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章君一行が行方不明になって3年
第539話 章君達はロンドロッグへ向かうらしいです
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章君達を常山領に連れてから1ヶ月ほどが経過しました。
その間にバイエンス氏は色々と・・・・ロンドロッグへ帰還するための準備に奔走してくれていたようで、今日【準備がほぼ終わりましたのでご報告を、と。】
収納かばんがあるので荷物に関してはカバン一つで済むのでいいのですが、移動手段をどうするか・・・・
これに関しては、オイヴィの設置したゲートである程度ロンドロッグも行き来できるので、後は細かい移動。
何か乗り物があれば、と思うけど、ロンドロッグの状況が詳しくは分からない・・・・特にロンドロッグの首都があった場所。
城ごと破壊されたらしいので、その周りの街がどうなっているのか?
流石にオイヴィもそこまでは確認していないらしいので、移動手段は徒歩になる可能性が・・・・
乗り物だと途中で移動できない可能性もあるので、やはり徒歩?
「ここまでしていただき感謝に堪えませんわ。」
「皇女様!そのようなお言葉、もったいない!」
オイヴィは皇女様の言葉に感極まって、そして確か目上に対しての言葉だろうから・・・・
「あ?それより空飛ぶ絨毯とかねえのか?魔法があるから乗り物なんかいらねえだろ!絨毯ありゃあそれに皆乗っかって魔法で飛んでけばいいんだよ!」
魔法の絨毯とか、何処の世界ですか?
しっかりとした床の上に乗って、浮かす魔法があれば可能でしょうが、絨毯では他に魔法を駆使しないと無理じゃないかな?
結局乗り物は収納かばんに入るものを用意する事になりました。
魔石を動力源とした魔導車です。
ガソリンの代わりに魔石の魔力で動きます。
そしてある程度の悪路は問題ないような乗り物。
そしてそれでも無理なら、幸いバイエンス氏の妻達は魔法を使う事が出来るので、魔法で浮かせて移動させる事で対応できるそうです。
明日の朝、出発するようです。
今は収納かばんに食料を入れる準備をしています。
道中料理をしなくて済むよう、予め調理済みの料理を容器に入れ蓋をし、どんどん仕舞っています。
収納かばんに入れておけば、いつでも出来立てを味わえますからね。
そして夜、僕は章君を温泉に誘い、特に皇女様に関して色々章君の気持ちを確認したいと思い、言葉巧み?に聞いていきます。
「章君は女性としてのピートロネラ皇女をどう思う?」
「あ?あいつを女として?無理だろう!あいつが俺に対して思っているのは召喚に対する引け目しかない!そんな女にそれを盾に迫れば確かに性欲は満たせるだろうがそれじゃあいかんのだ!」
聞きたい事はそうじゃないんだけどね。
「じゃあ章君、単純に女としてのピートロネラ皇女は魅力的かい?」
「あ?何言ってやがんだ当たり前だろう!あんないい女はそうそういねえだろ!」
じゃあやっぱり魅力を感じてはいるんだね。
「じゃあもし、ピートロネラ皇女が章君を男性として性的な魅力を感じ、付き合いたいと思っていたらどうする?」
「は?あんた頭の中虫湧いてんじゃねえか?あんないい女が俺みてえなのを好きになるわけねえだろ!」
「いやそれがね、そうでもないんだよ。」
「へ?何だよそれマジで言ってんのか?」
「ああ本人がそれらしい事を言っていたから間違いない。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・あ?じゃあなんだ!あいつ俺に惚れてんのか?」
「と言うか13年一緒に居て全く気が付いてあげられなかった?」
「まじでか!ちょっと!おれ・・・・うひょおおお!!!!!」
あ、ヤバイこれあかん奴だ。
【オイヴィ、皇女様はどうしてる?】
【どうした順平殿。今は温泉だが。】
・・・・このままでは皇女様が危ない!
いやまあ流れで・・・・と言うのもありなんだろうが、他の女性がね・・・・
【章君が暴走した。皇女様へ性的に襲い掛かりそうだから何とかしたいんだが。】
【いや待て。それは・・・・え?宜しいのですか?順平殿、皇女様はそのまま襲われたいらしい。】
・・・・そういう願望がある?
【さすがに不特定多数の前ではまずい。今すぐ皇女様を別室にお連れし、そこで章君と・・・・】
【わかった!バスローブなるもので身を包み、ゲートで移動させよう。】
間に合えばいいのですが、何で僕が他人の逢瀬に協力をしないといけないんだ?
