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第6話
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俺は見ちゃいけないと思いつつ、精霊に叱られ仕方なくエレン嬢の解呪?を見ていた。
闇の精霊が何かを引っ張っている?
引き剥がす感じで何やら紫がかったどす黒い、靄っとした何かを連れて行った。
そして光の精霊がエレン嬢に何かをしていた。
『これでよし。さあ、エレンさんと言ったかしら。これであなたは呪いから解放されたわ。体型に関してまでは何もできないから、今後努力してイイ女になりなさい。』
俺は暫く見ていたが、もうそこには綺麗な顔して素っ裸のエレン嬢が立っている訳で、気が付けば視界が真っ赤になり・・・・あれ?何でだ?その後視界が真っ暗になり・・・・
「ヘイマンス殿、鼻血が出ている!しっかり!!」
俺は鼻血が出ていたようだ。ついでに言えば俺は未だ地面にうつ伏せな訳で、そのせいで鼻血が視界を防いだのか・・・・そんな事を思いながらスーっと意識が薄れるのを何となく感じた。
・・・・
・・・
・・
・
何だか枕が気持ちいい。
何だろうこの気持ちよさ。
自然と肌触りの良い枕を触ってみたが・・・・なんだか変だ。
少し暖かい?
俺は急激に目が覚めた。そして目をあけた。
そこには裸のまま俺を膝枕しているエレン嬢が居た。
どうやら俺が触っていたのは彼女の太ももだったらしい・・・・ってちが――――う!
そうじゃない!何故裸のまま膝枕しているんだよ!
俺は慌てて起きた。
「何があったかは後で聞くとして、今は服を着てほしい。」
何とか言い切った。
「わかった。少し待っていてほしい。それとお礼を言わせてほしい・・・・ありがとう。」
そう言ってどうなるのだと思ったが、何と彼女は俺に抱き着いてきた!俺が硬直していると、そのまま彼女の顔が俺に近づいてきて・・・・
「し、しっかりするのだ!これでは服を着られない!」
本日2度目となる意識を失う俺。
どうやら俺はエレン嬢に抱き着く形で気を失ったようだ。
・・・・
・・・
・・
・
次に目が覚めた時、流石に彼女は服を着ていた。
ちょっと残念、そして安心。
で、俺はようやく心の安静を取り戻し、彼女の話をもう一度確認する事にした・・・・しようとしたが何か違う。
で、何が違うかだって?
先ず彼女の見た目だ。
呪いのせいと思われるが、つい先ほどまでの彼女は体型も筋骨隆々、声で女性と辛うじて分かるも・・・・な状態だった。
今や顔は未だかつて見た事の無いほど整っており、体型はほっそりとしていて・・・・鎧はどうやら今の体型にマッチングする調整機能付きのようだ・・・・女性らしい体型と見て取れる。
意外に思ったのは、最初かなり背が高く感じたのだが、こうしてみると今の俺と同じぐらい、つまり小柄な女性なのだ。
で、何故か彼女は俺の手を取り、
「このご恩は一生忘れない。ヘイマンス殿さえよければ嫁に貰ってくれないか。呪いのせいで実家からも見捨てられた身だ。今更解呪できたからと実家に戻るつもりはない。」
いきなりだ。
こんな見目麗しい女性が俺の妻になってくれたらどんなに嬉しい事か。
だが何か見落としている気がする。
実家って何?
「あー、その、結婚?はもっとお互いを知ってだなあ?」
「うむ。それもそうだな。ではまず一緒にパーティーとして活動し、お互いを知ろうではないか。」
どうやらエレン嬢にとって、俺とパーティーを組む事に関して決定事項らしい。
「まあその、パーティーとして行動するのはいいのだが、具体的にどうするんだ?その前に呪われていた影響が無くなって、色々変わったと思うからまずは身体を慣らした方がいいと思うんだが。」
「成程ヘイマンス殿の言に一理ある。鎧はこの通り調整機能付きだから問題ないが、背や体型が変わった故、武器の取り回しに影響が出る可能性は否定できない。何処かで魔物と戦って慣れておこう。」
呪いが無くなっても冒険者を続けるんだ。
「現在の体型に慣れておくのは大事だよな。俺は直接戦闘はしないから、筋肉は必要ないからあまり鍛えてないけれど、剣を用いての戦闘がメインだとそうもいかないよな。」
この日から俺とエレン嬢はパーティーとして活動開始するのだった。
闇の精霊が何かを引っ張っている?
