異世界で、生きてます。まぁ、どうにかなるのかなぁ。

こまたろ

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触り心地、手触りは重要です。1

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目を覚ますと、未だにあたしリュートさんに抱っこされてるって何?
ソファーにいるけど、リュートさんの上って…

「アオイ、よく寝てたね」
「あのー」
「どうした?」
「起きたから、遊んでくる」

子供は元気だ風の子だ!ってね。
リュートさんから降りて…行こうとしたら、腕がピーンとのびたままとまる。

「俺も行く。どこで遊ぶ?」
「え、来るの?」
「もちろんアオイといるよ」

チラリとまわりを見る、セザールさんがいた。

「セザールさんがいるのに?」
「セザールは、読書中だから。二人で行こう」
「えー、あっ、うん?」

歩き出すとワクワクする。

「外に行きたい!」
「外?」
「お庭、まだ途中だから。ふふふ」

楽しそうなアオイに、つられて笑顔になるリュート。

「アロワ様のおうち、お庭広くて…色んなお花や植物があって楽しい。リュートさんも、見たことあるだろうけど」
「最近、庭で散歩なんてしてなかったから、楽しみだよ」
「そうなんだね…」

よく来てるオーマトルヌ邸なんだから、つまらないよね?って意味で言ったのに、これは通じてないな。
ぐぬぬ、なかなかやるなおぬし。

「ここ、さっき見てない」
「ここは、ハーブ系のものを育ててるところだよ」
「ハーブ、お花もあるよ。リュートさん」
「ここのハーブは、食したり匂いを楽しんだりするための所だったはず。この花も、ローズティーとして楽しんだりするし。美味しく食べるためだよ」

最後の一言が赤い頭巾の女の子が、狼に食べられちゃうで有名な作品をなんでか思い出す。
リュートさんの顔が綺麗だから、なんかこわいんだよね。
食べられちゃうのかもって、危ないよとね。
お尻触るし。
お尻触るし。
お尻触るし。
そして、先ほどの美味しく食べるためだよを何で耳元で言った?
今しゃがんで見てるのだが、後ろに覆い被さるように…二人羽織りのように、くっついてんだよね。
いいけど、いいですけどね。

のんびりと色んなところを見てまわる
リュートさんの知らない植物のスマホで見てると
リュートさんが、覗きこんできた。

「手が痛くなった?」
「痛くないよ」
「手を見てるからどうかしたのかと思って」
「見えてない?」
「アオイの可愛い手見えてるよ」
「手だけ?」
「何かあるの?」

リュートさんには、スマホ見えてないのかな?

「何もないよ」

相手に見えてないなら、まぁいいかな。

「あそこの木陰で休む」
「いいよ、行こう」

手をつないで木陰まで行く。
芝生の上に座るはずだったのに、またいつものリュートさんの上に座ってるのはなぜ?

「洋服が汚れちゃうから」
「リュートさんのが汚れちゃうよ?それに、この洋服汚しても良いってエマさんが言ってくれたし」

最終的に決定したのは、リュートさんの腕の中、後ろから包まれてます。
もう、諦めたさ…抱っこされない世界なんて無いってね、フッ。
足をのばして、リュートさんを背もたれとして使う。
有効活用だと思うことにした。

「あ、リスさん」

アオイの足を歩いて手のひらに乗る。

「可愛い」

優しく抱きしめてフワフワのしっぽに頬をよせてみる。

「ふぁふぁ、ふぁふぁ」

良い良いよ!気持ちえぇ( 〃▽〃)

『ボクの名前、ファーファなんだね。これからよろしく』
「うん、よろしく…ぅう?」
「アオイどうした?」
『きみの名前は、アオイなんだね』
「…」

リスを見てポカンとする
驚いてると、リスは手からするすると肩に乗り頬擦りしてくる

「サービスがいい…何か請求されても持ってません」
「アオイの事気に入ったのかな?」

どさくさに紛れてリュートさんも反対側を頬擦りしてる

「アオイのほっぺたスベスベ」
『うん、スベスベだね。そして、ぷにぷに気持ちいい』

リスにほっぺたを押されたら、反対側のリュートさんがほっぺをツンツンしてくる。
なんなんだね、チミ達は!
けしからん頬しやがってとさわる、オヤジみたいだよ。

「な、やめて」

しょうがないなぁって声が聞こえそうなオーバーリアクションで、触るのやめたのはいいが…二人ともピトって音がするかのようにくっついてくる。
また、ほっぺたをくっつけたリュートさん。
両手をのばしてくっつくファーファ。
なにこれ、シンクロしてるんですけど。




いつも読んで下さってありがとうございますm(._.)m
マイペースに、話書いてます。
少しでもこの話を見て、ほのぼのして貰えたら
読んで下さる方の息抜きになったらいいなぁと思ってます。

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