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ランナル、男爵になる!

第112話 呪いを解除する力なんぞないぞ?

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「なあ王女様、俺が呪いに打ち勝ってると言っても、そもそも呪いをどうやって解除するんだ?俺にはそんな能力なんぞないぞ?それに状態異常にかかった気がするんだが。」

 俺ははっきりと王女様に言った。
 どうしてこうなったか知らんが勘違いをしているんじゃないか。

「それには心配及びません。もうすぐ私の呪いは解除されるでしょう。」

 何故だ?どういう事だ?

「え?自力でできるなら、俺っていらないんじゃ?」

「いえ。ランナル様を巻き込んで申し訳ないのですが、あの行為には他にも意味があるのです。」

 あの行為って抱き着いたりキスしたりか?あ!まさかと思うがあれか、小便か?
 あれが一番恥ずかしいよな。

「言ってる意味が分からないのだがまさか小便か?」

「姉が呪われたのは淫魔のせいですわ。そして私もその影響を色濃く受けておりますの。呪われた対象者と口づけをかわしてしまえば、交わした相手もすぐに呪われるのですよ?本当はその後放尿はしないはずだったのですが、ランナル様は呪いを受けませんでした。で、私は思いました。このまま放尿すれば呪いが解除されるのでは?と。そしてそれはどうやら正しかったようですわ。実は淫魔は便が苦手なようなのです。特に小便は聖水と言われるように、解呪の効果が期待できるのです。」

 意味が分からんぞ?

「そ・・・その・・・・言ってる意味が分からん・・・・」

 これガチでやばい奴だ・・・・もう手遅れだが本当はそう言った性癖があるんじゃないのか?
 放尿で呪いを?ないだろう?


「あのままランナル様も私に放尿されえましたよね??たまたま私は初めてでしたがまあそちらはどうでもいいです今回は関係ないですから。ですが、呪われた相手に、呪われずに放尿を相手にすれば、解除されるのです。」

 ・・・何だその解除って?

 それに俺のしょんべんが呪いに打ち勝つのか?
 俺は頭がおかしくなったのだろうか。

「解除というより解呪ですね?淫魔の呪いを打ち消すには、これしかありませんの。」

 そう言った直後、王女様の身体が熱くなった。いや・・・何だこれ?熱いと言うか・・・・大丈夫かこれ?

 うわ・・・・身体がけいれんしてるぞ?泡吹きやがった・・・・下も何だか駄々洩れ、また漏らしたのか?

「お・・・おい王女様がおかしい!どうしたら!」

 俺はカチヤ達に助けを求めるも・・・・彼女達は固まってる!

「今の王女様に触れれば・・・・私達も呪われるのでは?ランナル様がどうにかしないと。」

 カチヤにそう言われ・・・・マジっすか?

 だが・・・・そのうち王女様は落ち着いたようだ。
 どうやらすべて出し切ったようだ。また俺の上でかよ。本当はやっぱりそう言う性癖があるんじゃないのか?
 そしてどうやら俺にもしろと囁いてくるんだが。
 し、仕方がないんだからね!
 そう思いつつ俺もした!何故か興奮したが。

 その後俺は王女様を抱きかかえ、机の上に・・・それしかないからな・・・・寝かせた。


 暫くして、王女様はパチッと目を開ける。

 何やら自身の身体をあちこち見ている。
 首を動かすも・・・・あの恐ろしい動きはしていない。

「あ・・・・あああ!」

「ふぇ・・・・フェリーネ王女、大丈夫か?」

「あ・・・・ああああ・・・・・!!!!!呪いが・・・消えましたわ!」

 どうやら意味不明ながら、呪いが消えたようだ。

「あの!ランナル様!妹とも行為に及んで下さいまし!」

 ええ?いきなりそれかよ!つうか早々出ないぞ!

「だが・・・・あの2人共あんな形でするのか?後が面倒なんだが。」

「そうですわね・・・・あ、ランナル様は・・・・ゲートを所持されていますわね?」

 何で知ってんだ?

「どうしてそれを・・・・?」

「王家の情報網を甘く見てはいけませんわ。ゲートで・・・・シートと椅子を取ってきてくださいますね?」

 あ、ゲートでトイレの所に行くんじゃないんだな?流石にトイレに2人が座るとかないしな。

「で・・・どうしろと?」

「あの2人とは、結界の中で行為に及んでもらいますわ。」

 まさかの放尿プレイか?

「カチヤ達が目の前にいるのにか?」

「ええ・・・・あの3人も、無意味に今動くのはあまり宜しくありませんからね。」

 なんてこったい!
 兎に角、俺は一度ゲートで・・・・拠点に戻り、椅子をとシートをいくつかカバンに入れた。で、またここに戻ってきた。

 で・・・・

「では・・・・ここにシートを引いて下さいまし。その上に椅子を設置して下しますか?」

 場所まで指定されてしまったが、衆目のある中するのか>縮こまって出ないんじゃないか?
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