だけどこのままではオイヴィも危ないしなあ。
その間にバイエンス氏は色々と・・・・ロンドロッグへ帰還するための準備に奔走してくれていたようで、今日【準備がほぼ終わりましたのでご報告を、と。】
収納かばんがあるので荷物に関してはカバン一つで済むのでいいのですが、移動手段をどうするか・・・・
これに関しては、オイヴィの設置したゲートである程度ロンドロッグも行き来できるので、後は細かい移動。
何か乗り物があれば、と思うけど、ロンドロッグの状況が詳しくは分からない・・・・特にロンドロッグの首都があった場所。
城ごと破壊されたらしいので、その周りの街がどうなっているのか?
流石にオイヴィもそこまでは確認していないらしいので、移動手段は徒歩になる可能性が・・・・
乗り物だと途中で移動できない可能性もあるので、やはり徒歩?
「ここまでしていただき感謝に堪えませんわ。」
「皇女様!そのようなお言葉、もったいない!」
オイヴィは皇女様の言葉に感極まって、そして確か目上に対しての言葉だろうから・・・・
「あ?それより空飛ぶ絨毯とかねえのか?魔法があるから乗り物なんかいらねえだろ!絨毯ありゃあそれに皆乗っかって魔法で飛んでけばいいんだよ!」
魔法の絨毯とか、何処の世界ですか?
しっかりとした床の上に乗って、浮かす魔法があれば可能でしょうが、絨毯では他に魔法を駆使しないと無理じゃないかな?
結局乗り物は収納かばんに入るものを用意する事になりました。
魔石を動力源とした魔導車です。
ガソリンの代わりに魔石の魔力で動きます。
そしてある程度の悪路は問題ないような乗り物。
そしてそれでも無理なら、幸いバイエンス氏の妻達は魔法を使う事が出来るので、魔法で浮かせて移動させる事で対応できるそうです。
明日の朝、出発するようです。
今は収納かばんに食料を入れる準備をしています。
道中料理をしなくて済むよう、予め調理済みの料理を容器に入れ蓋をし、どんどん仕舞っています。
収納かばんに入れておけば、いつでも出来立てを味わえますからね。
そして夜、僕は章君を温泉に誘い、特に皇女様に関して色々章君の気持ちを確認したいと思い、言葉巧み?に聞いていきます。
「章君は女性としてのピートロネラ皇女をどう思う?」
「あ?あいつを女として?無理だろう!あいつが俺に対して思っているのは召喚に対する引け目しかない!そんな女にそれを盾に迫れば確かに性欲は満たせるだろうがそれじゃあいかんのだ!」
聞きたい事はそうじゃないんだけどね。
「じゃあ章君、単純に女としてのピートロネラ皇女は魅力的かい?」
「あ?何言ってやがんだ当たり前だろう!あんないい女はそうそういねえだろ!」
じゃあやっぱり魅力を感じてはいるんだね。
「じゃあもし、ピートロネラ皇女が章君を男性として性的な魅力を感じ、付き合いたいと思っていたらどうする?」
「は?あんた頭の中虫湧いてんじゃねえか?あんないい女が俺みてえなのを好きになるわけねえだろ!」
「いやそれがね、そうでもないんだよ。」
「へ?何だよそれマジで言ってんのか?」
「ああ本人がそれらしい事を言っていたから間違いない。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・あ?じゃあなんだ!あいつ俺に惚れてんのか?」
「と言うか13年一緒に居て全く気が付いてあげられなかった?」
「まじでか!ちょっと!おれ・・・・うひょおおお!!!!!」
あ、ヤバイこれあかん奴だ。
【オイヴィ、皇女様はどうしてる?】
【どうした順平殿。今は温泉だが。】
・・・・このままでは皇女様が危ない!
いやまあ流れで・・・・と言うのもありなんだろうが、他の女性がね・・・・
【章君が暴走した。皇女様へ性的に襲い掛かりそうだから何とかしたいんだが。】
【いや待て。それは・・・・え?宜しいのですか?順平殿、皇女様はそのまま襲われたいらしい。】
・・・・そういう願望がある?
【さすがに不特定多数の前ではまずい。今すぐ皇女様を別室にお連れし、そこで章君と・・・・】
【わかった!バスローブなるもので身を包み、ゲートで移動させよう。】
間に合えばいいのですが、何で僕が他人の逢瀬に協力をしないといけないんだ?
だけどこのままではオイヴィも危ないしなあ。
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