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ロキュス・目覚める
第152話 王都へ戻ると大騒ぎになっていました
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この後僕とレネーさんは天ちゃんと共に王都へ戻るべく、移動をしています。
「まあこんなデートも悪くは無いわね。」
そんな事を言っているレネーさんのお顔は、膝の上に抱いているフェンリルの子・・・・小さくなってもらっています・・・・を抱きしめながら凄くだらしのないお顔になっていました。
「だ、だってこんなに可愛くて抱き心地がよくって・・・・今日から毎日この子達を抱いて寝るわ!」
幾らなんでもそれは・・・・
【問題ありませんわ。】
問題ないんだ。
そして王都へ近づくと、沢山の兵士達が何かを探しているのが視えました。
因みに僕達は空から移動していたので、一体何が?と思いながらまさか僕達を探している兵士とは気が付かないまま、門近くへと降り立ちました。
この時既に僕達は色々な人達から見られていて、地上に降り立った途端、多数の兵士たちに囲まれてしまいました。
その時1人の身なりがよさそうな年配の女性がやってきて、
「ひ、姫!いったい今までどこへ!皆さま心配なさって、現在大規模な捜索を行っているのですよ?」
え?なにそれ。
冒険者ギルドでは僕達がフェンリルを探しに行ったって知っているはずなんだけど。
「え?何故そうなっているのかしら?私達がフェンリルを探しに森へ向かったのは冒険者ギルドでも把握しているはずなんだけど・・・・お父さまね?お父さまが心配なさって探させているのよね?」
「それはそうでしょう?姫が森へ向かって帰ってこない。もしその身に怪我などをなさって身動きが出来ないのではないかとそれは陛下や王妃様が心配なさっておりましたわ。」
「私もロキュスさんもこうして戻って来たわ。私ももう12歳なんですもの、これぐらいは当然よ。」
今レネーさんとお話をしている女性は、レネーさんに仕えている人かな?
城では見かけた事が無かったと思うんですけれど。
「ロキュスさん、この方は乳母よ。知らないかもしれないけれど、高位の貴族以上となれば、幼い子にはそれぞれ専属で乳母をつけるのよ。」
そうなんだ。まあ貴族や王族って色々面倒そうだもんね。
この後城までそのまま移動する事になり、既に知らせを聞いていた国王夫妻が城の門で待ち構えていました。
「レネー!心配したのですよ?」
「お母様!もう私も12歳よ?いつまでも小さな子供じゃないんですから。」
かなり心配をかけてしまったようですね。
「そうは言ってもレネー、貴女はまだ12歳。本格的な冒険にはまだ体が絶えられないわ。無理をしてはいけません。」
この後僕も説教を受けてしまいました。
あ、もしかして僕の意識がない間に一晩過ぎていたの?
注:ロキュスは一晩仮死状態のまま過ごした認識がありません。
レネーさんもにやけたり興奮していたりで落ち着きがなかったのですが、この後しばらくしてやっと落ち着き・・・・2人きりになった途端泣きつかれてしまいました。
「ロキュスさんのバカああ!!あのまま死んじゃうんじゃないかって・・・・怖かったわ!!」
あー何だか悪い事をしちゃったなあ。
僕は何も言わずそっとレネーさんを抱きしめて落ちつくまで待ちました。
待ちましたが・・・・どうやら緊張の糸が切れたのか、そのまま寝てしまったようです。
僕はレネーさんを抱きかかえ、ベッドにレネーさんを寝かせました。
あれ?僕ってこんなに力持ちだったっけ?
僕と似た様な背丈のレネーさんを、何の苦もなく持ち上げていた事に正直驚いてしまいました。
「まあこんなデートも悪くは無いわね。」
そんな事を言っているレネーさんのお顔は、膝の上に抱いているフェンリルの子・・・・小さくなってもらっています・・・・を抱きしめながら凄くだらしのないお顔になっていました。
「だ、だってこんなに可愛くて抱き心地がよくって・・・・今日から毎日この子達を抱いて寝るわ!」
幾らなんでもそれは・・・・
【問題ありませんわ。】
問題ないんだ。
そして王都へ近づくと、沢山の兵士達が何かを探しているのが視えました。
因みに僕達は空から移動していたので、一体何が?と思いながらまさか僕達を探している兵士とは気が付かないまま、門近くへと降り立ちました。
この時既に僕達は色々な人達から見られていて、地上に降り立った途端、多数の兵士たちに囲まれてしまいました。
その時1人の身なりがよさそうな年配の女性がやってきて、
「ひ、姫!いったい今までどこへ!皆さま心配なさって、現在大規模な捜索を行っているのですよ?」
え?なにそれ。
冒険者ギルドでは僕達がフェンリルを探しに行ったって知っているはずなんだけど。
「え?何故そうなっているのかしら?私達がフェンリルを探しに森へ向かったのは冒険者ギルドでも把握しているはずなんだけど・・・・お父さまね?お父さまが心配なさって探させているのよね?」
「それはそうでしょう?姫が森へ向かって帰ってこない。もしその身に怪我などをなさって身動きが出来ないのではないかとそれは陛下や王妃様が心配なさっておりましたわ。」
「私もロキュスさんもこうして戻って来たわ。私ももう12歳なんですもの、これぐらいは当然よ。」
今レネーさんとお話をしている女性は、レネーさんに仕えている人かな?
城では見かけた事が無かったと思うんですけれど。
「ロキュスさん、この方は乳母よ。知らないかもしれないけれど、高位の貴族以上となれば、幼い子にはそれぞれ専属で乳母をつけるのよ。」
そうなんだ。まあ貴族や王族って色々面倒そうだもんね。
この後城までそのまま移動する事になり、既に知らせを聞いていた国王夫妻が城の門で待ち構えていました。
「レネー!心配したのですよ?」
「お母様!もう私も12歳よ?いつまでも小さな子供じゃないんですから。」
かなり心配をかけてしまったようですね。
「そうは言ってもレネー、貴女はまだ12歳。本格的な冒険にはまだ体が絶えられないわ。無理をしてはいけません。」
この後僕も説教を受けてしまいました。
あ、もしかして僕の意識がない間に一晩過ぎていたの?
注:ロキュスは一晩仮死状態のまま過ごした認識がありません。
レネーさんもにやけたり興奮していたりで落ち着きがなかったのですが、この後しばらくしてやっと落ち着き・・・・2人きりになった途端泣きつかれてしまいました。
「ロキュスさんのバカああ!!あのまま死んじゃうんじゃないかって・・・・怖かったわ!!」
あー何だか悪い事をしちゃったなあ。
僕は何も言わずそっとレネーさんを抱きしめて落ちつくまで待ちました。
待ちましたが・・・・どうやら緊張の糸が切れたのか、そのまま寝てしまったようです。
僕はレネーさんを抱きかかえ、ベッドにレネーさんを寝かせました。
あれ?僕ってこんなに力持ちだったっけ?
僕と似た様な背丈のレネーさんを、何の苦もなく持ち上げていた事に正直驚いてしまいました。
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