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新たな領地
第189話 改めて
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「それより、レネーさんは本当に僕と結婚するつもりなの?」
「駄目かしら?私こう言っては何だけど、見た目もロキュスさん好みになるよう努力しているし、ロキュスさんが大好きなのよ。だから嬉しいの。そのね、女性からこう言う事を言うのは何だか恥ずかしいけれど、改めて私と結婚して下さい。」
あ、レネーさんから言わせてしまった。こういうのは男性からって言うよね。
「そ、そのまだ僕達子供だけど、将来僕がどうなるか分からないんだけど、本当に僕でいいの?」
「ロキュスさんしかいないわ。」
「・・・・ありがとう。僕もレネーさんと一緒に過ごせれたら幸せに・・・・僕、レネーさんを幸せにするよ。そういう訳で、僕、レネーさんの求婚を嬉しく思うし、僕の方こそ結婚して下さい。なので僕の返事はイエスです。」
「嬉しいわ!私もイエスよ!イエス!」
その後レネーさんは暫く僕に抱き着いて離れませんでした。
でも、その体が少し震えていたのが印象に残り、
「もしかして何か不安があった?」
「断られるんじゃないかって内心ドキドキしていたの。震えはそのせいよ。」
そんなレネーさんが急に愛おしくなって、僕は改めてレネーさんを幸せにしよう!そう新たな決意をしました。
だけど、公爵って僕に務まるのかな?さらに言えばレネーさんと結婚したら・・・・レネーさんは僕と結婚したら王族から籍が抜ける事になるのかな?どちらにしても義理の父と母が国王夫妻になっちゃうんだけど。
つまり籍が抜けても王族とかかわりがあるのには変わらないんだよね。
「ロキュスさんの今まで築き上げた実績と功績を鑑みれば、絶対王族に取り込むからそこは安心して?そして次期国王は既に弟が王太子として認知されているからそこは全く問題ないのよ。そして私の予知は知っているわよね?あれは未来視とも言って、未来を視る力だから、あの時私が視たのは絶対に起こる事なのよ。防ぐ事はできないけれど、視えたのは断片的な事だから、予め備える事は出来るのよね。一番厄介なのは戴冠式の時ね。万が一危害を受けてもいいように、服装その他を防御力の高い素材で仕立てればいいし、スライムの従魔、スラちゃんの分身が護ってくれるから心配はしていないのよ。だけど心配なのはそこじゃないの。診なかった部分でどういった被害が周りに発生するかなのよ。戴冠式で人を襲う事に成功しているのよ、あれの存在は。つまりそこまで生き残る何らかの手段が、そして理由があったのよ。今までの素行から即刻死刑になってもおかしくないのにね。」
実の兄に対して相当辛辣なレネーさん。
「だってロキュスさんを害したんですもの。だけど・・・・それが無ければ私とロキュスさんはこうして結ばれる事が無かった?そこだけは感謝かしら。あら?じゃあその事があって生かしているのかしら。」
そんなレネーさんが、僕は大好きです。
「駄目かしら?私こう言っては何だけど、見た目もロキュスさん好みになるよう努力しているし、ロキュスさんが大好きなのよ。だから嬉しいの。そのね、女性からこう言う事を言うのは何だか恥ずかしいけれど、改めて私と結婚して下さい。」
あ、レネーさんから言わせてしまった。こういうのは男性からって言うよね。
「そ、そのまだ僕達子供だけど、将来僕がどうなるか分からないんだけど、本当に僕でいいの?」
「ロキュスさんしかいないわ。」
「・・・・ありがとう。僕もレネーさんと一緒に過ごせれたら幸せに・・・・僕、レネーさんを幸せにするよ。そういう訳で、僕、レネーさんの求婚を嬉しく思うし、僕の方こそ結婚して下さい。なので僕の返事はイエスです。」
「嬉しいわ!私もイエスよ!イエス!」
その後レネーさんは暫く僕に抱き着いて離れませんでした。
でも、その体が少し震えていたのが印象に残り、
「もしかして何か不安があった?」
「断られるんじゃないかって内心ドキドキしていたの。震えはそのせいよ。」
そんなレネーさんが急に愛おしくなって、僕は改めてレネーさんを幸せにしよう!そう新たな決意をしました。
だけど、公爵って僕に務まるのかな?さらに言えばレネーさんと結婚したら・・・・レネーさんは僕と結婚したら王族から籍が抜ける事になるのかな?どちらにしても義理の父と母が国王夫妻になっちゃうんだけど。
つまり籍が抜けても王族とかかわりがあるのには変わらないんだよね。
「ロキュスさんの今まで築き上げた実績と功績を鑑みれば、絶対王族に取り込むからそこは安心して?そして次期国王は既に弟が王太子として認知されているからそこは全く問題ないのよ。そして私の予知は知っているわよね?あれは未来視とも言って、未来を視る力だから、あの時私が視たのは絶対に起こる事なのよ。防ぐ事はできないけれど、視えたのは断片的な事だから、予め備える事は出来るのよね。一番厄介なのは戴冠式の時ね。万が一危害を受けてもいいように、服装その他を防御力の高い素材で仕立てればいいし、スライムの従魔、スラちゃんの分身が護ってくれるから心配はしていないのよ。だけど心配なのはそこじゃないの。診なかった部分でどういった被害が周りに発生するかなのよ。戴冠式で人を襲う事に成功しているのよ、あれの存在は。つまりそこまで生き残る何らかの手段が、そして理由があったのよ。今までの素行から即刻死刑になってもおかしくないのにね。」
実の兄に対して相当辛辣なレネーさん。
「だってロキュスさんを害したんですもの。だけど・・・・それが無ければ私とロキュスさんはこうして結ばれる事が無かった?そこだけは感謝かしら。あら?じゃあその事があって生かしているのかしら。」
そんなレネーさんが、僕は大好きです。
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