リュークとエリザヴェータ、身分違いも関係ない!

よっしぃ

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旅立ち――――15歳になったので出発する

第3話 冒険者に

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 お尻が痛い・・・・

 馬車には幌が付いていて、万が一雨が降っても濡れないようになってるのでありがたかったのですが、いかんせん乗り心地が。
 孤児院のあった場所は帝国とインダルチャンス王国との国境付近で、ぶっちゃけて言えば何もない所。
 そんな所に整備された道がある筈もなく、路面は彼方此方盛り上がったり抉れていたりで、そういった所に車輪が乗り上げたり落ちたりする度に強い衝撃がお尻に。
 一応防寒用にマントは持ってきているので、それを座面に敷いて少しでもお尻が痛くないようにとやっているけれど、痛いのは痛い。
 でも、何日も徒歩で旅をする事を思えば馬車の旅は速いし体力使わないし、贅沢。
   しかもこんなに沢山の人数の孤児が馬車を使えるって一寸疑問に思っていたんだけど。

 道中孤児院から一緒に乗り合わせた仲間と話をすると、どうやらどこかの貴族がお金を出してくれているみたい。
 そんな立派な方がみえるんだ、と思ったけれど、そもそも孤児院は、孤児院で暮らしている中で、見た目のよさそうな女の子をその貴族に優先的に紹介する事で成り立ってるとか。
 うーんよく分からない。
 まあそのお陰で道中の馬車代と、宿代まで出してもらえるんだから感謝しないとね。
 夕方最初の宿泊地に無事到着。
 馬車は朝一番で出発するので遅れないようにと御者の人に言われ、僕達は感謝の言葉を述べ宿に。

 まあ宿と言っても屋根裏部屋に雑魚寝するとかそんなの。
 場合によっては馬小屋みたいな所。
 雨露しのげて寝れるんだから文句はない。
 しかも自分達はお金を出していないんだから。
 ただ流石に食事代は持参したお金から使わないといけないので、なるべく安く済ましたい所。
 と言ってもずっと馬車で移動していたので、道中狩りもしなければ食べられそうな草を摘み取ったりもしていない。
 まあここは無難に安い食堂で済まそう。
 一応無駄使いをしなければ、10日程度もつだけの金はあるはずなんです。

 何事もなく翌日になり出発。
 今日は予めお尻に布をもう一枚追加。
 少しはましになるといいな。
 ただ、雲行きが怪しく、雨になりそう。
 そう思ってると昼から雨が。
 結構降っていて、道が所々ぬかるんだりして馬車の速度も出ない。
 一度は車輪が溝みたいになっている所に挟まり、皆ずぶ濡れになりながら馬車を降り、車輪を道に戻したり。

 その間に、えらく豪華な馬車と馬に乗った兵隊さんが多数駆けて行った。
 後で聞いた話では、帝都より皇族を迎えに向かっているとか。
 そうそう、皇帝陛下には娘さんがいて、その1人がお隣に留学していて、今回僕達同様スキル確認の為に帰国するので迎えに行ったとか。
 年の頃は18歳?とか。
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