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ロキュス・目覚める
第138話 15年分の清算が・・・・できない?
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デイケン町で1ヶ月ほど過ごしました。
この間にランメルト侯爵様をはじめとして、ペーテル伯爵様とも色々お話をしました。まだランメルト伯爵様とペーテル子爵様って気がして違和感を覚えますが、慣れるしかないですね。
プリスカ様とカトリナ様とも・・・・旦那様が全員知っている人だったのには驚きました。
因みに僕が男性陣と話している時、レネーさんは女性陣と何やら話していました。
時々僕を女性全員で見てくるので戸惑ってしまいましたが、僕、知らない間に何かした?
流石に国王夫妻を筆頭として貴族の方々・・・・マルセルさんとベアトリクスさんはデイケンに住んでいるのでいいのですが、他の方々は一度戻っていきました。
レネーさんも戻るのかと思えば、
「私はずっとロキュスさんと一緒にいたいの!いいでしょ?」
そう言って僕から離れようとしません。
「僕もレネーさんと一緒に居られて嬉しいよ!」
というと、
「そ、そう?そう思ってもらえると嬉しいわ!」
顔を真っ赤にさせて先程までの勢いがなくなってしまいます。
恥ずかしいんだったら最初から言わなければいいのに。
そう思いますが、どうも僕がこんな対応をするとは思っていないようで・・・・そろそろどうかとは思うんですけれど。
デイケンの町にある畑等を隅々まで見て肌で感じて過ごした1ヶ月。
やっと15年の歳月を把握できてきたと思った頃マルセルさんが、
「そろそろレンタルしている従魔、いや眷属だったね、レンタル代を受け取るべきだと思うんだ。どうだろう、王都へ行かないかい?別にノーテルマンスでも換金はできると思うが、金額が凄い事になりそうなんでね。国一番の商人ギルドで行った方がいいと思うんだ。」
「そうなんですか?まあそういう事でしたら。」
再び王都へ向かう事になりました。
ここで清算が終われば、今度はノーテルマンス領とヘルマンス領で、スライムとワームが頑張ってくれているはずの場所を中心として、見に行く事になっています。
何でも記憶が確かなら庭に薬草園みたいなのを設けたと思ったのですが、その範囲が随分と広がり、今ではそれぞれの領地に色々な恵みをもたらしているそうです。
確か【幻影神話】の皆さんに無理して薬草を採取してもらったりしたんだったっけ。
・・・・
・・・
・・
・
王都の商人ギルドへやってきました。
王都の街中はすっかり様変わりしていました。
どうやら景気がいいようで、数年前に周囲一帯を建て替えたらしく、建て替えは計画を立て一気に推し進めたそうで、ずいぶん便利そうになっていました。
そんな中受付の女性・・・・流石に知らない人でした・・・・に対応をしてもらいます。
どうやらマルセルさんの事は知っているようで、
「だ、男爵さま!こ、これは失礼を!すぐに別室へご案内いたします!」
そんなに慌てなくてもいいのに。
・・・・
・・・
・・
・
僕達はどうやら貴族向けの部屋に案内されたようで、随分と立派な内装の部屋でした。
で、もう一人知らない人がやってきて、
「初めまして。当ギルドのギルド長のヨハンネス・アンシンクと申します。早速でございますが、入金を行いますのでカードをここへお出し下さいませ。」
受付の女性が何やら道具を持って来ていて、その上にカードを置きました。
何やら操作をしているようで・・・・
「あ!ああああ!こ、これは無理です!ギルド長!桁が、桁があ!!!」
何かあったのかな?
「これアレッタ、若い女性がはしたない。一体桁がどうしたのです?」
「これを見て下さいよおおお!!!!!」
ギルド長が何か見ています。
マルセルさんも見ています。
僕も見てみました。
レネーさんは僕の顔に顔をくっつけながら見ています。
ち、近い!近いと言うよりくっついている!
