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ずっとそばで笑顔でいて
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「それはその、君も俺のことを……その、恋愛対象として好きだと思ってくれているということだろうか?」
「えっ!?」
君も、ということは、アルバート様も私のことを恋愛対象として見てくださっている……?
予想もしていなかった告白に、頭の中が真っ白になった。だって、優しいから不憫な私を放っておけずに助けてくれているだけのアルバート様に、私の勝手な思いをこじらせてしまってはダメだとそんな風に思っていたのに、私は……本当に気持ちを抑えないでもいいの?
安心して、肩の力が抜けてホッとしてしまった。
「ココ!? す、すまん。泣くほど嫌だったとは、」
「ち、違います! 違います、これは……っ」
アルバート様に指摘されて我に返った。泣いていたんだ私。
「嬉しいんです私。気持ちを抑えないでいいんだって信じられなくて。……こんな幸せな気持ちの時にも、出るもんなんですね、涙って」
急いで涙を手の甲で拭って安心させるように笑顔でそう言うと、アルバート様は一瞬にして体の力を抜いたように姿勢を崩した。
そしてもう一度姿勢を正して真剣な表情で私を見た。
「……俺は、人に対してこういう気持ちをいだいたのは初めてなんだ。だから君に対する思いをうまく伝えられるか、逆に鬱陶しく思われるかもしれない。だからもし不安に思った時や気持ち悪いと思ったときはちゃんと言ってくれ」
「そんな……、気持ち悪いだなんて思うわけないです。でも、もしも不安になったときはちゃんと言おうと思います。だからその、私が至らないところもちゃんと言ってくださいね」
「至らないなんてそんなことはないよ。だけど、そうだな。やきもち焼いた時はちゃんと言う」
アルバート様が見たこともない全開の笑顔で私を見た。嬉しそうなその笑顔がとても眩しくて、そのまま見続けていたら眩しさで目がつぶれてしまいそうだ。
「ココ」
「ひゃいっ!」
か、噛んだ……。ううう。
「ふふっ」
何故かうれしそうに笑ったアルバート様が、私の手をキュッと握った。
「大事にするよ。ココには俺のそばで笑っていて欲しい」
「はい。私も、アルバート様には、私のそばでずっと笑顔でいて欲しいです」
お互い目と目を見つめあう。
だけどそのうち恥ずかしくなって、どちらからともなく笑ってしまった。
「えっ!?」
君も、ということは、アルバート様も私のことを恋愛対象として見てくださっている……?
予想もしていなかった告白に、頭の中が真っ白になった。だって、優しいから不憫な私を放っておけずに助けてくれているだけのアルバート様に、私の勝手な思いをこじらせてしまってはダメだとそんな風に思っていたのに、私は……本当に気持ちを抑えないでもいいの?
安心して、肩の力が抜けてホッとしてしまった。
「ココ!? す、すまん。泣くほど嫌だったとは、」
「ち、違います! 違います、これは……っ」
アルバート様に指摘されて我に返った。泣いていたんだ私。
「嬉しいんです私。気持ちを抑えないでいいんだって信じられなくて。……こんな幸せな気持ちの時にも、出るもんなんですね、涙って」
急いで涙を手の甲で拭って安心させるように笑顔でそう言うと、アルバート様は一瞬にして体の力を抜いたように姿勢を崩した。
そしてもう一度姿勢を正して真剣な表情で私を見た。
「……俺は、人に対してこういう気持ちをいだいたのは初めてなんだ。だから君に対する思いをうまく伝えられるか、逆に鬱陶しく思われるかもしれない。だからもし不安に思った時や気持ち悪いと思ったときはちゃんと言ってくれ」
「そんな……、気持ち悪いだなんて思うわけないです。でも、もしも不安になったときはちゃんと言おうと思います。だからその、私が至らないところもちゃんと言ってくださいね」
「至らないなんてそんなことはないよ。だけど、そうだな。やきもち焼いた時はちゃんと言う」
アルバート様が見たこともない全開の笑顔で私を見た。嬉しそうなその笑顔がとても眩しくて、そのまま見続けていたら眩しさで目がつぶれてしまいそうだ。
「ココ」
「ひゃいっ!」
か、噛んだ……。ううう。
「ふふっ」
何故かうれしそうに笑ったアルバート様が、私の手をキュッと握った。
「大事にするよ。ココには俺のそばで笑っていて欲しい」
「はい。私も、アルバート様には、私のそばでずっと笑顔でいて欲しいです」
お互い目と目を見つめあう。
だけどそのうち恥ずかしくなって、どちらからともなく笑ってしまった。
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