異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ

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出発

俺様に掛かれば、こんなのチョロいぜ!

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「姫様・・・・この馬車、このままでは動きませんよ?」

 おっぱいバインの女が、ちっこいガキンチョに何か言ってる。

「これは・・・・困ったわ。もう、目的は果たしたけど、帰れないわね・・・・」


「ええ?ララインサル商会に行くんじゃないんですか?私達それを楽しみにしてたんですが・・・・」

「ああ?何だお前達、親父の店の客だったのか?しゃーねえな。どこ壊れてんだ、ああ?」

「あんたに何ができるって言うんだ・・・・ほらここ、車軸が割れちゃってて、元に戻らん。」

 しかし、見事なおっぱいだ。もう一度揉みたい・・・・

「仕方ない、直す事が出来たら揉ましてあげるよ?それとお前、心の声が駄々洩れだからな?で、本当に生乳見なくていいのかい?」

「見んぞ。見ればもうそれは、そこで夢が終わるのだ。夢はあくまで夢なのだ。女よ、女も生乳は結婚相手だけに見せるのだな。」

 さて、何処だ・・・・?あ、これか?見事な割れっぷりだな。なんかこう、棒が無いものか・・・・?あ、おいポチ、お前牙がいくつか無くなってるじゃねえか?どこ行った?

 ”そんなのそこらの森の中に転がっておるわ”

「じゃあちょちょっと回収してコイ!」

 俺様、ポチに命じ、折れた牙の回収に行かせる。

 ”何故我がこんな雑用を・・・・”


「お前の不始末だろうが!つべこべ言わず取って来い!」

 暫くして戻ってくる。あ?こいついつの間に折れた牙復活してんだ?

「よっしゃ、じゃあこいつで車軸作ってしまおうか?」

「ちょ!何ドラゴンの牙で作ろうとしてんだ!そんなのどうやって削るんだ?」

「え?普通にナイフでだけど?」

 何言ってんだこのちっこいむっちり女。

「ルドメロさんは、ドラゴンの牙を加工できるんですか?」

「お?何だガキ、俺様に興味あるのか?後10年したら、考えてやるぜ?その前に、後5年後にどうなってるかだがな。」

「く!相変わらずゲスいガキだぜ!!」

「あん?何か言ったか?ちょっと集中したいんだ!静かにしてくれないか?」

 ”まずこの車軸ばらしてですね・・・・車輪は大丈夫ですか・・・・元の車軸は駄目ですね。あ、一応修復スキル使っておきましょうか?”

 すると・・・・車軸が元通りに。

 ”あーだけど、またここ壊れますね。弱いようですし?やはり牙ですね。”

 俺様、一生懸命ナイフで牙を毛削っていく。あれ?さっきどうしてた?

「ああ!ドラゴンの牙、粉にしたのでも価値あるんですよ?それをあんな無造作に地面に落としてる・・・・」

「うっせー!黙って見てろっつったろうが!」


 くそ!うっせーぜピーチクパーチクと。

 ・・・・よっしゃ!形になったぜ?俺様良い感じじゃね?さ、後は車輪をはめて・・・・馬車に戻すだけだな。

「おいポチ、持ち上げろ。」

 ”また雑用か・・・・”

「ポチは直せるのか、ああ?」

 ・・・・よっしゃあ!くっついたぜ!それと・・・・回るな。後は・・・・地面に置いて、走らすだけか。

「ポチ、もういいぞ、地面にそっと置くんだ。」


 その後、馬車のあちらこちらの割れた板を、トカゲの鱗を張りなおして修復してやったぜ!少々不格好だが、こんなもんだろう?
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