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30歳になったので兵役を終えてもいい?駄目?
第17話 帝国の誤算
Side 帝国
帝国きっての猛将・チェチーリオ・アルバーノ・クレリチ率いる帝国軍は快進撃を続け、遂にオランド王国を攻め滅ぼす事に成功する。
但し王族を一人取り逃していた事が発覚、どうすべきか迷った後、逃げ延びたとされるアルベルテュス王国の攻略を決断、そのままの勢いで侵略できると考えた帝国上層部はチェチェーリオに進軍を命じた。
アルベルテュス王国との国境付近でアルベルテュス王国軍と激突。
そしてチェチェーリオの放った裂空斬によりアルベルテュス王国軍は全滅、幸先のいい進軍を開始した。
帝国の上層部は報告を受け、そのまま前進を命じる。
但し報告は此処までしか届かなかった。
・・・・
・・・
・・
・
チェチェーリオ率いる帝国軍はアルベルテュス王国の王都と国境の間にある砦を目指していた所、砦を護る守備隊と戦闘。
チェチェーリオが放った裂空斬により全滅・・・・と思いきや、チェチェーリオが違和感を覚え、確認の為異変を感じた場所へ向かい、原因と思われる盾を除去。
両手が塞がっていた事もあり、裂空斬を使用した直後で動きが鈍くなっていた事も重なり、無防備になっていた額に突然起き上がった兵士に指を突きつけられ、チェチェーリオは身体に異変を感じ、ほんの僅かな間ながら身動きが取れなくなってしまった。
盾を除去してから時間にして僅か数秒。
しかしこの僅かな時間が、チェチェーリオの名運を尽きさせる事となった。
「おりゃあ!」
目の前で起き上がった兵士があまり力の入っていないような声で叫びつつ、抜剣し信じられない事に己が絶対の自信を持っている裂空斬を放ったのだ。
無防備の状態だったチェチェーリオは、防御をする事なくその身に裂空斬を受けてしまい、そのまま吹き飛び、どうしてこんな事態になったのか理解できないままその生涯を閉じた。
そし命運が尽きたのは帝国軍の兵士も同様だった。
今回行軍していた全ての兵士を導入していた帝国軍は、レクスの放った裂空斬によって全滅。
これにより帝国軍はチェチェーリオ率いる軍の状況を把握できなくなり、全滅した事実を知らずにいたのだった。
連絡が途絶え、何が起こったのか調べに来た斥候が見たのは信じられない光景だった。
帝国兵が一人残らず死んでいたからだ。
更に付け加えるならば、総大将であったチェチェーリオが、信じられない事に無残にも戦場で死んでいた事を確認。
急ぎ帝国本土へ戻った斥候は、チェチェーリオの遺品を携え皇帝へ報告を行った。
その報告を聞いた皇帝は、チェチェーリオの死を信じられなかった。
帝国の皇帝とチェチェーリオは古くからの知り合いで、所謂学友だった。
皇帝はチェチェーリオの事を知り尽くしており、彼の持つ能力【裂空斬】の威力も知り抜いていた。
それ故にチェチェーリオの死が信じられなかったのだ。
チェチェーリオには妻がいた。
妻は皇帝の妹。
「ば・・・・バカな・・・・何故なのだ?チェチェーリオが敗れ去るとはあり得ぬ!裂空斬を用いれば、相手は必ず全滅するはずだ。」
皇帝がチェチェーリオの死を信じられず認めなかった事で対応が遅れてしまい、後にこれが起因となって帝国は存亡の危機となるのであるが、それはもう少し後の話。
帝国きっての猛将・チェチーリオ・アルバーノ・クレリチ率いる帝国軍は快進撃を続け、遂にオランド王国を攻め滅ぼす事に成功する。
但し王族を一人取り逃していた事が発覚、どうすべきか迷った後、逃げ延びたとされるアルベルテュス王国の攻略を決断、そのままの勢いで侵略できると考えた帝国上層部はチェチェーリオに進軍を命じた。
アルベルテュス王国との国境付近でアルベルテュス王国軍と激突。
そしてチェチェーリオの放った裂空斬によりアルベルテュス王国軍は全滅、幸先のいい進軍を開始した。
帝国の上層部は報告を受け、そのまま前進を命じる。
但し報告は此処までしか届かなかった。
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チェチェーリオが放った裂空斬により全滅・・・・と思いきや、チェチェーリオが違和感を覚え、確認の為異変を感じた場所へ向かい、原因と思われる盾を除去。
両手が塞がっていた事もあり、裂空斬を使用した直後で動きが鈍くなっていた事も重なり、無防備になっていた額に突然起き上がった兵士に指を突きつけられ、チェチェーリオは身体に異変を感じ、ほんの僅かな間ながら身動きが取れなくなってしまった。
盾を除去してから時間にして僅か数秒。
しかしこの僅かな時間が、チェチェーリオの名運を尽きさせる事となった。
「おりゃあ!」
目の前で起き上がった兵士があまり力の入っていないような声で叫びつつ、抜剣し信じられない事に己が絶対の自信を持っている裂空斬を放ったのだ。
無防備の状態だったチェチェーリオは、防御をする事なくその身に裂空斬を受けてしまい、そのまま吹き飛び、どうしてこんな事態になったのか理解できないままその生涯を閉じた。
そし命運が尽きたのは帝国軍の兵士も同様だった。
今回行軍していた全ての兵士を導入していた帝国軍は、レクスの放った裂空斬によって全滅。
これにより帝国軍はチェチェーリオ率いる軍の状況を把握できなくなり、全滅した事実を知らずにいたのだった。
連絡が途絶え、何が起こったのか調べに来た斥候が見たのは信じられない光景だった。
帝国兵が一人残らず死んでいたからだ。
更に付け加えるならば、総大将であったチェチェーリオが、信じられない事に無残にも戦場で死んでいた事を確認。
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それ故にチェチェーリオの死が信じられなかったのだ。
チェチェーリオには妻がいた。
妻は皇帝の妹。
「ば・・・・バカな・・・・何故なのだ?チェチェーリオが敗れ去るとはあり得ぬ!裂空斬を用いれば、相手は必ず全滅するはずだ。」
皇帝がチェチェーリオの死を信じられず認めなかった事で対応が遅れてしまい、後にこれが起因となって帝国は存亡の危機となるのであるが、それはもう少し後の話。
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