ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ

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大型アップデート?

第26話 6人の臨時パーティー

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 正直足が震える。

 あんなバケモンに勝てる気がしない。
 ゲームで出現するドラゴン、スマホやパソコンの画面の中だから大きさの実感がないんだよな。

 そして俺はこのダンジョンの下層を1人で挑んだが、あんなバケモンは見なかった。

 あの時はSRの武器だったが、SSRの武器ならドラゴンでもいけるんじゃね?と思った時もありました・・・・

 俺はやばそうなハンターに近づき、ハンターを逃がしつつドラゴンを剣で切りつけた。

 ガキンッ!!

 うおお何だこれ超硬いんですけど。
 鱗がこんなに硬いとは。

「駄目だよランナル君!ドラゴンの鱗は硬いから、まともに切りつけてもダメージは与えられないよ。」

「先に言え!」

 気を取られた瞬間、ドラゴンの攻撃をもろに食らう。

「ぶべっぼがべ!」

 俺は吹き飛んだ。壁に激突し肺の空気が全部抜ける。だが・・・・あれ?痛くない?

「ラララランナルさん、しっかり!」

「大丈夫だ・・・・凄いなこの装備。」

「月シリーズは伊達じゃないからな。それより、力を解放しないかい?」

「なんだそれ、エリーザベトさん、俺はNハンターだ。こんな凄い装備の事はまるで知らない。」

「シリーズを揃える事ができれば、さらなる力を引き出せるのだよ。この場合は月の力だな。月とはまあダンジョンの事を指すのだが、因みに太陽は地上の事だな。」

 そうエリーザベトさんが説明する間に、”蘇りの灼熱”の3人は果敢にドラゴンを攻めている。

 俺が渡した短剣・・・・短剣と言っても50センチほどあるのだが・・・・リーチが短く、殆どドラゴンにダメージを与えていないようだ。

「どうすれば・・・?」

「私もよくは知らないが、”シリーズ解放”と言えば、ステータスにブーストがかかる筈だ。今回の場合は”月シリーズ開放!”じゃないかな。」

「やってみよう・・・・”月シリーズ解放!”これでいいのか?」

「それでいいだろう。では私もやってみよう。ヘインチェ、君も言うんだ。”月シリーズ解放!”」

「えええ?恥ずかしい・・・・」

「ここにきて恥ずかしがるんじゃない!」

「わかりました・・・・何で私がこんな目に・・・・うう・・・・”月シリーズ解放”」

 3人が言い終わり・・・・なんだかすごく体が火照る。

【月シリーズ:能力解放で装備後のステータスが、ダンジョンに限り2倍になる。時間制限1時間。1日1度可能。】

 何だか動きが軽い?力が湧いてくる?

「3人で挑むぞ!今ならいける気がする!」

「その意気だ!ヘインチェ行くぞ!」

「私はただのギルドの受付、うう・・・・」

 3人が苦戦している所に俺達3人は突っ込む。

「バーストか!それなら行けるか?」

 俺達の事に気が付いたのか、3人は俺達の援護に回るようだ。

 俺は早速・・・・剣をふるう。

 がごん!

 剣が鱗にめり込む。

 見るとエリーザベトさんも、ヘインチェちゃんも同じようにドラゴンの鱗に剣がめり込んでいる。

 滅多切りにする。

「ランナル君、よけろ!」

 背後で声が。

 何が?と思う前にその場を飛びのく。

 俺がいた場所に、ドラゴンの尾が振り下ろされていた。

 凄い揺れだ。地面が揺れるようだ。

 そして再びドラゴンに剣をふるう。



 鱗がべっこりとなるが・・・・あ、1枚鱗に隙間ができたぞ?

 俺は剣をその隙間に突き刺す。深々と突き刺さった。


『GUWOOOOOO!!!!!!!』

 ドラゴンの口からとんでもない大音量の叫びが。うるせえ・・・・
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