レンタル従魔始めました!

よっしぃ

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ロキュス・目覚める

第134話 変わらない眷属達

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 僕はマルセルさんとベアトリクスさんに挨拶をもっとしたいのですが、眷属スライムとワームにすっかり取り囲まれてしまい、身動き・・・・どころか、視界さえ覆われてしまい何が何だか!見ないな状況になってしまいました。

 因みに眷属スライムって100体はいたんじゃないかな?
 デイケン村には沢山のスライムが居ましたし、そこにマルセルさん達に託していたスライムやワームが合流していた訳で。

 そんなスライム達が一斉に僕の所に集い、飛び跳ねたりよじ登ってりくっついたり。
 今まで眷属達は僕と直接意思疎通をした事が無いので・・・たぶんできないと思います・・・・こうして行動で自分の意志を示しているんでしょう。

「みんな今までありがとう!そして今後もよろしく!」
 因みにワームの眷属はあまり飛び跳ねたりはしないので、僕の足元からよじ登っています。

 暫くするとスラちゃんの分身スライムとアスワムちゃんが現れて、何やら眷属達に命令しているようです。

 因みにあれからスラちゃんは、僕の傍から片時も離れなくなりました。僕の体内に常に居て、守ってくれるようです?何から守るの?
【当然先の狼藉者のような襲撃者からでございますご主人様。襲撃者は魔物や盗賊とは限りません。件の王子や騎士による襲撃も、今後あるでしょう。好きをついて油断させ、無警戒な背中をバッサリ・・・・今後は従魔として同じ轍を踏まぬようにいたします。】

 何だかあれからスラちゃんは格段に知力が向上したようで、今までのような、
『ごしゅじんさまーここだよー!』とか『ごしゅじんさまぼくがんばるよー!』
 といった子供のような受け答えだったのが今では、なんだか賢人のような、そんな感じです。
 少し違和感がありますが、それでも存在そのものはスラちゃんなので、慣れたらどうって事はないですけれどね。

 そんな中、新たに増えた眷属スライムと今まで居た眷属スライムが何やら意思疎通を図っていたのが終わり、僕から見て右に並びじはじめました。
 ワームの方は数が少ないので、先に並び終えていました。

【ご主人様準備が終わりました。】
 うん?何の準備?

 そう思うと・・・・
 スラちゃんは僕の中にいるので、常に僕の考えている事が分かるようです。
【皆ご主人様を待っているのですよ。少しでいいので撫でてやって下さい。】
 そんなのでいいの?
 僕はまずワーム達を撫でてあげました。

 喜んで何処かに行ってしまいました。
 きっと今まで頑張ってくれていた畑に戻ってくれたんだね。
 その後スライム達の頭?を撫でました。
 皆喜んでいるようで、元の場所へ戻っていきます。
【これより再び眷属を増加させていきます。残念ながら眷属から増えた子供達は全て糧になってしまいましたが、今後はそのような事が無いよう心がけてまいります。】

 うん?
 そういえばあれだけ沢山居た眷属から増えた眷属?が居ない事に今になって気付きました。
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