引き剥がす感じで何やら紫がかったどす黒い、靄っとした何かを連れて行った。
そして光の精霊がエレン嬢に何かをしていた。
『これでよし。さあ、エレンさんと言ったかしら。これであなたは呪いから解放されたわ。体型に関してまでは何もできないから、今後努力してイイ女になりなさい。』
俺は暫く見ていたが、もうそこには綺麗な顔して素っ裸のエレン嬢が立っている訳で、気が付けば視界が真っ赤になり・・・・あれ?何でだ?その後視界が真っ暗になり・・・・
「ヘイマンス殿、鼻血が出ている!しっかり!!」
俺は鼻血が出ていたようだ。ついでに言えば俺は未だ地面にうつ伏せな訳で、そのせいで鼻血が視界を防いだのか・・・・そんな事を思いながらスーっと意識が薄れるのを何となく感じた。
・・・・
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何だか枕が気持ちいい。
何だろうこの気持ちよさ。
自然と肌触りの良い枕を触ってみたが・・・・なんだか変だ。
少し暖かい?
俺は急激に目が覚めた。そして目をあけた。
そこには裸のまま俺を膝枕しているエレン嬢が居た。
どうやら俺が触っていたのは彼女の太ももだったらしい・・・・ってちが――――う!
そうじゃない!何故裸のまま膝枕しているんだよ!
俺は慌てて起きた。
「何があったかは後で聞くとして、今は服を着てほしい。」
何とか言い切った。
「わかった。少し待っていてほしい。それとお礼を言わせてほしい・・・・ありがとう。」
そう言ってどうなるのだと思ったが、何と彼女は俺に抱き着いてきた!俺が硬直していると、そのまま彼女の顔が俺に近づいてきて・・・・
「し、しっかりするのだ!これでは服を着られない!」
本日2度目となる意識を失う俺。
どうやら俺はエレン嬢に抱き着く形で気を失ったようだ。
・・・・
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次に目が覚めた時、流石に彼女は服を着ていた。
ちょっと残念、そして安心。
で、俺はようやく心の安静を取り戻し、彼女の話をもう一度確認する事にした・・・・しようとしたが何か違う。
で、何が違うかだって?
先ず彼女の見た目だ。
呪いのせいと思われるが、つい先ほどまでの彼女は体型も筋骨隆々、声で女性と辛うじて分かるも・・・・な状態だった。
今や顔は未だかつて見た事の無いほど整っており、体型はほっそりとしていて・・・・鎧はどうやら今の体型にマッチングする調整機能付きのようだ・・・・女性らしい体型と見て取れる。
意外に思ったのは、最初かなり背が高く感じたのだが、こうしてみると今の俺と同じぐらい、つまり小柄な女性なのだ。
で、何故か彼女は俺の手を取り、
「このご恩は一生忘れない。ヘイマンス殿さえよければ嫁に貰ってくれないか。呪いのせいで実家からも見捨てられた身だ。今更解呪できたからと実家に戻るつもりはない。」
いきなりだ。
こんな見目麗しい女性が俺の妻になってくれたらどんなに嬉しい事か。
だが何か見落としている気がする。
実家って何?
「あー、その、結婚?はもっとお互いを知ってだなあ?」
「うむ。それもそうだな。ではまず一緒にパーティーとして活動し、お互いを知ろうではないか。」
どうやらエレン嬢にとって、俺とパーティーを組む事に関して決定事項らしい。
「まあその、パーティーとして行動するのはいいのだが、具体的にどうするんだ?その前に呪われていた影響が無くなって、色々変わったと思うからまずは身体を慣らした方がいいと思うんだが。」
「成程ヘイマンス殿の言に一理ある。鎧はこの通り調整機能付きだから問題ないが、背や体型が変わった故、武器の取り回しに影響が出る可能性は否定できない。何処かで魔物と戦って慣れておこう。」
呪いが無くなっても冒険者を続けるんだ。
「現在の体型に慣れておくのは大事だよな。俺は直接戦闘はしないから、筋肉は必要ないからあまり鍛えてないけれど、剣を用いての戦闘がメインだとそうもいかないよな。」
この日から俺とエレン嬢はパーティーとして活動開始するのだった。
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