好きになっちゃいけない?

Hazuki

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お風呂で

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「最後、久しぶりに夢中になってしまって、ごめん、身体辛いよね、座って、洗うから」
油断すると力が抜けそうになる僕を支えて、風呂まで連れてきてくれた。
イスに座らせ、ボディーソープを泡立て、手で優しく洗ってくれる。
「んっ、、、」
「貴志は首も感じるのかな?可愛い、今度首も責めてあげるね」
「今度もある、、、の?」
「君が嫌じゃなければ」
「嫌じゃない、十夜、好き、、、」
「貴志、、、好きだよ、俺と付き合ってくれる?」
「うん、嬉しい、、、ずっと一緒にいたい」
「そんな可愛い顔で、可愛いことを言われたら」
唇を重ね、舌を絡めあう。
「そんな顔して、、、またしたくなっちゃうから」
「いいよ、、、またしても」
「ダメ、今でも身体辛いでしょう、無理はしない、大切にしたいから、一生」
泡を流して湯船に二人で浸かる。
後ろ向きの貴志を抱き締めていると、貴志が振り向き膝立ちして、首に手を廻しキスをしてきた。
頑張って舌を絡めてくれる、拙いけど一生懸命な姿に身体が熱くなる。
貴志、、、好きだ、離さないから。

風呂を出て、ベッドで抱き締めながら、眠った。

朝目覚めて隣を見ると、可愛い寝顔の貴志がいる、、、幸せを感じていると
「おはよう、、、今何時?」
「まだ眠いなら寝てていいよ」
「あっ、そうか家じゃなかった」
「おはよう、貴志」
軽く触れるだけのキスをする。
「わっ、裸だった」
「昨日のは汚れちゃったからね、新しいパンツと僕の服だけど着てて、洗濯してくるね」
十夜の服は腰周りはちょっと大きいくらいだけど、長さが、、、足が全然見えないし。
身長差くらい余ってる気がする、、、。
なんとか二回程折り返した。

「朝食はパンでいいかな?」
ハムエッグにシーザーサラダにフルーツ。
ここはホテルですか?
「飲み物は?コーヒー、ジュース、牛乳があるけど」
「牛乳で」
なんとなく、脚が伸びないかな~、と期待。
おしゃべりしながら食べる食事は美味しかった。
恋人ってこんな感じ?、、、ってゆーか恋人?でいいの?
「貴志、どうした?美味しくなかった?」
「ううん、美味しいよ、ただ、、、僕が十夜の恋人になっていいのかなって」
「なんで?」
「十夜は格好いいし、なんでもできて、社長だし、でも僕は、、、」
十夜が貴志を抱き締める。
「貴志は僕に幸せな時間をくれているよ、一緒に居るだけで幸せなんて、今まで無かった、貴志が初めてくれたんだ」
「僕も、、、十夜といると幸せ」
顔が真っ赤になって俯いてしまった。
「僕、ねーちゃんに話す、ちゃんと」
「一人でできる?」
「大丈夫、話さなきゃ堂々と会えない」
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