ワイルドなおじさまと

Hazuki

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罰?〈日曜日〉

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昨日はスーツとネクタイを選ぶのに、やたら時間がかかったよ。葉月の実家の最寄り駅までの行き方も調べて、手土産は途中で買ったけど。
あー、久しぶりに緊張してる。酔い潰れてた葉月を家に連れてきて、朝声をかけた時以来か。葉月のお腹の音で緊張が解けたことは、絶対言えないな。

「あ、直さーん」
階段を降りて改札に向かって歩く俺に、葉月がのんきに手を振ってる。俺の気も知らないで、、、でも可愛い。みなさん、あの娘は俺の彼女ですよーって叫びたいくらい。
「葉月~~~前もって言ってくれよ」
「あ、直さん無精髭がない」
「当たり前だろ、葉月の実家に行くんだから」
「ごめんね。会ってくれるか分からなかったから」
「それでもだよ。昨日から緊張して、、、」
手を繋がれ
「行こっ」
あーもう、可愛いが過ぎるぜ。

「ただいま~。連れてきたよー」
「まあまあ、初めまして、この娘が急に言い出して、迷惑だったでしょう?」
「いえ、ご挨拶には伺おうとは思っていました」
「お父さん中にいるから、どうぞ」
スリッパを出される。
「お邪魔いたします」

「お父さん、いらしたわよ」
「初めまして、星野直と申します。葉月さんとお付き合いさせて頂いてます」
「それだけじゃないだろ」
「一緒に暮らしています」
「うちの可愛い一人娘を拐って、、、」
「お父さん、なんてこと言うのよ、もう」

「こちら、心ばかりですが、皆様でお召し上がりください」
「そんな気を遣わなくていいのよ、さ、座ってね」
「はい、失礼します」

「で?葉月のことはどう思ってるんだ?」
「お父さん、言い方!」
「最初に会った時から大切に思っています。素直で優しくて可愛くて柔らかくて、、、」
「直さん?」
「とても素敵なお嬢さんです」
「で?この先どうするんだ?将来は?」
「葉月さん、お父さん、お母さんの許可がいただけたら、結婚を考えています」
「今は親の許可なんていらないだろ」
「私も昭和の人間ですので」

「良し、気に入った。葉月は持っていけ」
「いや、お父さん、私ものじゃ無いし」
「ありがとうございます」
直さんは立ち上がって深々と頭を下げた。
「葉月、いい男で良かったな」
「お父さん、ありがとう、、、」
「泣くのは早いぞ、結婚式まで待て」
「早くても大学卒業してからだから」

「じゃあ、乾杯だ。もう普通にしていいぞ」
「昨日から緊張してたので、、、」
「直さんのみすぎないでね。私じゃ抱えていけないから」


~~~~~~~~~~

結婚までは二年はあるから、もう少しラブラブな二人です。
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