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クーン20歳
第244話 フスタ・ベイル
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ニールスは今、とある場所でくつろいでいた。
「やっと移動したね。そろそろ行こうか。」
何の事か?
ニールスは5人を密かに見守っていた。
しかし相変わらず自分を追いかけている5人を見て、どうすべきか決めかねていた。
【何処へ向かうのだ?】
そう問われニールスは、
「決まっているじゃないか。新しい世界樹の元へだよ。」
ニールスは立ち上がる。
すると、
「あ、待って下さい!私も付いて行きます!」
何とこの場に居たのは元ギルド職員、つまり受付嬢のフスタ・ペイルである。
彼女は第236話でニールスから全てを託されていた。
そして人知れず消えていったニールスを王都で待っている・・・・かと思われた。
だが彼女はそうしなかった。
尤も雲外蒼天の5人には話すべき事柄は話していたし、自分の責務は全うしていた。
なぜ彼女がニールスと一緒にいるのか?それは・・・・
・・・・
・・・
・・
・
時はニールスがデーモンと戦っている時まで遡る。
彼女は確かに聞いたのだ、ニールスが助けを求める声を。
そして彼女はポチと共にニールスの元へと向かった。
数か月後、ニールスを見つけたが結界に阻まれ何もできない。
そう、デーモンとの戦いだ。
ニールスは辛うじてデーモンを撃破したが、既に死を免れそうになかった。
デーモンによる結界が揺らいだ瞬間、ポチに結界を強引に突破させるよう命じたのはあろう事かフスタだ。
ポチはやり遂げた。
デーモンによる周囲の汚染が深刻な状態にある事へ気が付いたポチ。
即座にニールスを避けるように、デーモンを焼き切るようブレスを吐き出した。
気付くと辺り一面焦土と化し、ニールスの姿だけが残っていた。
そしてフスタはポチの口の中へエリクサーを取入した。
ポチはニールス目掛けてエリクサーを吐き出した。
但しドラゴンの血が混じっている特製エリクサーだ。
強引に結界を突破したポチは、思った以上にダメージを受けていた。
当然ながら外側だけではなく、体の内側もひどい有様。
そんな状態でブレスを吐いたので、さらに悪化した。
フスタが与えたエリクサーである程度回復したが、それは本来ニールスの為に投入したものだ。
そうした事情から、ポチが吐き出したエリクサーは即座に進化、全くの別物へと変貌を遂げていた。
そんなエリクサー(真)をその身に受けたニールスは、即座に回復した。
但し失った血は回復しないので、意識は失ったまま。
「ここにニールス様を置いては駄目。連れて行って差し上げて。」
【わかった。】
ポチはニールスを口に咥え、その場を飛び立った。
その場に残るは一振りの剣のみ、そう思われていたが、一陣の風が吹くと、デーモンの死体があった場所には何かの塊のようなものが残されていた。
やがて残された物体の重みに地面が耐えられず、地中深くに消えてしまった。
そしてポチは一度山へ向かった。
フスタの指示である。
ドラゴンの姿は誰にでもわかる。
なので分かりやすいよう山へと向かわせたのだ。
山に到着し、ニールスの無事を確認したフスタ。
その後人に見つからぬよう密かにポチと共に山を下った。
「やっと移動したね。そろそろ行こうか。」
何の事か?
ニールスは5人を密かに見守っていた。
しかし相変わらず自分を追いかけている5人を見て、どうすべきか決めかねていた。
【何処へ向かうのだ?】
そう問われニールスは、
「決まっているじゃないか。新しい世界樹の元へだよ。」
ニールスは立ち上がる。
すると、
「あ、待って下さい!私も付いて行きます!」
何とこの場に居たのは元ギルド職員、つまり受付嬢のフスタ・ペイルである。
彼女は第236話でニールスから全てを託されていた。
そして人知れず消えていったニールスを王都で待っている・・・・かと思われた。
だが彼女はそうしなかった。
尤も雲外蒼天の5人には話すべき事柄は話していたし、自分の責務は全うしていた。
なぜ彼女がニールスと一緒にいるのか?それは・・・・
・・・・
・・・
・・
・
時はニールスがデーモンと戦っている時まで遡る。
彼女は確かに聞いたのだ、ニールスが助けを求める声を。
そして彼女はポチと共にニールスの元へと向かった。
数か月後、ニールスを見つけたが結界に阻まれ何もできない。
そう、デーモンとの戦いだ。
ニールスは辛うじてデーモンを撃破したが、既に死を免れそうになかった。
デーモンによる結界が揺らいだ瞬間、ポチに結界を強引に突破させるよう命じたのはあろう事かフスタだ。
ポチはやり遂げた。
デーモンによる周囲の汚染が深刻な状態にある事へ気が付いたポチ。
即座にニールスを避けるように、デーモンを焼き切るようブレスを吐き出した。
気付くと辺り一面焦土と化し、ニールスの姿だけが残っていた。
そしてフスタはポチの口の中へエリクサーを取入した。
ポチはニールス目掛けてエリクサーを吐き出した。
但しドラゴンの血が混じっている特製エリクサーだ。
強引に結界を突破したポチは、思った以上にダメージを受けていた。
当然ながら外側だけではなく、体の内側もひどい有様。
そんな状態でブレスを吐いたので、さらに悪化した。
フスタが与えたエリクサーである程度回復したが、それは本来ニールスの為に投入したものだ。
そうした事情から、ポチが吐き出したエリクサーは即座に進化、全くの別物へと変貌を遂げていた。
そんなエリクサー(真)をその身に受けたニールスは、即座に回復した。
但し失った血は回復しないので、意識は失ったまま。
「ここにニールス様を置いては駄目。連れて行って差し上げて。」
【わかった。】
ポチはニールスを口に咥え、その場を飛び立った。
その場に残るは一振りの剣のみ、そう思われていたが、一陣の風が吹くと、デーモンの死体があった場所には何かの塊のようなものが残されていた。
やがて残された物体の重みに地面が耐えられず、地中深くに消えてしまった。
そしてポチは一度山へ向かった。
フスタの指示である。
ドラゴンの姿は誰にでもわかる。
なので分かりやすいよう山へと向かわせたのだ。
山に到着し、ニールスの無事を確認したフスタ。
その後人に見つからぬよう密かにポチと共に山を下った。
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