12 / 29
触り心地、手触りは重要です。2
しおりを挟むファーファが、くっついてくる
リュートさんも、くっついてる
「あの、何でくっついてんの?」
「なんでかなぁ」
『なんでかな?』
ステレオ放送でおおくりしています。
とでも言うように息が合う、リュートさんとファーファ
「こちらの世界だと、リスさんと会話できるのって普通なの?」
『ボクは、リスだけど精霊を宿してるから、話ができるんだよ』
「そうなの?精霊なの?」
『精霊でもあり、リスでもあるよ』
「リュートさんにも聞こえてる?」
『リュートと言うんだね、さっきから気が合うと思って』
「俺もそう思ってた。ファーファと仲良くなれそうって」
アオイをはさんで楽しそうに話をする1人と1匹
この感じ、これは…まさかのリスバージョン
リュートさんが、もう1人増えただと…
オーマイガー
《まさかの展開に戸惑い中なう》
ふーふーふー
ココロよ落ち着けー( ´ー`)
「ファーファって、精霊なんだって言ってたでしょ?」
『うん、そうだよ』
「どんな魔法使えるの?」
『ボクは、何でも』
「何でも?」
『火だって、風だって、水も使えるよ』
手のひらに戻ると…小さな手を前に出したり、上に突き上げたりして、マッチ棒みたいな炎、目薬の一滴くらいの水、頬なでる風、小さなからだのどこから魔法が出ているのか気になりファーファをジロジロ見てしまう。
「ファーファすごいね」
「うん、すごいね」
『今のは、一番小さく出したから、もっと強い魔法も出来るよ』
えへんと胸をはるとふさふさの胸元が強調される、可愛い!
そんな、ファーファを足の上におろしてなでる。
「珍しいね、普通は小さな人のかたちみたいな感じだよ」
リュートさんのそばから淡い光が現れてファーファのもとへといく。
ファーファのとなりに小さな人形みたいなものがあらわれた。
「これが、一般的な妖精だよ」
「本当にお人形さんみたい」
「動物の中に、精霊を宿してるって聞いたことない」
「リュートさんが知らないなら、ファーファは特別なのかね」
「妖精は、ニンフと呼ばれているし名前はつけてないよ」
『ボクは、他の精霊たちよりも色んな事が出来るよ。アオイは、何だか面白いなぁと朝から見てて思ったから勝手に契約してしまったけど』
「え、契約…何も持ってないよ」
『アオイの事気に入ったからそばに居たいだけだし』
「ファーファと一緒に居られるの嬉しいな、ずっとリス飼いたかったから」
『リスになって良かった』
「でも、ファーファを邸に入れてもいいのかな?」
「アオイだし、ダメなんて言わないと思うよ。まぁ、言われたら俺の家に来ればいいし」
「リュートさんの邸は、動物いいの?」
「アオイが飼いたいならいいよ。父上も母上も、アオイが住むならきっと喜ぶよ」
「とりあえず、アロワさんとマノンさんに聞きにいかなきゃ」
立ち上がるとファーファが、手のひらから肩に移動する。
やはり、リュートさんと手を繋ぐ。
「他のも、動物居るのかな?」
「沢山居るよ。この邸から少し行ったところに森や湖があるけど、そこにいるよ」
「森に行きたいな」
『ボクは、そこに居たんだ。昨日から不思議な魔力が、ここから感じるから来てみたんだ。そうしたらアオイがいて、面白い子だなぁと思ってずっと見てたんだけど。そばで一緒に居たらもっと楽しめるんじゃないかと思ったんだよね』
「精霊は、6才になる頃だった。森に行って、契約して来たなぁ」
「6才じゃないけどいいのかな?」
『普通は、人間が僕らに契約してくださいって来るもんだし。ボクは、アオイが気に入ったから一緒に居るんだから、いいんだよ』
「ファーファが言うならいいのかな」
頬にくっつきスリスリしてくるファーファ可愛いなぁ。
この作品を、見に来てくださり
本当にありがとうございますm(._.)m
読んで下さる皆さまに感謝します!
0
あなたにおすすめの小説
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました
らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。
そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。
しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような…
完結決定済み
「ご褒美ください」とわんこ系義弟が離れない
橋本彩里(Ayari)
恋愛
六歳の時に伯爵家の養子として引き取られたイーサンは、年頃になっても一つ上の義理の姉のミラが大好きだとじゃれてくる。
そんななか、投資に失敗した父の借金の代わりにとミラに見合いの話が浮上し、義姉が大好きなわんこ系義弟が「ご褒美ください」と迫ってきて……。
1~2万文字の短編予定→中編に変更します。
いつもながらの溺愛執着ものです。
強い祝福が原因だった
棗
恋愛
大魔法使いと呼ばれる父と前公爵夫人である母の不貞により生まれた令嬢エイレーネー。
父を憎む義父や義父に同調する使用人達から冷遇されながらも、エイレーネーにしか姿が見えないうさぎのイヴのお陰で孤独にはならずに済んでいた。
大魔法使いを王国に留めておきたい王家の思惑により、王弟を父に持つソレイユ公爵家の公子ラウルと婚約関係にある。しかし、彼が愛情に満ち、優しく笑い合うのは義父の娘ガブリエルで。
愛される未来がないのなら、全てを捨てて実父の許へ行くと決意した。
※「殿下が好きなのは私だった」と同じ世界観となりますが此方の話を読まなくても大丈夫です。
※なろうさんにも公開しています。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる