5 / 5
5★
しおりを挟む
そこに触れると、ヨエルがわずかに眉をひそめた。
表情を動かしたところを見るのは、何年ぶりだろうか?――ここに来てまもないころ、戯れに打ってやった時以来だろうか。
ニコラは奴隷を観察しながら、指先に触れるものをどうもてあそぼうか考えた。
男のそんなものに触れたあげく、それ以上のことをしようなど、普段の彼であれば絶対にしなかっただろう。考えることすら、汚らわしいと思ったに違いない。
それでも、不思議なほど抵抗感がなかった。
相手を乱す手段だと割り切っているからだろうか? あるいは、ヨエルがあまりに近く、そして理解しがたい存在だからだろうか……。
なんであれ、ニコラはそれを握った。自分にも同じものがついているので、力加減は大体わかっている。
やさしく――彼は自覚していなかったが、臆病に。
急所を手づかみにされているという不安からか、奴隷が息を呑んだのがわかった。
「洗うだけだ。別に、痛いことなんかしない」
「……」
「普段、自分だっておれに同じことをしているだろう」
ニコラのまっすぐな強い視線にさらされて、ヨエルはそれを見返してきた。感情の色はない。
「逃げたいと思うなら、逃げればいい。だが、逃げてみろ、おれは絶対にお前を許さない」
普段はどんな命令にでも唯々諾々と従う人形のくせに、ヨエルはその言葉に一瞬迷ったらしかった。
逃げてしまおうかと考えたのだ。
ニコラに許されなかったところで、それがなんだというのか。つらく当たられるのは今にはじまったことではないし、それに、背中にある鞭打ち跡のようなものに比べれば、どんな仕打ちでもましだ。
……そう思ったに違いない。
しかし、彼は結局、逃げなかった。
そうした一連の逡巡は、わずかな身体の強張りにあらわれていた。これほど近くにいなければ、そして、裸でなければ、決してわからなかっただろう。
この無表情な少年の内心にある、平坦ながら確実に存在する感情の動きに、ニコラは不思議な思いが湧き上がってくるのを感じた。生ける人形であると思っていたが、どうやら違うらしいとわかったからだ。
その思いは、侮蔑に似ていた。
どうしてそんな風に感じたのかは、わからなかった。
そのまま手を動かす。
せっけんのぬめりが、ちょうどいい具合に潤滑液となって、妙な音を立てた。
洗うと言いながら、あきらかに違う目的を持って性器をいじられ、ヨエルはますます困惑したようだった。それは、この奴隷の少年が、わずかに身体を逸らして逃げるようなそぶりをしたことからもわかる。
ニコラはぐいと片方の手で肩をつかんだ。
「別に痛くはないだろう。逃げるなよ、ヨエ、ル……」
少年は薄く笑っていた表情をこわばらせて、思わず言葉を飲み込む。
わずかに、手の中でそれが膨れ上がったからだ。
どうしてそんなことになったのかわからず、ニコラは一瞬ぽかんとそこに視線を走らせた。完全に勃っているとは言い難いが、確かに、大きくなっている。気のせいではなかった。
もちろん、触った時点でそうした反応があるかもしれないのは当然だ。
しかし、それは普通の場合の話であって、ヨエルは絶対にそんな風にはならない――と、心のどこかで思っていたらしかった。
「お前、なんで……」
「……」
ヨエルは目を逸らした。
それで、ニコラは彼がそれを恥じているのを知った。
どうしてと問われれば、刺激されたから、としか答えようがないに違いない。しかし奴隷は言い訳をせず、黙って床を見つめるばかりだった。
「……もういい。気持ちが悪い」
ニコラは吐き捨てるようにつぶやいて、手を離した。
理不尽だとは自分でも思った。そんな風に触られれば、いやでも大きくなってしまうことだってあるのは知っている。
それでも、ヨエルのそんな無様な姿を見て湧き上がってきたのは、怒りだった。
先ほどから感じていた複雑な思いの正体に、ようやく気付く。
ヨエルは物語の中の砂漠の王子だった。頭のてっぺんからつまさきまで美しい、人間の醜さとは無縁の、生ける人形だった。
それがどうだ。
男根が足の間についていて、刺激にびくびくと反応して、肉体を持ち、体温があり、呼吸をするたびに胸が上下している。
浅ましい、現実の存在だった。
