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世界征服っていいよね
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世界に大王と呼ばれる人は数少ない。
わたしが
「デンデンデンジマン」を歌っていたり、電磁パンチと称されてグーパンで顔殴ってきた同級生女子の話をして引かれていたとき、「世界は一度征服された方がいい」発言をあえてしたことがある。
もちろん、挙動不審でリアリィ?って顔をされるのを待っていたのもある。
「アレキサンダー大王っていいよね」
「ハーンも、まあ、いいよね」
「自分の体感では、EU通貨ができつつあったあの当時。貨幣は回る。大陸は繋がっている。そして、人は移動をする」と三つを言い切ったときにふんわりと相手もわかったようだ。
わたしはガラパゴスや標高のカエルの退化も見ている。
けれども育ちがいつもいつも、ギリギリ管轄区切りの境界線の場所だったことが白線のように人を分断するのを観ていた。
近年になるまで統廃合を渋った町で暮らし育ち遊び、そして越境しては近所のやつが同乗の舟のようにどんどん来ては辞めていった。お稽古ごと。
わたしは教科書の違う隣の学校の様子をこっそり観たり、範囲外を知るのが嫌らしく好きだったから。
まあ、中学になれば同じになる子たちなのに。
その時はもっと遠く行きたいとも思っていた。
「そうは言ってもヨミさま大好きじゃんか」(原作漫画の方は主人子の方がわやしている、部下や世界を思いやるヨミさま)
「うん」
「世界を征服するという覇者にはその後の世界の展望を見据えなくちゃいけない。正義の方は今ある体制を維持するだけで毎回採石場で爆発するシーンでも撮ればいい」
「ウム?」
「少女漫画が恋愛成就とかで終わる大団円ってのもな、結婚式がすべてじゃないし、一発やったぐらいで彼女面すんな、彼氏面すんなとかと同じだよ」
「暴言だああ」
「そう」
「若い頃ってみんな求め会うものじゃない?」
「で、付き合ったと思ったのに、時間と金返せってなるんだよね」
「マジで」
「ストーキングされて恨まれたよ。勝手に恋愛されてもな」
わたしのような最悪な恋愛詐欺行為と。
だが、わたしは相手を「好きといったことはない。相手が勝手に暴走した」といったところで「夜道を気をつけて歩いて帰れ」と忠告が落ちだ。
付き合うというだけのことはしたことがある。
いざというとき、この人がこの人であるという判断ができる責任を負うとわたしは基本そうしていた。
だが相手は違う。
横にいる垣根、横にいるブレーン。横にいる小切手。そして全ての配下を自分が治めているという優越感。
わたしは私でなくてもいい。
つまらない。
わたしは恋愛の経験がない。
征服された町はやがて中和力をもって再生されていった。
ゆっくりとゆっくりと。
わたしはパンでは英語が通じない。パンはbreadと知ったとき、金平糖から繋がっているポルトガル語のわたしの好きな仮名に痺れたとも伝えた。そして、その日の話題は終わったんだ。
「うふふ」
と、
「今日もよい落ちでした?」
の答えはいつも、寝落ちで終わる。
わたしが
「デンデンデンジマン」を歌っていたり、電磁パンチと称されてグーパンで顔殴ってきた同級生女子の話をして引かれていたとき、「世界は一度征服された方がいい」発言をあえてしたことがある。
もちろん、挙動不審でリアリィ?って顔をされるのを待っていたのもある。
「アレキサンダー大王っていいよね」
「ハーンも、まあ、いいよね」
「自分の体感では、EU通貨ができつつあったあの当時。貨幣は回る。大陸は繋がっている。そして、人は移動をする」と三つを言い切ったときにふんわりと相手もわかったようだ。
わたしはガラパゴスや標高のカエルの退化も見ている。
けれども育ちがいつもいつも、ギリギリ管轄区切りの境界線の場所だったことが白線のように人を分断するのを観ていた。
近年になるまで統廃合を渋った町で暮らし育ち遊び、そして越境しては近所のやつが同乗の舟のようにどんどん来ては辞めていった。お稽古ごと。
わたしは教科書の違う隣の学校の様子をこっそり観たり、範囲外を知るのが嫌らしく好きだったから。
まあ、中学になれば同じになる子たちなのに。
その時はもっと遠く行きたいとも思っていた。
「そうは言ってもヨミさま大好きじゃんか」(原作漫画の方は主人子の方がわやしている、部下や世界を思いやるヨミさま)
「うん」
「世界を征服するという覇者にはその後の世界の展望を見据えなくちゃいけない。正義の方は今ある体制を維持するだけで毎回採石場で爆発するシーンでも撮ればいい」
「ウム?」
「少女漫画が恋愛成就とかで終わる大団円ってのもな、結婚式がすべてじゃないし、一発やったぐらいで彼女面すんな、彼氏面すんなとかと同じだよ」
「暴言だああ」
「そう」
「若い頃ってみんな求め会うものじゃない?」
「で、付き合ったと思ったのに、時間と金返せってなるんだよね」
「マジで」
「ストーキングされて恨まれたよ。勝手に恋愛されてもな」
わたしのような最悪な恋愛詐欺行為と。
だが、わたしは相手を「好きといったことはない。相手が勝手に暴走した」といったところで「夜道を気をつけて歩いて帰れ」と忠告が落ちだ。
付き合うというだけのことはしたことがある。
いざというとき、この人がこの人であるという判断ができる責任を負うとわたしは基本そうしていた。
だが相手は違う。
横にいる垣根、横にいるブレーン。横にいる小切手。そして全ての配下を自分が治めているという優越感。
わたしは私でなくてもいい。
つまらない。
わたしは恋愛の経験がない。
征服された町はやがて中和力をもって再生されていった。
ゆっくりとゆっくりと。
わたしはパンでは英語が通じない。パンはbreadと知ったとき、金平糖から繋がっているポルトガル語のわたしの好きな仮名に痺れたとも伝えた。そして、その日の話題は終わったんだ。
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と、
「今日もよい落ちでした?」
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