5 / 11
異常進化
1-5
しおりを挟む
佳山も親切な奴だった。
玉砂利を、隅から隅まで熱心に探している。
「いやいやいや。お主たち、星宗さまを見なかったか? 見なかったのなら、用はない。早々とここから立ち去りなさいな」
「星宗さま? 女の人? その人は鈴姉を蘇らせられるのか?」
「光太郎。きっと美人の女の人だよ。こういう神社に似合うじゃん」
「こらーーー! 星宗さまになんてことを?! それに、お主は……さっきから、何を言っておる? ……ひっ!」
その時、光太郎の目が紫色に怪しく光った。光太郎の視神経全ては、その時、境内の全ての動く生命体、物体、風、木々までもが察知できた。
「おおっ! なんか見えてきたぞ! この神社全部。あ、でも。その星宗さまっていう美女は、ここにはいないぞ。その人にお願いすれば、きっと鈴姉は……」
光太郎は自分自身の脅威的に飛躍した感覚に驚いて、しきりに目を擦りだした。
「おお、すげえーぞ。光太郎!」
「お主ら……もしや、破壊汚水に触れているな。それに、生命が進化しておる」
お婆さんは、ぶるぶると今度は震えるようになった。
光太郎と佳山は顔を見合わせた。
「破壊汚水? もしかして、あの空から降ってきたカプセルに入っていたのか?」
「そうじゃ。その水を浴びると正体不明な生物になって……死ぬぞ」
光太郎は驚愕の表情になったが、すぐに頷いた。
「お婆さん。なんで、俺たちはその血塗れの得体の知れない生物? 正体不明な生物? に、ならないんだ?」
「異常進化じゃ。稀に身体が破壊汚水に適応してしまうんじゃ。そして、姿、命、心はそのままだが、あらぬ力に心身が目覚めてしまう」
「へえーー、そいつはラッキー! カッコイイな」
光太郎が感激した。
佳山は「ヒューッ」と口笛を吹いた。
「若僧。名前を知らなんだな。遥々、ここ星降る神社へ来たのだから。名のらねば」
「え? ああ。梶野 光太郎」
「佳山 雄一」
「うん? 梶野? もしかすると、梶野 誠二郎さんの息子さんか?」
お婆さんの驚きの声に、光太郎も驚いた。
「父さんの名前だよ。それ」
「ふっふっふ。あの政府高官の。なら、これを渡しておいたほうがよいな。いやはや、僥倖じゃて」
「うん?」
光太郎はお婆さんから、血塗れの一枚の手紙を渡された。
光太郎は手紙を受け取ると、破れないようにと、ゆっくりと開けた。
その手紙は、血糊でべたべただったが、なんとか読める。
文字は、父さんの筆跡で殴り書きされていた。
「今すぐ、星宗さまを探せ」
玉砂利を、隅から隅まで熱心に探している。
「いやいやいや。お主たち、星宗さまを見なかったか? 見なかったのなら、用はない。早々とここから立ち去りなさいな」
「星宗さま? 女の人? その人は鈴姉を蘇らせられるのか?」
「光太郎。きっと美人の女の人だよ。こういう神社に似合うじゃん」
「こらーーー! 星宗さまになんてことを?! それに、お主は……さっきから、何を言っておる? ……ひっ!」
その時、光太郎の目が紫色に怪しく光った。光太郎の視神経全ては、その時、境内の全ての動く生命体、物体、風、木々までもが察知できた。
「おおっ! なんか見えてきたぞ! この神社全部。あ、でも。その星宗さまっていう美女は、ここにはいないぞ。その人にお願いすれば、きっと鈴姉は……」
光太郎は自分自身の脅威的に飛躍した感覚に驚いて、しきりに目を擦りだした。
「おお、すげえーぞ。光太郎!」
「お主ら……もしや、破壊汚水に触れているな。それに、生命が進化しておる」
お婆さんは、ぶるぶると今度は震えるようになった。
光太郎と佳山は顔を見合わせた。
「破壊汚水? もしかして、あの空から降ってきたカプセルに入っていたのか?」
「そうじゃ。その水を浴びると正体不明な生物になって……死ぬぞ」
光太郎は驚愕の表情になったが、すぐに頷いた。
「お婆さん。なんで、俺たちはその血塗れの得体の知れない生物? 正体不明な生物? に、ならないんだ?」
「異常進化じゃ。稀に身体が破壊汚水に適応してしまうんじゃ。そして、姿、命、心はそのままだが、あらぬ力に心身が目覚めてしまう」
「へえーー、そいつはラッキー! カッコイイな」
光太郎が感激した。
佳山は「ヒューッ」と口笛を吹いた。
「若僧。名前を知らなんだな。遥々、ここ星降る神社へ来たのだから。名のらねば」
「え? ああ。梶野 光太郎」
「佳山 雄一」
「うん? 梶野? もしかすると、梶野 誠二郎さんの息子さんか?」
お婆さんの驚きの声に、光太郎も驚いた。
「父さんの名前だよ。それ」
「ふっふっふ。あの政府高官の。なら、これを渡しておいたほうがよいな。いやはや、僥倖じゃて」
「うん?」
光太郎はお婆さんから、血塗れの一枚の手紙を渡された。
光太郎は手紙を受け取ると、破れないようにと、ゆっくりと開けた。
その手紙は、血糊でべたべただったが、なんとか読める。
文字は、父さんの筆跡で殴り書きされていた。
「今すぐ、星宗さまを探せ」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる