異世界で、生きてます。まぁ、どうにかなるのかなぁ。

こまたろ

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触り心地、手触りは重要です。6

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「なんとなく、つがいってわかった。婚約もよくわかんないけど、今はまだそのままにしといたっていいのかな。分からないことばかりだね。」
『アオイが、リュート嫌だってなったら、破棄出来るみたいだしね』

嫌だなんて、絶対に言われたくない。
16歳になったら結婚出来るから、それまで俺の事大好きになって貰うだけだな。


「まだ、先の話だし…今悩んだってしかたないね。後でどうにか出来るなら」
『そうだよ、せっかくボクたち仲良くなれたんだから』

ファーファと話してると、リュートさんがちょっと悪い顔をしてる。
なんだ、またお尻か?
チェックする気なのか?
婚約問題で、ドタバタしてたら夕方になってたみたい。
窓の外が暗くなってきていた

「良かった。アオイから嫌われたら生きていけない」
「そんなに?しかも、生きていけないなんて大げさじゃない?」
「さっきは絶望的だったよ」

出会ったばかりなのに、おかしな人だなぁ。

「このくまさん触り心地いいのに、触らなかったね」
「そうなの?うん、確かにいい。いいけどねぇ」
「触りすぎるとダメになっちゃうから、大事にしなきゃなぁ」

婚約問題は、そのまま終わった。
その日は、リュートさんもカーラさんも婚約(仮)したままだったから、ホッとしたら帰っていった。



ご飯を食べて、エマさんと手を繋ぐと部屋に帰る。

「エマさん。明日も、朝庭で散歩します」
「分かりました。お洋服用意しますね」
「エマさん、頼み事があるんです。ファーファが、眠れそうなカゴと中の布やクッションみたいのありますか?」
「ありますよ。用意しますね」
「ファーファの、ベッド用意して貰えるよ」
『うん、ありがとう。アオイと一緒寝るから、ベッドに置いてよ』
「うん、カゴ置くから一緒に寝ようね」

少し大きめなカゴに、クッションと布もいれて、ファーファが丸まっているのを見つめる。

「どう、大丈夫?」
『うん、いいよ。ふかふかしてる』

寝る前にお風呂に入り髪をかわかし、明日の洋服をチェックして布団に入ると寝てしまっていた。

次の日、やはり早い時間に目が覚めて着替えてたら、ファーファも、起きてちょこんと座ってる。
ブラシで軽くファーファをとかして、ふわふわの毛触りを堪能しつつ、ポシェットを装備してまた庭に行く。

「ファーファが来た森って遠いい?」
『そうでもないよ、歩いて行ける』
「え、行こうよ。近いなら行って帰ってこれるし」
『いいよ、あそこに抜け道あるから、アオイなら簡単に通れるよ』

小さなみどりの木々のトンネルを通り外へ出て、歩いてく。
小さくなったから、早く歩けないけど…数十分歩いていると森に着いた。

『到着』
「到着!中に入って探検しようよ」
『いいよ、行き方とかボク分かるし』
「わーい。楽しみ」

ファーファの案内で色んなところを見て回る。

『ベリーとれるから食べよう』
「いいね、いいね」

探検の途中でブルーベリー、ラズベリー、リンゴンベリーと、クラウドベリーと、キノコを手に入れた。

「ファーファは、すごいね」
『何が?』
「食べれるものと違うのも分かるし、どれくらい採っていいかも教えてくれるし」
『ボクは、物知りだからね』

えっへんと、また胸を張るファーファ
可愛いなぁ。

「休憩したし、一度邸に戻った方がいいかね?」
『邸のなかの散歩じゃなくなったし、もしかしたら慌ててるかも』
「そうだね。帰ろう」
『ベリーも、沢山採れたし、キノコもね』

ファーファが、クラウドベリーをかかげると
それにかじりつく、小さなおさるさん

『ちょっと、ボクのベリー』
『ごめんなさい、お腹すいてたから』
「可愛い、可愛いファーファとおさるさん最強だな」

昔、可愛い動物で調べてた時に、気になってたおさるさんそっくり、世界で2番目に小さなおさるさん思い出す。

「なんちゃら、んー?マ、モが入ってた。小さなからだ、守ってあげたくなるなぁ」
『ぼく、マモ?』

クリクリしたお目めで見つめてくるなんて
そっと手を伸ばすと、手に触れてくれる

『マモ、ボクはファーファだよ』
『ファーファ』
『マモも、精霊を宿してるね』
『ファーファも?ぼくは、つい最近そうなったの。このベリーとか美味しそうにこのからだのこが食べててずっと気になってたの』
『そうなんだね』
「お亡くなりに…」

ファーファが、体をもらったとか言ってたから
小さく生きるの大変だったんだろうなぁと思ってしまった。

『生きてるよ、ぼく』
『ボクもね』
「精霊って、自然にいる妖精であってるんだよね?」
『うん、ボクもマモも、変わってるんだね。そしてアオイと一緒にいたいって思い契約してしまったし』
「マモちゃん、契約?」
『ボクもそう、アオイが名前をくれた』
『名前、マモ』
「うーん、ファーファもマモちゃんも可愛いからいいけど…いいけどねぇ」

名前は、ファーファとかふぁふぁと触ってたら、ファーファになってたし
マモもおさるさんの名前思い出そうとしてたらマモになってたし…あたしゃびっくりしたよ。





いつも読んで下さってありがとうございますm(._.)m
森に勝手に探検しに行くアオイ。
そして新たにマモちゃんが仲間になった。
マモちゃんは、ピグミーマーモーセットと言うおさるさんみたいな見た目です。

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