表情がないのは、それがヨエルの処世術だからに過ぎない。なにも感じないのではなく、なにも感じない振りをしていただけだ。
何度も鞭打たれた末に、そうすることを学んだだけだったのだ。
ヨエルに感情があるのか知りたいと、先ほどまで高揚していたが、あの時までは、彼に隠されたものがこんなにもつまらないものだとは思っていなかった。
もっと――いや、自分がなにを期待していたのか、言葉にはできない。単純に、その正体がわからないからだ。
しかし、今のようなものではなかったことだけは、確かだった。
幻想が霧のように晴れて、ニコラは憤りと、そしてなぜか、わずかに虚無感を感じた。
「もう、風呂はいい。お前の顔を見るのもたくさんだ。二度と顔を見せるな」
「はい」
ヨエルの返事を待たず、ニコラは手に持ったせっけんを投げ出し、足音荒く風呂から出た。
顔を見たくもないとは言ったものの、ヨエルはニコラにとってなくてはならない存在だ。
いくら遠ざけたところで、いざないとなると困るのは明らかだった。だから、ニコラは翌日ヨエルが顔を見せた時に、追い返さなかった。
その代わり、一言も口をきかなかった。
ヨエルの方が寡黙なのはいつものことだが、ニコラが黙り込んでいるのは、とても珍しいことだ。
その日は数学の勉強の予定だったが、あらわれた家庭教師を追い返し、ヨエルを相手に剣の稽古をした。
奴隷は――主にけがをさせないよう――攻めの型を習っていなかったので、一方的な防戦のあげく、木剣でしたたかにあちこちを打ち据えられた。その苦痛にも顔色を変えずに平然としているヨエルに、ニコラは、つまらなくなって稽古を切り上げた。
それは、そうだろう。心の中で思う。矢を射かけられ、鞭打たれた過去を持つ彼には、そんな痛みなどなんでもないに違いない。
ヨエルはいつも通りで、少なくともニコラには普段との違いがわからなかった。昨日は理解したと思ったものが、こうもあっさりわからなくなると、昨日のあれも、理解というほどのことでもなかったのかもしれない。
次第に、あれはもしかして夢か幻だったのではないかという気もしてきた。
館にはふんだんに魔法が巡っていた。風呂を温めて水を循環させているのもそれだ。
だから、どこかから魔法が漏れ出して、あらぬ幻覚を見たのではないかと、そうであればいいのにと思った。
本当に、そうだったらよかった。
肩の大きな矢傷、そして鞭打たれた跡。
目に焼き付いた記憶が、ニコラを現実逃避から引き戻す。
幻覚ではない。幻覚ではなかった。
だとしたら、あれが本当のヨエルなのだ。
ニコラの気まぐれで残酷な仕打ちにただ耐えるヨエルも、無様な姿を見せてしまったことを恥じるヨエルも、全部偽物に違いない。
その日の夜、ニコラは自室のベッドの上で天井を見上げながら、そんな偽物のヨエルを憎んだ。
表情を動かしたところを見るのは、何年ぶりだろうか?――ここに来てまもないころ、戯れに打ってやった時以来だろうか。
ニコラは奴隷を観察しながら、指先に触れるものをどうもてあそぼうか考えた。
男のそんなものに触れたあげく、それ以上のことをしようなど、普段の彼であれば絶対にしなかっただろう。考えることすら、汚らわしいと思ったに違いない。
それでも、不思議なほど抵抗感がなかった。
相手を乱す手段だと割り切っているからだろうか? あるいは、ヨエルがあまりに近く、そして理解しがたい存在だからだろうか……。
なんであれ、ニコラはそれを握った。自分にも同じものがついているので、力加減は大体わかっている。
やさしく――彼は自覚していなかったが、臆病に。
急所を手づかみにされているという不安からか、奴隷が息を呑んだのがわかった。
「洗うだけだ。別に、痛いことなんかしない」
「……」
「普段、自分だっておれに同じことをしているだろう」
ニコラのまっすぐな強い視線にさらされて、ヨエルはそれを見返してきた。感情の色はない。
「逃げたいと思うなら、逃げればいい。だが、逃げてみろ、おれは絶対にお前を許さない」
普段はどんな命令にでも唯々諾々と従う人形のくせに、ヨエルはその言葉に一瞬迷ったらしかった。
逃げてしまおうかと考えたのだ。
ニコラに許されなかったところで、それがなんだというのか。つらく当たられるのは今にはじまったことではないし、それに、背中にある鞭打ち跡のようなものに比べれば、どんな仕打ちでもましだ。
……そう思ったに違いない。
しかし、彼は結局、逃げなかった。
そうした一連の逡巡は、わずかな身体の強張りにあらわれていた。これほど近くにいなければ、そして、裸でなければ、決してわからなかっただろう。
この無表情な少年の内心にある、平坦ながら確実に存在する感情の動きに、ニコラは不思議な思いが湧き上がってくるのを感じた。生ける人形であると思っていたが、どうやら違うらしいとわかったからだ。
その思いは、侮蔑に似ていた。
どうしてそんな風に感じたのかは、わからなかった。
そのまま手を動かす。
せっけんのぬめりが、ちょうどいい具合に潤滑液となって、妙な音を立てた。
洗うと言いながら、あきらかに違う目的を持って性器をいじられ、ヨエルはますます困惑したようだった。それは、この奴隷の少年が、わずかに身体を逸らして逃げるようなそぶりをしたことからもわかる。
ニコラはぐいと片方の手で肩をつかんだ。
「別に痛くはないだろう。逃げるなよ、ヨエ、ル……」
少年は薄く笑っていた表情をこわばらせて、思わず言葉を飲み込む。
わずかに、手の中でそれが膨れ上がったからだ。
どうしてそんなことになったのかわからず、ニコラは一瞬ぽかんとそこに視線を走らせた。完全に勃っているとは言い難いが、確かに、大きくなっている。気のせいではなかった。
もちろん、触った時点でそうした反応があるかもしれないのは当然だ。
しかし、それは普通の場合の話であって、ヨエルは絶対にそんな風にはならない――と、心のどこかで思っていたらしかった。
「お前、なんで……」
「……」
ヨエルは目を逸らした。
それで、ニコラは彼がそれを恥じているのを知った。
どうしてと問われれば、刺激されたから、としか答えようがないに違いない。しかし奴隷は言い訳をせず、黙って床を見つめるばかりだった。
「……もういい。気持ちが悪い」
ニコラは吐き捨てるようにつぶやいて、手を離した。
理不尽だとは自分でも思った。そんな風に触られれば、いやでも大きくなってしまうことだってあるのは知っている。
それでも、ヨエルのそんな無様な姿を見て湧き上がってきたのは、怒りだった。
先ほどから感じていた複雑な思いの正体に、ようやく気付く。
ヨエルは物語の中の砂漠の王子だった。頭のてっぺんからつまさきまで美しい、人間の醜さとは無縁の、生ける人形だった。
それがどうだ。
男根が足の間についていて、刺激にびくびくと反応して、肉体を持ち、体温があり、呼吸をするたびに胸が上下している。
浅ましい、現実の存在だった。
表情がないのは、それがヨエルの処世術だからに過ぎない。なにも感じないのではなく、なにも感じない振りをしていただけだ。
何度も鞭打たれた末に、そうすることを学んだだけだったのだ。
ヨエルに感情があるのか知りたいと、先ほどまで高揚していたが、あの時までは、彼に隠されたものがこんなにもつまらないものだとは思っていなかった。
もっと――いや、自分がなにを期待していたのか、言葉にはできない。単純に、その正体がわからないからだ。
しかし、今のようなものではなかったことだけは、確かだった。
幻想が霧のように晴れて、ニコラは憤りと、そしてなぜか、わずかに虚無感を感じた。
「もう、風呂はいい。お前の顔を見るのもたくさんだ。二度と顔を見せるな」
「はい」
ヨエルの返事を待たず、ニコラは手に持ったせっけんを投げ出し、足音荒く風呂から出た。
顔を見たくもないとは言ったものの、ヨエルはニコラにとってなくてはならない存在だ。
いくら遠ざけたところで、いざないとなると困るのは明らかだった。だから、ニコラは翌日ヨエルが顔を見せた時に、追い返さなかった。
その代わり、一言も口をきかなかった。
ヨエルの方が寡黙なのはいつものことだが、ニコラが黙り込んでいるのは、とても珍しいことだ。
その日は数学の勉強の予定だったが、あらわれた家庭教師を追い返し、ヨエルを相手に剣の稽古をした。
奴隷は――主にけがをさせないよう――攻めの型を習っていなかったので、一方的な防戦のあげく、木剣でしたたかにあちこちを打ち据えられた。その苦痛にも顔色を変えずに平然としているヨエルに、ニコラは、つまらなくなって稽古を切り上げた。
