レンタル従魔始めました!

よっしぃ

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ロキュス・目覚める

第135話 その後はずいぶんと

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やっと?眷属達が満足したようで、僕の元から去って行きました。

【ご主人様、分身が新たな眷属を生み出すべく移動したい様子。許可をお願いいたします。】
え?一体何をするつもりかな?それに単独で移動しちゃって大丈夫なのでしょうか?

【ワームの眷属と行動を共に致します。地中を進むので余程の事が無い限り安全と判断いたしました。】
あーうん、それならいいんだけど、あまり無理はさせないでね?
【勿論でございます。お前達、ご主人様の許可を得た。行きなさい。】
すると分身やワームの一部が地面に潜って消えていきました。

これで従魔関係は終わりかな。

やっとマルセルさん達とゆっくり話が出来ます。

・・・・
・・・
・・


僕は2人とゆっくり話が出来ました。
少し離れた場所にイスとテーブルを用意してもらったので、そこでお茶を飲みながらこの15年の間に起こった出来事や、スライムやワーム達の事、そしてベアトリクスさんの事など色々聞けました。
マルセルさんに関しては、あまり多くを語ってくれませんでしたが元々自分の事を色々言う人ではなかったので、そのうちお風呂にでも入って聞いてみましょうか。

そして、僕は家に戻ろうとしましたが・・・・そういえば僕の家は何処?

僕の家があると思われる場所近くにそれらしい建物はなく、少し違う場所に一軒の立派な建物があったのみでした。


15年も経っていればそうなるよね?
しかも生きているか死んでいるか、そもそも生きていたとして戻ってくるかどうかわからない人の為にずっと建物を維持するのも大変です。

あー今後はどうしよう?幸いな事に僕はカードを所持していたままなのでお金はある・・・・あるよね?・・・・はずなので、暫くは何処かで宿暮らしかな。
そう思って聞いてみたら、

「ああすまないねロキュス君。流石に人が住んでいない、しかも古い家はあっという間に朽ちてしまうのでね、すまないとは思ったのだがこちらで勝手に建て替えさせてもらったよ。幸いな事にロキュス君の眷属が生み出す効果はすさまじく、これぐらいのお金は何でもない。それに・・・・15年分の清算はしているかい?」

そうだった。眷属達をレンタルしているので、お金が入ってくるんだった。
でもいいのかな?
殆んど預かってくれていた人達が管理してくれていたと思うんだけど。

「あの、眷属達の面倒を見るのって大変だったと思うのですが、それを差し引くとほとんど残らないんじゃないですか?」
するとマルセルさん、何か信じられないものを見るような目で僕を見るんです。おかしな事を言ったかな?
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