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酒と紫色のスライム
第178話 ドラゴンが住む山
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半年、全てが順調に開拓が進んだわけでありません。
最大の問題は魔物の出現なんです。
大抵の魔物はフェンリルであるリーフェさんと天馬の天ちゃんが陸と空から迎え撃ってくれて事なきを得ていました。
しかし問題は今回開拓している場所からさらに奥へ進むと聳え立っている山があって、そこのに住んでいるドラゴンなんです。
リーフェさんを追い詰めていたドラゴン。
尤も身重でなければ問題なかったそうです。
なので今まではリーフェさんがドラゴンを蹴散らしてくれているので、問題なかったのです。
それに最近はリーフェさんの子供達が活発になり、大抵の魔物相手に果敢に挑んでいるのが頼もしくなってきているんです。
最初は弱い魔物相手だったのが、最近はドラゴン相手にいい感じになっているそうです。
いい感じって何だろう?
もっともドラゴン相手に子供だけでは厳しいので、常にリーフェさんが傍に居るようです。
そんなある日、問題が発生しました。
何時もドラゴンが出現している付近に、どうした事か複数の魔物が暴れているというのです。
急いでリーフェさんが解決をしに向かってくれたのですが、暫くして今度は山の右手方向から魔物が現れたようで、天ちゃんが様子を見に行ってくれました。
そして・・・・
「え?左からも?」
今までこんな事はなかったんです。
常に中央突破とでも言うのでしょうか?正面からやってくるんです。
極稀に関係のない魔物が今回のように右や左からやってくる事がたまにある感じ。
今回は一斉に。
左は天ちゃんの奥さんと子供達が向かってくれました。
そしてリーフェさんの子供達も。
天ちゃんの子供は王都で活躍しているのでここには2体だけしか来ていません。
今僕の傍に居るのはスライムとワーム、そしてレネーさん。
「何だかいつもと違って不安になるよね。」
「そうね。魔物が一斉にやってくるなんて今までなかったわ。偶然なのかしら?」
そんな事を話していると、
【ご主人伏せて!】
スラちゃんの声が頭に響きます。
ここにはレネーさんがいます。僕だけ伏せる訳にはいきません。
僕は咄嗟にレネーさんに抱きつき、そのまま押し倒します。
「きゃ!」
レネーさんを地面に何とか押し倒す事に成功しましたが、その分僕は伏せる事が出来ず、何者かによって吹き飛ばされてしまいました。
辛うじてレネーさんを巻き込まずに済みました。
「わ―――!!」
何とも間抜けな声?を発しながら僕は吹き飛んでいきました。
なんか色々当たった気もしますが、暫くしてやっと止まりました。
いたたたた・・・・
それに何だか口の中に色々入ってしまったみたい。
僕は咄嗟にレネーさんを見ましたが、スラちゃんの分身スライムがレネーさんを覆っていました。
よかった・・・・
最大の問題は魔物の出現なんです。
大抵の魔物はフェンリルであるリーフェさんと天馬の天ちゃんが陸と空から迎え撃ってくれて事なきを得ていました。
しかし問題は今回開拓している場所からさらに奥へ進むと聳え立っている山があって、そこのに住んでいるドラゴンなんです。
リーフェさんを追い詰めていたドラゴン。
尤も身重でなければ問題なかったそうです。
なので今まではリーフェさんがドラゴンを蹴散らしてくれているので、問題なかったのです。
それに最近はリーフェさんの子供達が活発になり、大抵の魔物相手に果敢に挑んでいるのが頼もしくなってきているんです。
最初は弱い魔物相手だったのが、最近はドラゴン相手にいい感じになっているそうです。
いい感じって何だろう?
もっともドラゴン相手に子供だけでは厳しいので、常にリーフェさんが傍に居るようです。
そんなある日、問題が発生しました。
何時もドラゴンが出現している付近に、どうした事か複数の魔物が暴れているというのです。
急いでリーフェさんが解決をしに向かってくれたのですが、暫くして今度は山の右手方向から魔物が現れたようで、天ちゃんが様子を見に行ってくれました。
そして・・・・
「え?左からも?」
今までこんな事はなかったんです。
常に中央突破とでも言うのでしょうか?正面からやってくるんです。
極稀に関係のない魔物が今回のように右や左からやってくる事がたまにある感じ。
今回は一斉に。
左は天ちゃんの奥さんと子供達が向かってくれました。
そしてリーフェさんの子供達も。
天ちゃんの子供は王都で活躍しているのでここには2体だけしか来ていません。
今僕の傍に居るのはスライムとワーム、そしてレネーさん。
「何だかいつもと違って不安になるよね。」
「そうね。魔物が一斉にやってくるなんて今までなかったわ。偶然なのかしら?」
そんな事を話していると、
【ご主人伏せて!】
スラちゃんの声が頭に響きます。
ここにはレネーさんがいます。僕だけ伏せる訳にはいきません。
僕は咄嗟にレネーさんに抱きつき、そのまま押し倒します。
「きゃ!」
レネーさんを地面に何とか押し倒す事に成功しましたが、その分僕は伏せる事が出来ず、何者かによって吹き飛ばされてしまいました。
辛うじてレネーさんを巻き込まずに済みました。
「わ―――!!」
何とも間抜けな声?を発しながら僕は吹き飛んでいきました。
なんか色々当たった気もしますが、暫くしてやっと止まりました。
いたたたた・・・・
それに何だか口の中に色々入ってしまったみたい。
僕は咄嗟にレネーさんを見ましたが、スラちゃんの分身スライムがレネーさんを覆っていました。
よかった・・・・
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