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異常進化
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グングンと校舎を通り過ぎて、つくば駅まで来てしまっている。
光太郎は佳山の顔色を覗いた。同じく疲れていないし、息切れもしていない。
それでも、走る速さは更に速くなって行った。
気がつくと、光太郎と佳山は筑波山まで来ていた。
「俺なんか体育の授業サボってばかりなんだよなあ? うーん? 光太郎はどうしてここまで来たんだ?」
「いや、なんとなくだ。って、お前だってそうだろ?」
そのまま光太郎と佳山は、山頂まで獣道を走って行った。
光太郎は自分の身に起きた事象。
身体能力の変化をただ試したかった。
佳山も内心そうなのだろう。と、光太郎は思った。だけど、いっそこのままどこまでも、走りたい気持ちだった。
光太郎は、筑波山の山頂まで来て疑問に思った。
「あれ? なんか……夜になった……」
「あっれー、そうだよな。夜だよな」
「ひょっとして、あの空から降ったかプセルのせいか?」
「ううん……そうかな? なんか星空が広がりだして綺麗だぞ」
光太郎と佳山は、空を見つめて、その美しさに自然と溜息を吐いた。
瞬く間に流転する星雲から、一筋の流れ星がすぐ傍に落ちていった。
「あれ? なんか神社がある。祈れば鈴姉が蘇ったりするのかな?」
「そりゃ、そうかもな……ほんとだ。流れ星が落ちていったところだ」
光太郎は、急いだ。
佳山も後を付いていく。
満点の星空に溶け込むかのような神社には、鳥居が十重二十重と並んでいる。その中を潜りながら、走ると、ものの数秒で玉砂利の上で、星空を見ながらおろおろしている。茶色い服のお婆さんを見つけた。
「おや? これこれ! 若いの! ここへきてはダメじゃろう! ここはお主たちのような若僧がくるところではないのだぞ!」
お婆さんはオロオロとしていたので、光太郎と佳山に凄い剣幕で怒鳴りだした。時折、星空の流転が速くなったかのようだった。
「なんかさあー、困ってるように見えるんだよなあー」
光太郎は呆れて、周囲に気を配る。
だが、お婆さんがどんなことに困っているのか、皆目と見当がつかない。
「ああ……若くて悪かったな。でも、どうしたんだ? そんなにオロオロしてるなんて? 入れ歯かメガネでも落としたのか?」
光太郎は佳山の顔色を覗いた。同じく疲れていないし、息切れもしていない。
それでも、走る速さは更に速くなって行った。
気がつくと、光太郎と佳山は筑波山まで来ていた。
「俺なんか体育の授業サボってばかりなんだよなあ? うーん? 光太郎はどうしてここまで来たんだ?」
「いや、なんとなくだ。って、お前だってそうだろ?」
そのまま光太郎と佳山は、山頂まで獣道を走って行った。
光太郎は自分の身に起きた事象。
身体能力の変化をただ試したかった。
佳山も内心そうなのだろう。と、光太郎は思った。だけど、いっそこのままどこまでも、走りたい気持ちだった。
光太郎は、筑波山の山頂まで来て疑問に思った。
「あれ? なんか……夜になった……」
「あっれー、そうだよな。夜だよな」
「ひょっとして、あの空から降ったかプセルのせいか?」
「ううん……そうかな? なんか星空が広がりだして綺麗だぞ」
光太郎と佳山は、空を見つめて、その美しさに自然と溜息を吐いた。
瞬く間に流転する星雲から、一筋の流れ星がすぐ傍に落ちていった。
「あれ? なんか神社がある。祈れば鈴姉が蘇ったりするのかな?」
「そりゃ、そうかもな……ほんとだ。流れ星が落ちていったところだ」
光太郎は、急いだ。
佳山も後を付いていく。
満点の星空に溶け込むかのような神社には、鳥居が十重二十重と並んでいる。その中を潜りながら、走ると、ものの数秒で玉砂利の上で、星空を見ながらおろおろしている。茶色い服のお婆さんを見つけた。
「おや? これこれ! 若いの! ここへきてはダメじゃろう! ここはお主たちのような若僧がくるところではないのだぞ!」
お婆さんはオロオロとしていたので、光太郎と佳山に凄い剣幕で怒鳴りだした。時折、星空の流転が速くなったかのようだった。
「なんかさあー、困ってるように見えるんだよなあー」
光太郎は呆れて、周囲に気を配る。
だが、お婆さんがどんなことに困っているのか、皆目と見当がつかない。
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