レンタル従魔始めました!

よっしぃ

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ロキュス・目覚める

第117話 改めて従魔との再会

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 スラちゃん達を探さないと。

 僕は寝ている場所から起き・・・・ようとしましたが、見事に落ちてしまいました。あいたたた!

 どうやらベッドに寝かされていたようで、僕は不用意に起き上がってしまったようです。

「ロキュス様!申し訳ございません!」

 若い女性が駆け寄ってきましたが・・・・メイドさん?

 2人居たようで、もう1人は部屋から凄い勢いで出て行ってしまいました。

「いえ、周りをよく確認もせずに起き上がった僕が悪いんです。」

「お傍に控えていながら、悪いのは私共の方で・・・・」

「いえ、僕の方が・・・・」

「私共が・・・・」

 こんな不毛なやり取りをしていると、
「おはようございますロキュス様!」

 ・・・・誰だっけ?思い出せ僕!僕はできる子!出来るんだ・・・・だ、駄目だ!さっぱりわからない。僕はできない子だったよ。
「おはようございますレネー様。申し訳ございません、私共のミスでロキュス様がベッドから落下してしまいました。」

 あ、これはナイスメイドさんだね!

「先ほども言いましたが、悪いのは僕で・・・・あ、おはようございます、レネー様。」
 そう言えば僕って名乗っていたっけ?向こうは僕を知っているみたいだけど。
 
注:114話での受け答えで一応ロキュスと認めています。

「今落ちたって言いましたわよね?何処か痛い箇所はありませんか?」
 そう言ってさりげなくレネー様は僕のすぐ隣にやってきました。
「大丈夫・・・・っていたたたた。」

 落ちた時痛かったけれど、何処か打ったかな?
「まあ!やはり御怪我をなさっていますわ!ロキュス様のスライムは今、苑囿にいらっしゃいます。急ぎ向かいましょう!歩く事は可能でしょうか?無理でしたら・・・・誰か人を呼ばせましょう。」

 痛いのは肩だから歩けるかな?

「落ちた方の肩が痛いだけなので、歩けますよ。」

「其れは良く・・・・はありませんが、誰かに治療をさせるよりも、ロキュス様のスライムに診てもらう方がよさそうですものね。ではまいりましょ?」

 何故手を繋ぐのかな?
 それと・・・・僕が今着ているのは寝間着かな?こんな格好でいいのかなあ?
 どうやらレネー様は気にしていない様子。

 何やら沢山の人が後ろからついてきますが、いいのかな?それに何処に居たの?

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 僕が居た部屋が何処なのかさっぱりわからなかったので、正直助かりました。

 5分程歩くと、目的地である苑囿えんゆうに到着しました。
 ここは分かります。

 すると直ぐに地面が盛り上がり、

【ご主人!待っていたよー!】
【主が来た!】

 スラちゃんとアスワムちゃんです。

 僕に体当たり?してきたのだけど、今までと違い勢いが凄すぎて僕はひっくり返ってしまいました。
 だけど倒れる事なく、後ろにいつの間にか沢山のスライムが移動していたようで、僕の背中を支えてくれています。

【ちょっと待ってねー今から進化するよー!】
【私も進化できるからする!】

 進化って何ですか?
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