それは、そうだろう。心の中で思う。矢を射かけられ、鞭打たれた過去を持つ彼には、そんな痛みなどなんでもないに違いない。
ヨエルはいつも通りで、少なくともニコラには普段との違いがわからなかった。昨日は理解したと思ったものが、こうもあっさりわからなくなると、昨日のあれも、理解というほどのことでもなかったのかもしれない。
次第に、あれはもしかして夢か幻だったのではないかという気もしてきた。
館にはふんだんに魔法が巡っていた。風呂を温めて水を循環させているのもそれだ。
だから、どこかから魔法が漏れ出して、あらぬ幻覚を見たのではないかと、そうであればいいのにと思った。
本当に、そうだったらよかった。
肩の大きな矢傷、そして鞭打たれた跡。
目に焼き付いた記憶が、ニコラを現実逃避から引き戻す。
幻覚ではない。幻覚ではなかった。
だとしたら、あれが本当のヨエルなのだ。
ニコラの気まぐれで残酷な仕打ちにただ耐えるヨエルも、無様な姿を見せてしまったことを恥じるヨエルも、全部偽物に違いない。
その日の夜、ニコラは自室のベッドの上で天井を見上げながら、そんな偽物のヨエルを憎んだ。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される
中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」
夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。
相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。
このお話はムーンライトでも投稿してます〜
囚われた元王は逃げ出せない
スノウ
BL
異世界からひょっこり召喚されてまさか国王!?でも人柄が良く周りに助けられながら10年もの間、国王に準じていた
そうあの日までは
忠誠を誓ったはずの仲間に王位を剥奪され次々と手篭めに
なんで俺にこんな事を
「国王でないならもう俺のものだ」
「僕をあなたの側にずっといさせて」
「君のいない人生は生きられない」
「私の国の王妃にならないか」
いやいや、みんな何いってんの?
幼馴染がいじめるのは俺だ!
むすめっすめ
BL
幼馴染が俺の事いじめてたのは、好きな子いじめちゃうやつだと思ってたのに...
「好きな奴に言われたんだ...幼馴染いじめるのとかガキみてーだって...」
「はっ...ぁ??」
好きな奴って俺じゃないの___!?
ただのいじめっ子×勘違いいじめられっ子
ーーーーーー
主人公 いじめられっ子
小鳥遊洸人
タカナシ ヒロト
小学生の頃から幼馴染の神宮寺 千透星にいじめられている。
姉の助言(?)から千透星が自分のこといじめるのは小学生特有の“好きな子いじめちゃうヤツ“だと思い込むようになり、そんな千透星を、可愛いじゃん...?と思っていた。
高校で初めて千透星に好きな人が出来たことを知ったことから、
脳破壊。
千透星への恋心を自覚する。
幼馴染 いじめっ子
神宮寺 千透星
ジングウジ チトセ
小学生の頃から幼馴染の小鳥遊 洸人をいじめている。
美形であり、陰キャの洸人とは違い周りに人が集まりやすい。(洸人は千透星がわざと自分の周りに集まらないように牽制していると勘違いしている)
転校生の須藤千尋が初恋である
落としたのは化粧じゃなく、みんなの心でした
444
BL
『醜い顔…汚らしい』
幼い頃、実母が病気によって早くに亡くなった数年後に新しい義母からそう言われたシリルは、その言葉が耳に残って16歳となった今も引きずっていた。
だが、義母のその言葉は真っ赤な嘘でシリルはとても美しかった。ただ前妻の息子であるシリルに嫉妬した結果こぼした八つ当たりの言葉であったのをシリルは知らずに、義母のいう醜い顔を隠すために化粧をする。
その結果、彼は化粧によって本当に醜い顔になってしまった。そんな彼が虐げられながらも徐々に周囲を絆す話
暴力表現があるところには※をつけております
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
続き楽しみにしてます、
頑張ってください。