるセザール
「トイレではない、でも外の空気すってくる」
「気分でも悪いのか?」
外に降りて息をついたら目の前にいる子供に
意識をとらわれる
あぁ、やっときてくれた。
何でか俺はその時そうはっきり思い、感じとったんだ。
ゆっくりと近づき少女のそばにとまる。
人が降りて来てやっぱりこっちに歩いて来る。
「なんの、衣裳きてるのか…変わってるね」
「昔のフランスとかの時代のやつみたいだね」
「そーいやぁ、前にさぁ言ってたよねフランスとかの」
「あぁ、ね。本読んだけどなかなか難しいのよね」
「なるほどね」
ピタッと二人の前に止まり
二人を見下ろす男の人がいる。
「お前たちは、なんでこんな所に居るんだ」
セザールが、少女達と話をしてる。
可愛い声してるなんて俺は、少女の顔を見つめていた。
途中で、手を見つめてどうかしたのか?
怪我でもしてたのか?
「葵ちゃん?どうかした?」
「ううん」
セザールに肩をたたかれハッとする。
「大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫」
少し目をはなしたら、少女の持ってたはずの荷物がない
そして、驚いてる少女
「!?」
また手を見てる
「なんか、すごい」
何が凄いんだ?
怪我をしてるのかもしれない
少女を歩かせるのも可哀想だ。
すっとのばした手に、抱きあげる。
あぁ、こうして腕の中に居るのが当たり前のようだ。
離したくない。
「ふぇ?」
「歩くの大変そうなので、少しだけ我慢してください」
そのまま、抱いて馬車の中へと入れた。
「すみません。ありがとうございます」
一度おろすと、ペコリと頭を下げてお礼をいう少女
また、持上げられて膝の上へと座らせる。
「馬車は、揺れますので」
「一人で座れます」
「危険ですので」
離す気はない。
触れてると、安心する
少女の頭を撫でる。
「おい、リュートやめろ。子供が戸惑ってる」
「セザール様、うるさいですよ」
二人の名前を聞くセザール
アオイという名前
少女の名前はアオイ
馬車から見える景色を見つめてると、うとうとしてる
可愛いな。
今まで、女の子を可愛いなんて思ったことはない
女の子って、勝手に近づいてきて体触ってくるし
嫌いじゃないけど、相手をするとかめんどくさい。
父から、セザールのように婚約者でもと
家に連れて来たこともあったが
無表情の俺に苦笑いしてた両親と相手の親
女の子は、頬を染めてたが冷めた目で見てしまう
ツマラナイ
そんな、感情しか持てなかった
セザールといると、辺境伯の仕事の手伝いをできることが、まだ楽しいから一緒に居たんだが…
この日のために、繋がってたんだとアオイを抱きしめて思う。
アオイがそばに居れば、それだけでいい
なんて、こんなこと思う俺にビックリだ
アオイは、柔らかくあったかい
そして、柔らかいお尻の感触が俺の足に
ぎゅーっと優しく包む、とにかく幸せだ
セザールの邸についても、まだ眠るアオイを抱きしめて
柔らかいお尻の感触を楽しむ、時々な
アオイを抱きしめて体温を感じると落ち着く
こんないろんな感情を、どんどん引き出してくアオイは凄い
ツマラナイ
そう思ってた毎日が数時間で満たされてく
そして、またお尻の感触を無意識に確認するリュートだった。
いつも、読んで下さってありがとうございますm(._.)m
リュートさんの話書かねばとかいたのですが、ただの変態ロリコンで終わるとね…
今のところ変態ロリコンのままだね、リュートさん。
もう1話書いてとりあえず、リュートさんのこの小話は終わります。
セザールさんは、仕事出来るがどうも天然みたいな感じの人。
トイレか?とか、ずれてるのがいいと婚約者も言ってると思います…多分。
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