レンタル従魔始めました!

よっしぃ

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酒と紫色のスライム

第175話 理想と現実?

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「まあマルセル男爵と私は、マルセル男爵が商人ギルドで働いていた時、私の担当だったのですよ。」


 ああなるほど、商人さんはマルセルさんとはそう言った関係だったんですね。
 ただ、僕が知る限りマルセルさんって商人ギルド内ではかなり浮いていたような?
 浮くと言うより辣腕?すぎてまたあいつかあ!みたいな。

 つまり目の前にいる商人さんのような人を一流にしてしまうだけの力があったんでしょうね。
 そうすればどうしてマルセルさんは自分で商人として独立しなかったのでしょう。
「はあ、しかし何故マルセルさんはずっと商人ギルドの職員だったのでしょう。」
 思わず聞いてしいました。

「ははあ、ロキュス様はご存じなかったのかもしれませんが、彼は優秀過ぎたのですよ。さらに言えば彼は商人として必要不可欠な能力を持ち合わっせていなかったのですな。尤もマルセル男爵はその自覚があって、ずっと職員として多くの商人を支えてきたのですよ。」

 ・・・・僕には商人さんの言っている事の殆どが理解で見ません。
 マルセルさんはそりゃあ僕によくしてくれました。
 冒険者ギルドでもベアトリクスさんが親身になってっ接してくれましたし。
 うーん、わからない。

「納得しておられませんね。彼はよく独断専行で結果を残しましたが、時には他人を騙し、抜け駆けし、追い落とした・・・・そう感じるライバルが多かったのですよ。そうは言っても彼の交渉術はすさまじく、尚且つ独自過ぎましてな。自分だけの情報網も持っており、常に数歩先んじた行動をとれた事もあって彼の下で切磋琢磨していた商人見習いは・・・・私もそうでしたが・・・・おかげで私はこうして商人として成功いたしました。私共は表の存在。マルセル男爵はそれを支える裏方的な存在でしたが、まあかなり独創的である意味強引でしたからなあ。味方は多かったのですが、それ以上に敵を作ってしまいましてなあ。その影響で未だ男爵領は・・・・これは言ってはいけませんでしたな。まあその様な訳でして、マルセル男爵は今領地から身動きが出来ないのですよ。」

 何となくわかった気がします。
 マルセルさんの共に歩んでこれた商人さんを含めた人々は、こうして成功したけれど、そうでない人々はそのせいで成功しなかった、若しくは儲けそこなった。
 だから今足を引っ張っているんですね。

「やはりまだそのような輩が足を引っ張っているのですね。成程分かりました。今後デイケン領を・・・・それでは駄目なのかしら。そうね、ロキュスさんさえよければデイケン領は・・・・」

 レネーさんが何か思いついたようで、独り言を言っています。何が起こるのかな?
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