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そこに漂うだけ。1
しおりを挟む精霊は、自然に存在し続けるモノである。
それが、前のボク。
妖精達のなかのひとつだった。
妖精は、契約して人間と一緒にいたり、森とかならアチコチにいるよ。
ボクは、そこらでただよう精霊で、ずっとあり続けるのもつまらなくなった。
ボクは、かわってるとまわりから言われてた。
つまらないなんて誰も思わない。
それが、当たり前だからってみんながいう。
ある日、仲良かったこのリスの寿命が終わるときに、この体をくれたんだけど…
中に入ってみたら、楽しくて駆け回って、おいしいご飯食べて、日向にて寝てみたら気持ちいいし。
妖精の時はみんなそこら辺に自然の精霊でいるだけだったから、リスの体は、最高だった。
とにかく面白い、生きるってこういうことなんだってね!
楽しく過ごしてきてた毎日、そんな中に変わった魔力を感じる。
今まで感じたこと無い魔力。
気になり近づいてくと、人間の少女が庭でじっくり眺めながら庭に居た。
その子は、ボクに気づくこともなく、あちこちの草や花などを見てまわっていた。
凄く、楽しそうに見ている。
『なんだか、一緒に居たら楽しそうだな』
少女が庭から出て行ってしまう。
『また、外に出てきてくれるかなぁ』
のんびり木の上で、寝てると…またそこに少女と少年がやってきた。
「あ、リスさん」
さっきの少女が、来てくれた。
彼女の足を歩いて手のひらに乗る。
「可愛い」
優しく抱きしめてくれた。
フワフワのしっぽに頬をよせてくる。
「ふぁふぁ、ふぁふぁ」
やっぱり、この子面白そう!
一緒にいたいな。
名前は、それなのかな?
『ボクの名前、ファーファなんだね。これからよろしく』
「うん、よろしく…ぅう?」
「アオイどうした?」
『きみの名前は、アオイなんだね』
「…」
ボクを見てポカンとする。
驚いてるなぁ。
イタズラ心を刺激されて、手からするすると肩に乗り頬擦りしてみる。
「サービスがいい…何か請求されても持ってません」
「アオイの事気に入ったのかな?」
どさくさに紛れて、少年も反対側を頬擦りしてる。
「アオイのほっぺたスベスベ」
『うん、スベスベだね。そして、ぷにぷに気持ちいい』
つい目の前にあうほっぺたを押してたら、反対側を少年がほっぺをツンツンしている。
わかってるね!
「な、やめて」
気持ちいいのに、しょうがないなぁと思いながら触るのをやめた。
両手をのばしてくっつくボクの反対側で、少年もくっついているみたい…本当に、気が合うなぁ。
「あの、何でくっついてんの?」
「なんでかなぁ」
『なんでかな?』
この子とボクは、息が合うな。
「こちらの世界だと、リスさんと会話できるのって普通なの?」
『ボクは、リスだけど精霊を宿してるから、話ができるんだよ』
「そうなの?精霊なの?」
『精霊でもあり、リスでもあるよ』
「リュートさんにも聞こえてる?」
『リュートと言うんだね、さっきから気が合うと思って』
「俺もそう思ってた。ファーファと仲良くなれそうって」
リュートとボクすごく気があう。
「ファーファって、精霊なんだって言ってたでしょ?」
『うん、そうだよ』
「どんな魔法使えるの?」
『ボクは、何でも』
「何でも?」
『火だって、風だって、水も使えるよ』
手のひらに戻ると小さな手を前に出したり、上に突き上げたりして、マッチ棒みたいな炎、目薬の一滴くらいの水、頬なでる風、大きな感じでしちゃうとビックリするだろうし…
アオイから、ジロジロと見られた。
ビックリしていて可愛いなぁ。
これからも、一緒に居れるとかわくわくしかないな。
ヨロシクね、アオイ
いつも、読んで下さってありがとうございますm(._.)m
妖精達の話を少しの間書こうと思ってます。
おつきあいお願いします( ´・∀・`)
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