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グラスとセン

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えっと、自己紹介だな。
俺は氷野諒弥、28歳、高校教師。
ゲイ、である。
職業柄ワンナイトを求めて、BLサプリというゲイの出会いサイトを見ている。
「セン、二十歳、受け攻め両方オッケー、貴方に合わせます」
気になりメッセージを送る。
沢山来てるだろうから、返事は来ないかも、なんて思っていたら、すぐきた。
「良かったら週末会いませんか、話してみてからやるか決めてくれてもいいです」
会ってみたくて週末の約束をした。

「センです、今着きました、どの辺ですか、白のニット、、、あ、分かりました」
「待ってます」
後ろから近付く気配、振り返ると、、、。
「グラスさ、、、氷野先生?」
「神崎?」

俺のクラスの生徒、神崎中、18だろーなんだよ二十歳って、嘘つくな。
俺は?大丈夫か?買ってはいないから大丈夫だ、でも男子校の教師がゲイでいいのか?ばらされたらヤバい?いや、生徒に手を出すつもりは毛頭ない。

「神崎、、、何で?」
「先生こそ」
「先生は止めてくれ、氷野でいいから」
「氷野せ、、、さんは、そっちの人?」
「そうだな、神崎は?」
「まだ、、、今日が会うの初めて」
「ノンケなのか?」
「たぶん違う、好きになった人はまだいないけど、興味があるのは男、なんだ」
「興味、、、それだけでここに来たのか?」
「、、、うん、、、」
「襲われてボロボロにされてたかもしれないぞ」
「う、うん、、、」
「公園のトイレに連れ込まれて、無理矢理突っ込まれるってこともあるんだぞ」
「、、、」
「分かったら、もうすんな、こういう出会いが欲しいならせめて、二十歳になってから」

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