85 / 300
新たな仲間と共に
第85話 短剣の大量生産で、鍛冶スキルをレベルアップ
しおりを挟む
3人を見送った後、鍛冶スキルを上げるため炉の設置を行います。
ロングソードは厳しいですが、短剣だったら今から設置する炉で充分。
耐火煉瓦を組んで炉を組み立てるのですが、予めいくつかの部品に分けて収納しているので、組むのはそれほど時間はかかりません。
そうは言ってもなかなか重いので、1つ10キロほどに分けています。
炉を組んだら土魔法で仕上げていきます。
で、火をおこします。
ちゃんとした炉の場合、火を燃やすのに苦労しますがここは魔法でのごり押し。
魔法を切らさないようにし、さらに鉄を入れていきます。
予め溶けやすいよう薄いインゴットにしているので、あっという間に鉄が溶けます。
因みに短剣は鋳型に鉄を流し込んで、形成していきます。
短剣は投げられたらいいので、普通はしないのですが型に鉄を流し込む制作方法を用います。普通の鍛冶とは段取りが違いますけれども気にしません。
で、ある程度冷えたら金床に短剣を置き、槌でたたいていきます。
気が付けば3人は戻っていましたけど、既に大量の短剣が出来上がっています。
因みに鉄を鋳型に流し込むまでは魔法を使うので、ジョブは魔法使い。
その後に鍛冶師へジョブチェンジ。
3つのジョブを全部鍛冶にするとどうなるか疑問でしたが、それぞれレベルが上がって、途中から剣を打つ速度が目に見えて早くなったのを実感しました。
「デルク、何だいこの短剣は。凄い数だ。」
あきれたようにレイナウトが僕に言います。
「え?ええと・・・・うわ、僕ってこんなに打っていたの?」
10振りぐらいと思っていたんだけど、どうやら50振りぐらいあるようです。
「これ全部デルクが作ったの?」
ロースはただただ驚いてるようです。
「剣は作るじゃなく打つだね。因みに数え方は一振り二振りだよ。」
「そんなのどうでもいいわ。これどうするのよ?」
「ああ、これを全員で投げてもらうつもりだよ。」
「投げるの?」
「うん。剣術と投擲のスキルが上がるはず。そしてどんどん打つからね、使い捨てでいいんだよ。数打てば鍛冶スキルも上がるし。」
セシルがナイフを一振り手にします。
「持ちやすい。」
そして何度も剣を手にして振ってます。
「重さも形状もちょうどいい。」
セシルのお目にかなったようです。
「ちょっと投げさせてくれ。」
レイナウトが僕の短剣を一振り手にし、階段めがけて投げます。
あ、壁に刺さった。
「うわ、これ凄いな。投げやすい。狙った所にちゃんと当たったよ。」
ああよかった。
「じゃあ次にレベリングする時は、魚相手に短剣を投げてみて。僕もするけど。」
僕は4等分にして短剣を全員に持たせます。
「また打つから、全部投げちゃって。」
どんどん鍛冶スキルを上げていかないとね。
ロングソードは厳しいですが、短剣だったら今から設置する炉で充分。
耐火煉瓦を組んで炉を組み立てるのですが、予めいくつかの部品に分けて収納しているので、組むのはそれほど時間はかかりません。
そうは言ってもなかなか重いので、1つ10キロほどに分けています。
炉を組んだら土魔法で仕上げていきます。
で、火をおこします。
ちゃんとした炉の場合、火を燃やすのに苦労しますがここは魔法でのごり押し。
魔法を切らさないようにし、さらに鉄を入れていきます。
予め溶けやすいよう薄いインゴットにしているので、あっという間に鉄が溶けます。
因みに短剣は鋳型に鉄を流し込んで、形成していきます。
短剣は投げられたらいいので、普通はしないのですが型に鉄を流し込む制作方法を用います。普通の鍛冶とは段取りが違いますけれども気にしません。
で、ある程度冷えたら金床に短剣を置き、槌でたたいていきます。
気が付けば3人は戻っていましたけど、既に大量の短剣が出来上がっています。
因みに鉄を鋳型に流し込むまでは魔法を使うので、ジョブは魔法使い。
その後に鍛冶師へジョブチェンジ。
3つのジョブを全部鍛冶にするとどうなるか疑問でしたが、それぞれレベルが上がって、途中から剣を打つ速度が目に見えて早くなったのを実感しました。
「デルク、何だいこの短剣は。凄い数だ。」
あきれたようにレイナウトが僕に言います。
「え?ええと・・・・うわ、僕ってこんなに打っていたの?」
10振りぐらいと思っていたんだけど、どうやら50振りぐらいあるようです。
「これ全部デルクが作ったの?」
ロースはただただ驚いてるようです。
「剣は作るじゃなく打つだね。因みに数え方は一振り二振りだよ。」
「そんなのどうでもいいわ。これどうするのよ?」
「ああ、これを全員で投げてもらうつもりだよ。」
「投げるの?」
「うん。剣術と投擲のスキルが上がるはず。そしてどんどん打つからね、使い捨てでいいんだよ。数打てば鍛冶スキルも上がるし。」
セシルがナイフを一振り手にします。
「持ちやすい。」
そして何度も剣を手にして振ってます。
「重さも形状もちょうどいい。」
セシルのお目にかなったようです。
「ちょっと投げさせてくれ。」
レイナウトが僕の短剣を一振り手にし、階段めがけて投げます。
あ、壁に刺さった。
「うわ、これ凄いな。投げやすい。狙った所にちゃんと当たったよ。」
ああよかった。
「じゃあ次にレベリングする時は、魚相手に短剣を投げてみて。僕もするけど。」
僕は4等分にして短剣を全員に持たせます。
「また打つから、全部投げちゃって。」
どんどん鍛冶スキルを上げていかないとね。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
962
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる