レンタル従魔始めました!

よっしぃ

文字の大きさ
179 / 200
酒と紫色のスライム

第179話 ドラゴンのテイム

しおりを挟む
僕は全身土で汚れて酷い状態になりましたが、スラちゃんのお陰?で身体自体は無事でした。

【私が中にいる限り、二度とご主人へ怪我を負わせません。】

 頼もしい発言。

 レネーさんもスラちゃんの分身スライムが張り付いているので、きっと同じ感じなのでしょう。

 さて、さっきのはドラゴンだよね?
 もしかして周囲の魔物をけしかけ、周囲に従魔が居なくなるように仕向け、僕を狙ったのかな?

 だけどまあ、そんな事をしても無駄だと言いたいんです!

 リーフェさん達が居なくても!僕にはスライムとワームというすんごい従魔が居るんです!
 ・・・・とまあ言ってみたかっただけ。
 はっきり言えば、このままだと身を守る事は出来ます。だけどリーフェさにゃ天ちゃんが戻ってこない事にはずっとこの状態。
 どうしようかな?
【ご主人、分身スライムをドラゴンの体内へ入らせましょう。】
 どういう事?
 でも何だかドラゴンの身に大変な変化が訪れようとしている予感がして、ちょっと同情してしまいました。

 あ、ドラゴンが大きく口を開けた?
 そう思った瞬間、数体のスライムがドラゴンの口の中へ入っていくのが見えました。
 その後口の中が明るくなるのが見え、きっと炎か何かのブレスが今まさに口の中から放たれようと・・・・

 あれ?何だか様子が変です。
 ドラゴンを見ると口の中が真っ赤なままなのですが、何だか苦しそう。

【口の中へ透明な幕を張りました。】
 つまり口に蓋がなされているって事?
 だから吐き出せないまま口の中に炎が留まっている。
【次に気管を塞ぎまし最後は心臓から出る血液の流れを止めてしまいます。】
 うわあ!何それ凄い!

 遂に息が出来なくなったドラゴンは苦しそうにもがいています。でも何だかうまく体が動いていないのかな?よく見ると手足と尻尾が地面に潜り込んでいる?
【ご主人、私達でドラゴンを拘束しています。】

 アスワムちゃんからの念話。
 流石はアスワムちゃん。

 やがてドラゴンは藻掻くのもやめ、その場から動かなくなりました。
【今です!】
 今って何?
【ドラゴンは今生命を終えようとしています。好機です。】
 ドラゴンをテイムできるって事?
 ドラゴンの目を見ると、何だか助けてくれと訴えているような気がします。
 だけど直接触れ合わないと魔物の意志は伝わらないんだよね。
 うーん、でかいしなあ。テイムしてもどうなのかな。
【小さくなれるので助けて下さい。】
 え?小さくなれる?
 それならいいか?って今のドラゴン?
【そうです。もう限界なので早くこちらへ!】

 おかしいな。触れていないのになぜ意思が伝わるのかな?
【それはご主人が成長したからです。】
 スラちゃんがそう思うならそうなんだろうね。
 分かった。折角だからテイムをしてみよっか。
 僕はドラゴンの頭に手を触れ、念じました。
 その瞬間ドラゴンがびくっとし、

【ドラゴンのテイムを開始します。】
 と頭の中に何か情報が入ってきます。
 暫くすると、
【ドラゴンがテイムを受け入れました。従魔にしますか?はい/いいえ】
 と出ました。受け入れるの早い!
【はい】
 と念じます。

【ドラゴンのテイムを完了。名前を付けて下さい。】
 名前・・・・ドラゴンだからドラちゃん?
 頭の中でそう思った瞬間、
【【ドラ】と命名します。】
 あ、これ前にもあった。
 でも何だかつけてはいけない名前のような気もする。うーん、まだ間に合うかな?
 僕はレネーさんを見ました。
 レネーさんは腰が抜けたようにその場に座り込んでいます。
 まあいっか?

 こうして僕はドラゴンをテイムし、新たな従魔を手に入れました。




しおりを挟む
感想 45

あなたにおすすめの小説

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

異世界転生ファミリー

くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?! 辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。 アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。 アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。 長男のナイトはクールで賢い美少年。 ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。 何の不思議もない家族と思われたが…… 彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される

向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。 アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。 普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。 白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。 そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。 剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。 だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。 おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。 俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。 ※第○話:主人公視点  挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点  となります。

追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~

さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。 全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。 ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。 これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。

はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~

さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。 キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。 弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。 偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。 二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。 現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。 はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない

しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。

処理中です...