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ある意味王国の危機?

クヌティア皇国の動き

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僕は王様から、なぜ土下座をしたのか聞き出す事にしました。

すると意外な事が・・・・そう言えば、エルフの救出をしたりと、最近の国情など知りませんでした。
なので、国王が言った事は驚きなのです。

「・・・・クヌティア皇国を知っとるか?」
国王が唐突に聞いてきます。

「・・・・一応知っていますよ。兄が・・・・ライニール・ララインサルが住んでいますね。ララインサル商会 クヌティア支店がありますね。」

それにゲートを設置してありますから、いつでもあちらへ行けますから・・・・
まあ、管理は執事のマウリシオさんに一任しているんですよ。しかも彼の裁量で人を雇ってもらい、管理しているんですけどね・・・・

「かの国にはなかなか距離があるゆえ、早々行き来はしないのだが・・・・最近よからぬうわさが絶えなくてな。」
「よからぬ噂ですか?あそこへは普通は船で半年と聞きますが?」

「それはあくまで民間じゃな。我が国は飛行船があるゆえ、数日でたどり着く。」

・・・・そんな魔道具があるのですか・・・・

「で、それで何故国王ともあろうお方が私に土下座を?」
「おお、そうじゃった・・・・そなた、自身の親に最近会ったかのう?」
「・・・・家を出てから一度も帰っておりませんよ。」

「なんと!其方嫁が4人もいるのに、親に報告すらしておらぬのか?」
・・・・多分兄がしているでしょう?魔道具があれば連絡は一瞬ですからね・・・・
「で、何が言いたいのでしょう?」

「おお、それでじゃな・・・・其方の実家、ララインサル商会にも確認をしておったのじゃが・・・・」
「皇国の事ですか?」
「そうなのじゃ。じゃが・・・・何を勘違いしたのか、聞きに行った騎士どもが、其方の両親と妹を捕えようとしたようなのじゃ。」
・・・・え?どういう事?父と母が国に敵対するとか考えられないけれど?
「今教会におるのじゃが・・・・その、3人とも大けがを負ってしまっての・・・・すまん・・・・」
「ええと、どういう事でしょうか?」

「・・・・其方の妹は、魔法が得意らしいな?」
「私が15になって、実家を出てから一度も会ってませんから、わからないですよ?」

・・・・妹には会っておくべきでした。まあ、ブラコンの様でしたから、もしかして私と会ってしまうと、私もアニサマと結婚する!と言いかねませんでしたし、何より、馬車に轢かれた時の私の怪我は、自分のせいだと思い込んでいる節がありましたからね・・・・

「それでの、かなり激しく騎士どもとやりあってしまったようでのう。どうやら騎士共が其方の妹にちょっかいを出したらしくてな。激高した其方の妹と激しい争いになったらしく・・・・最終的には騎士20人ほどが其方の妹殿を攻撃したらしくてな・・・・騒ぎを聞きつけた別の騎士が止めに入ったのじゃが・・・・その時にはもう3人ともひどい怪我で・・・・その、すまん!」

再び謝ってきますが・・・・どの程度の怪我なのでしょう?それといつその事件が起こったのかな?
私に会いたいと連絡してきたのは、この皇国の問題なのでしょうが・・・・
その時に妹達が怪我をしたのなら、もっと素早く呼び出すでしょう・・・・ほんの最近の出来事でしょうか?




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