レンタル従魔始めました!

よっしぃ

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王都ルーペルト

第93話 よからぬ視線

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「さあ行きましょー!」
「絶対に離れないで下さいね。」
 今、僕の両隣にはそれぞれプリスカ様とカトリナ様がいます。しかも腕を絡めて。
 何度言ったらわかるのでしょうね。
 庶民と貴族の令嬢。絶対に結ばれる事はないので、こんな事をしてはいけないと何度も言っているのです。
 しかもよからぬ噂になっては大変だからと、僕は極力こうした行動が人目に触れないよう努力を・・・・それをこの2人ときたら・・・・はあ。
 仕方がありません。
 そんな僕達を、城のとある場所から見ている人物が居たなんて、この時は知る由もありませんでした。

「これカトリナ止めんか。カトリナは母の代理としてここにきているのだぞ。」
「そうでした・・・・ではロキュスさん、また後でね。」
 ここでプリスカ様は・・・・
「プリスカ嬢、君もだよ。冒険者ギルドの担当として付いて来ているのだ。しかもここは王城だ。今までは大目に見ていたが、そろそろ弁えてもらいたいものだな。」
 流石に厳しい意見の伯爵様です。

「あ、はい!ごめんなさあい!ではロキュスさん、また後で!」
 何故か伯爵様の言う事には従うのですね。

 こうして僕は2人から解放されたのですけれど・・・・時すでに遅しだったようです。
 尤もその事に気が付いたのは、翌日なのですけれど。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 この頃、城のとある場所
 たまたま、そう、偶然アルテュールはここを通っていた。
 その時3人の少年少女を視界の片隅に捉えた。はて、あんな3人は今まで見た事は無いな。
 ふとそう思いつつ、じっと見る。少年はどう見ても地味だが、問題はその両隣の少女だ。

 何せ美少女だったからだ。
 アルテュールは13歳。
 ルーペルト王国唯一の王子。
 正確には唯一の子だ。
 つまり現国王と既に亡くなっている前王妃との間に唯一生まれた子。
 現王妃との間には未だ子は誕生していない。

 そんなアルテュールは必要以上に大事に育てられ、結果好き放題させてしまう事となってしまった。

 そして自身には人を従わせる事が出来る権力がある。
 この事実を幼くして知ってしまい、可也歪んだ性格になってしまった。

 そしてこれはごく少数の人しか知らない事なのだが、アルテュールは国王とは似ても似つかぬ姿。
 国王は金髪に水色の瞳。
 そして亡くなった王妃も金髪。
 しかし生まれてきた子は黒髪だったのだ。
 国王の直系に現在黒髪は存在しておらず、王妃の家系には7代ほど遡ると1人だけ存在していたのだが、元王妃の幼馴染が黒髪だったとか・・・・ただし現在王位継承を持っている家系は国王と再従弟のみ。たった2系統しかないのだ。
 そして国王の再従弟の子は黒髪。
 王子が誕生後、前王妃はすぐに亡くなったが、この時を前後して、1人の貴族の跡取りも亡くなっている。
 一体どうして死んだのかはわからずじまい。こうして事実は闇の中。
 そんな王子なので、扱いは微妙。そして現王妃との間に子を授かる事は殆どの者が望んでいた。
 だが当然ながらそれを望まぬ人物も少数ながら存在している。
 王子派の面々。
 王妃の呪いはこうした事が理由ではないかと、まことしやかにな話が広まっていた。
 そしてそれは誰もが真実だと理解はしていた。証拠はなかったが。

 ●  分かりにくいと思いますので、補足をいたします。

 現国王には兄弟がおらず、従弟もいません。再従弟のみ1人現存しています。曾祖父が同じです。
 それが公爵です。次の話に出てきます。
 つまり王家はこの2系統しか現存していないという事です。
 現国王にはアルテュールという息子だけが居ます。
 公爵には一人男児が居ます。そして数年前に世継ぎになるはずの嫡男を、国王の前王妃の死と前後して亡くしています。本来であれば2人の男児が居たはずの公爵です。

 自分で書いていて訳が分からなくなったので、人物的にはこんな感じという補足です。
あと【またいとこ】と【はとこ】は同じ扱いなのですが、混在するかもしれません。ごめんなさい。
その親に関しても大叔父だと違うと思いますが、多分従叔父いとこおじというようですが、当人からすればそんな扱い程度と思っていただければと思います。

 次の話も訳が分からなくなると思いますので・・・・申し訳ないです。
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