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システムの不具合
第15話 靴と手袋が欲しいな
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「うん?君は何かをするのかい?」
流石に何かを察したようだな。まあ具体的には分からんだろうが。
「まあそう言う事。」
適当にはぐらかしておこう。
「わかった。ちょうど一週間後のこの時間に、ここで待ち合わせをしよう。」
そう言ってエリーザベトさんは俺と別れ、受付で何やら手続きをしに行った。
「ではランナルさん、1週間後に私の受付でお願いしますね!」
「へ?そうなのか?ヘインチェさんだっけか、あんたじゃないと駄目なのか?」
「勿論ですよ!これはギルド内での決め事ですからくれぐれも他の受付に行かないで下さいね!もし私の手が空いていなくても、直ぐに来ますから!」
なんだかすごい気迫だったな。
俺はもう用が無いので、ギルドを出た。
あ、宿で寝よう・・・・
・・・・
・・・
・・
・
翌日
またダンジョンで狩りの開始。
本日は・・・・別の場所。
「今度は防具の場所だな!」
親方がそう言う。
「おいランナル、何だその恰好は?」
「なんつうか、イメチェン?」
「まあいい・・・・どうせお前は殆ど戦闘に参加しねえからな!まあ足手まといにならなければそれでいいがな。」
そう言って親方は先に進んでいく。
さて・・・・俺も進むか。
で、出たのは・・・・靴だった。今日は靴のエリアか。
靴は素早さが上がるんだったな。
そしてまた狩りの一日が始まった。
「あ、親方、一寸連絡があるんだが。」
「なんだランナル、今話さないといけねえ事か?」
「今じゃないと意味がない。一週間、昨日からだがキャンペーンとかでドロップするアイテムが固定するみたいなんだ。」
「は?なんじゃそりゃ?聞いてねえぞ?」
そうだよな・・・・親方でさえこうなんだ。他のメンバーが知る訳無いよな。
「たまたまギルドに寄ったら、そう聞いた。」
「ギルドだあ?てめえよくそんな暇あったな!昨日は忙しすぎたからな、俺は疲れて速攻寝ちまったぞ?」
ですよね・・・・
やっぱそうだよな、下っ端はギルドに寄り付かないから、知る由もない。
そして・・・・順調に靴が集まり、俺の取り分も5セット程が出来上がった。
狩りの終わり、チームは換金ボックスへ。
「今日も大量じゃねえか!こんだけありゃあ11連回したくなるな!」
恐らく回しても金の無駄だよ親方・・・・あれはハマっちゃいけないやつだ。
ああ、なるほど、ここでふと思った。
下っ端はこの負の連鎖から逃れられないんだな。
俺はバグ?でこの連鎖から逃れたが。
・・・・こいつらに手助けする必要あるのか?5年一緒に過ごした仲間だがどうなんだ?
まさか情報は教えられねえが。
そして、今日もたっぷりSSR装備が手に入った。
SSR ブーツ(1) アタナトン +32
SSR ブーツ(2) アマザエル +64
SSR ブーツ(3) ミスティア +96
SSR ブーツ(4) エサウアル +128
SSR ブーツ(5) 月草 +160
キター!!
まるで草の上を歩いているような浮遊感?
足音は静かだしな・・・・今までの靴とは雲泥の差だ。
いやいや普通の靴と比べるなんてSSRに失礼だな。
これは・・・・何故か足にぴったりだな。履き心地もいい。
こういった装備って、確かサイズの自動調整機能があるんだっけ?
一体どういう仕組みなんだ?日本にいた時では考えられない。
科学と魔法の違いか。
だからなのか、足の大きさに合わせた靴じゃないんだよなこの装備って。
だがサイズがぴったりと言うのは有難い事だ。
流石に何かを察したようだな。まあ具体的には分からんだろうが。
「まあそう言う事。」
適当にはぐらかしておこう。
「わかった。ちょうど一週間後のこの時間に、ここで待ち合わせをしよう。」
そう言ってエリーザベトさんは俺と別れ、受付で何やら手続きをしに行った。
「ではランナルさん、1週間後に私の受付でお願いしますね!」
「へ?そうなのか?ヘインチェさんだっけか、あんたじゃないと駄目なのか?」
「勿論ですよ!これはギルド内での決め事ですからくれぐれも他の受付に行かないで下さいね!もし私の手が空いていなくても、直ぐに来ますから!」
なんだかすごい気迫だったな。
俺はもう用が無いので、ギルドを出た。
あ、宿で寝よう・・・・
・・・・
・・・
・・
・
翌日
またダンジョンで狩りの開始。
本日は・・・・別の場所。
「今度は防具の場所だな!」
親方がそう言う。
「おいランナル、何だその恰好は?」
「なんつうか、イメチェン?」
「まあいい・・・・どうせお前は殆ど戦闘に参加しねえからな!まあ足手まといにならなければそれでいいがな。」
そう言って親方は先に進んでいく。
さて・・・・俺も進むか。
で、出たのは・・・・靴だった。今日は靴のエリアか。
靴は素早さが上がるんだったな。
そしてまた狩りの一日が始まった。
「あ、親方、一寸連絡があるんだが。」
「なんだランナル、今話さないといけねえ事か?」
「今じゃないと意味がない。一週間、昨日からだがキャンペーンとかでドロップするアイテムが固定するみたいなんだ。」
「は?なんじゃそりゃ?聞いてねえぞ?」
そうだよな・・・・親方でさえこうなんだ。他のメンバーが知る訳無いよな。
「たまたまギルドに寄ったら、そう聞いた。」
「ギルドだあ?てめえよくそんな暇あったな!昨日は忙しすぎたからな、俺は疲れて速攻寝ちまったぞ?」
ですよね・・・・
やっぱそうだよな、下っ端はギルドに寄り付かないから、知る由もない。
そして・・・・順調に靴が集まり、俺の取り分も5セット程が出来上がった。
狩りの終わり、チームは換金ボックスへ。
「今日も大量じゃねえか!こんだけありゃあ11連回したくなるな!」
恐らく回しても金の無駄だよ親方・・・・あれはハマっちゃいけないやつだ。
ああ、なるほど、ここでふと思った。
下っ端はこの負の連鎖から逃れられないんだな。
俺はバグ?でこの連鎖から逃れたが。
・・・・こいつらに手助けする必要あるのか?5年一緒に過ごした仲間だがどうなんだ?
まさか情報は教えられねえが。
そして、今日もたっぷりSSR装備が手に入った。
SSR ブーツ(1) アタナトン +32
SSR ブーツ(2) アマザエル +64
SSR ブーツ(3) ミスティア +96
SSR ブーツ(4) エサウアル +128
SSR ブーツ(5) 月草 +160
キター!!
まるで草の上を歩いているような浮遊感?
足音は静かだしな・・・・今までの靴とは雲泥の差だ。
いやいや普通の靴と比べるなんてSSRに失礼だな。
これは・・・・何故か足にぴったりだな。履き心地もいい。
こういった装備って、確かサイズの自動調整機能があるんだっけ?
一体どういう仕組みなんだ?日本にいた時では考えられない。
科学と魔法の違いか。
だからなのか、足の大きさに合わせた靴じゃないんだよなこの装備って。
だがサイズがぴったりと言うのは有難い事だ。
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