異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ

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クーン20歳

第245話 僕の役目は既に終わっている

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 ニールスはフスタと共に世界樹が生えている場所へやってきた。

「もうここまで育っているのか。凄いね。」
「ええ、一度は失ったと思われた世界樹ですが、こうしてまたあらたに・・・・よかったわ。」

 暫く2人で世界樹を眺めるも、
「そろそろ5人には目覚めてほしいのだが、どうしたらいいんだろうね。何度も僕君達が独り立ちできるまで、と断りを入れてパーティーを結成したんだ。しかも男女の関係にはならないとくぎを刺していたんだ。にもかかわらず何度迫られた事か。」
「ふふ。弟君はハーレム形成していると思っているわよ。」
「・・・・まあ否定はしなかったからね。仕方がない、パーティーを正式に解散し、それぞれ出会いを用意するか。」
「それは悪手ね。」
「そうかい?」
「そうよ。元彼女達の為になるのは何かを見定めましょう?幸い新領地にはいくらでも人手がいるわ。」

「そうなんだよね。だがそこに僕達の居場所はもうないんだよ。」
「あるけれど、私達がいるべき場所はきっとここなのよね。」

 さてギルドの受付嬢として長きにわたり活動してきたフスタだが、周囲にはニールスぞっこんと思わせていた。その方が楽だからだ。

「これから忙しくなるね。その前に会っておこう。もう僕の戦いは終わったからね。彼女達が巻き込まれる事もないだろうし。ポチには悪いがまた頼むよ。」
【人とは面倒な生き物だな。其方の弟も我をずっとトカゲと言い放つ。で、5人の女の所へ向かえばいいのか?】
「頼むよ。かのっよたちはどうした事かこちらが示したルートを通らないからね、また何処かで間違えているんじゃないかな。」

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 雲外蒼天のメンバー5人は上空を見た。
 一瞬影が差したからだ。

「ねえ、あれって雲じゃないよな?」
「魔物・・・・でしょうか?」
「魔物というより、鳥なんじゃ?」
「焼き鳥?」
「あれ、ポチさんじゃないでしょうか?」
「「「「そんな訳ない!」」」」

 1人だけ正解なのだが、残念ながら否定された。

「・・・・こっちに来てんじゃねえか?」

 暫くして皆あれがポチである事を認識した。

「クーンか?」

 ポチは地上に降り立った。
 早めに気が付いたので事なきを得たが、もしついうっかり攻撃を仕掛けようものなら今頃どうなっていた事か。

「やあ、久しぶりだね。」

 雲外蒼天揃い踏み。実に数年ぶりの事である。

「「「「「ニールス様!」」」」」

 皆がニールスを囲む。

 だが感動は長続きしない。

「折角の再会なのだが、本日をもって雲外蒼天は解散する。既に僕の役目は終わった。分かっていると思うが僕は君達5人とは結婚しない。今後誰か別の人と結婚するかどうかは分からないが、どうか幸せになってほしい。」
 まさかの宣言。




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