綺麗な先生は好きですか?

くるむ

文字の大きさ
81 / 158
第六章

怖い以上に、欲しいんだ

しおりを挟む
優しく甘い舌を絡め合う。
キスだけでは物足りなくて、身体中のすべてを密着させたくて先生の背中に縋りつく。たとえ布越しでも、感じられる合わさった体温が、すごく気持ちを温めてくれる。

「南……」

唇を離した先生がパジャマの裾から手を入れて、俺の脇腹を直に撫でた。

「っん……っ!」

先生の手のひらに敏感に感じてしまって、恥ずかしくて真っ赤になる。
そんな俺の様子を見て、先生が嬉しそうに口角を上げた。そして唇を何度も啄み、頬、顎、首筋へと唇を下降させていく。
時々、ねっとりと舐められる刺激に、先生の肩をギュッと握った。

ボタンはいつの間にか総て外されていて、俺の上半身は露わになっている。

「先生……」
「……なん、だ?」

「あっ!……んっ」

先生も脱いでって言いたかったのに、聞く気があるのか無いのか、先生の唇が俺の胸の突起を挟んで転がす。
悪戯なその仕草は、唇で弄ぶだけでは物足りないかのように、今度は舌で舐られ吸い付かれて下半身を直撃するような、ジンとする刺激が走った。

「せん……、っせ……。ま……、あっ、あぁっ」

俺も触りたいから待ってって言いたいのに、先生の熱い舌や手のひらに翻弄されて言葉が続かない。身体も仰け反りながらビクビクと反応して、腕の力も抜けていく。
先生にしがみつくのが精一杯で、もう、俺の恥ずかしい喘ぎ声ばかりが耳に届いている。


先生の唇と手のひらに、どれくらい翻弄されていたのか分からない。
快楽に痺れ、頭の中はまるで白いモヤがかかったようになっている。時間に急かされないせいなのか、いつもより先生の愛撫が濃いからなのかもしれない。

「あ……っ!」
体がビクッと強張った。

俺の中心を扱いていた先生の指が後ろに回って、奥の方にある蕾に入り込んでいた。

「……痛いか?」
先生が気遣うような表情で、俺を覗き込む。情欲に塗れたその瞳は怪しげで、上気したその顔は色っぽかった。

「だい……じょぶ」
「怖いか?」

「怖く……ない」

全然怖くないってことは無いけど、それでも。
それでも俺は、先生が俺を欲しいと思ってくれるその気持ちに応えたかった。
だってどんなに怖くても、先生以外の人なんて考えられないし……。

そして何より、あの時よりずっと、俺の方が先生のことが欲しくて欲しくて仕方がなくなっていた。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

  【完結】 男達の性宴

蔵屋
BL
  僕が通う高校の学校医望月先生に  今夜8時に来るよう、青山のホテルに  誘われた。  ホテルに来れば会場に案内すると  言われ、会場案内図を渡された。  高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を  早くも社会人扱いする両親。  僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、  東京へ飛ばして行った。

見ぃつけた。

茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは… 他サイトにも公開しています

鈴木さんちの家政夫

ユキヤナギ
BL
「もし家事全般を請け負ってくれるなら、家賃はいらないよ」そう言われて鈴木家の住み込み家政夫になった智樹は、雇い主の彩葉に心惹かれていく。だが彼には、一途に想い続けている相手がいた。彩葉の恋を見守るうちに、智樹は心に芽生えた大切な気持ちに気付いていく。

僕たち、結婚することになりました

リリーブルー
BL
俺は、なぜか知らないが、会社の後輩(♂)と結婚することになった! 後輩はモテモテな25歳。 俺は37歳。 笑えるBL。ラブコメディ💛 fujossyの結婚テーマコンテスト応募作です。

【完結】ネクラ実況者、人気配信者に狙われる

ちょんす
BL
自分の居場所がほしくて始めたゲーム実況。けれど、現実は甘くない。再生数は伸びず、コメントもほとんどつかない。いつしか実況は、夢を叶える手段ではなく、自分の無価値さを突きつける“鏡”のようになっていた。 そんなある日、届いた一通のDM。送信者の名前は、俺が心から尊敬している大人気実況者「桐山キリト」。まさかと思いながらも、なりすましだと決めつけて無視しようとした。……でも、その相手は、本物だった。 「一緒にコラボ配信、しない?」 顔も知らない。会ったこともない。でも、画面の向こうから届いた言葉が、少しずつ、俺の心を変えていく。 これは、ネクラ実況者と人気配信者の、すれ違いとまっすぐな好意が交差する、ネット発ラブストーリー。 ※プロットや構成をAIに相談しながら制作しています。執筆・仕上げはすべて自分で行っています。

隣人、イケメン俳優につき

タタミ
BL
イラストレーターの清永一太はある日、隣部屋の怒鳴り合いに気付く。清永が隣部屋を訪ねると、そこでは人気俳優の杉崎久遠が男に暴行されていて──?

処理中です...