結論・・・・入金は、一部しかできませんでした。
どうやらカードの入金は限度があるようで、僕が受け取るはずの金額はカードへ入金できる上限を超えていたようです。
この間にランメルト侯爵様をはじめとして、ペーテル伯爵様とも色々お話をしました。まだランメルト伯爵様とペーテル子爵様って気がして違和感を覚えますが、慣れるしかないですね。
プリスカ様とカトリナ様とも・・・・旦那様が全員知っている人だったのには驚きました。
因みに僕が男性陣と話している時、レネーさんは女性陣と何やら話していました。
時々僕を女性全員で見てくるので戸惑ってしまいましたが、僕、知らない間に何かした?
流石に国王夫妻を筆頭として貴族の方々・・・・マルセルさんとベアトリクスさんはデイケンに住んでいるのでいいのですが、他の方々は一度戻っていきました。
レネーさんも戻るのかと思えば、
「私はずっとロキュスさんと一緒にいたいの!いいでしょ?」
そう言って僕から離れようとしません。
「僕もレネーさんと一緒に居られて嬉しいよ!」
というと、
「そ、そう?そう思ってもらえると嬉しいわ!」
顔を真っ赤にさせて先程までの勢いがなくなってしまいます。
恥ずかしいんだったら最初から言わなければいいのに。
そう思いますが、どうも僕がこんな対応をするとは思っていないようで・・・・そろそろどうかとは思うんですけれど。
デイケンの町にある畑等を隅々まで見て肌で感じて過ごした1ヶ月。
やっと15年の歳月を把握できてきたと思った頃マルセルさんが、
「そろそろレンタルしている従魔、いや眷属だったね、レンタル代を受け取るべきだと思うんだ。どうだろう、王都へ行かないかい?別にノーテルマンスでも換金はできると思うが、金額が凄い事になりそうなんでね。国一番の商人ギルドで行った方がいいと思うんだ。」
「そうなんですか?まあそういう事でしたら。」
再び王都へ向かう事になりました。
ここで清算が終われば、今度はノーテルマンス領とヘルマンス領で、スライムとワームが頑張ってくれているはずの場所を中心として、見に行く事になっています。
何でも記憶が確かなら庭に薬草園みたいなのを設けたと思ったのですが、その範囲が随分と広がり、今ではそれぞれの領地に色々な恵みをもたらしているそうです。
確か【幻影神話】の皆さんに無理して薬草を採取してもらったりしたんだったっけ。
・・・・
・・・
・・
・
王都の商人ギルドへやってきました。
王都の街中はすっかり様変わりしていました。
どうやら景気がいいようで、数年前に周囲一帯を建て替えたらしく、建て替えは計画を立て一気に推し進めたそうで、ずいぶん便利そうになっていました。
そんな中受付の女性・・・・流石に知らない人でした・・・・に対応をしてもらいます。
どうやらマルセルさんの事は知っているようで、
「だ、男爵さま!こ、これは失礼を!すぐに別室へご案内いたします!」
そんなに慌てなくてもいいのに。
・・・・
・・・
・・
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僕達はどうやら貴族向けの部屋に案内されたようで、随分と立派な内装の部屋でした。
で、もう一人知らない人がやってきて、
「初めまして。当ギルドのギルド長のヨハンネス・アンシンクと申します。早速でございますが、入金を行いますのでカードをここへお出し下さいませ。」
受付の女性が何やら道具を持って来ていて、その上にカードを置きました。
何やら操作をしているようで・・・・
「あ!ああああ!こ、これは無理です!ギルド長!桁が、桁があ!!!」
何かあったのかな?
「これアレッタ、若い女性がはしたない。一体桁がどうしたのです?」
「これを見て下さいよおおお!!!!!」
ギルド長が何か見ています。
マルセルさんも見ています。
僕も見てみました。
レネーさんは僕の顔に顔をくっつけながら見ています。
ち、近い!近いと言うよりくっついている!
結論・・・・入金は、一部しかできませんでした。
どうやらカードの入金は限度があるようで、僕が受け取るはずの金額はカードへ入金できる上限を超えていたようです。
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