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7 浅知恵
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レオンが黙った瞬間を狙って、リーシャが話を再開した。もうレオンがどういう状況にいるかわかったようだ。
「それで半年くらい前に大国の姫が自分と結婚したいと言ってきて、従わないと国が滅ぼされるから、自分は国を守る為に結婚するって」
どんどん語り口に熱が入る。
「話が違うって思ったわ! だって王妃にしてくれるっていうからグレンと別れてレオンと付き合ったのに!」
「グレンって誰だよ!」
グレンはリーシャの元カレだ。って私の方が知っているのが面白い。リーシャは王子にみそめられるだけあって見た目がいい。そりゃレオン以外も放っておくわけがない。関係はキッパリ切れていると言っていたからその辺はちゃんとしてるんだなぁなんて感想を持ったんだが、レオンは違うようだ。
「お、俺を騙したのかこのアバズレめ!!!」
「なんですって!?」
久しぶりにアバズレなんて単語聞いたな。レオンはリーシャにとって全て自分が初めてだとでも思っていたようだ。本気で信じられないといった表情をしている。
「いい加減にしなさい!」
またもや母親から雷を落とされた王子は不貞腐れるような素振りになった。
「貴方、爵位の代わりにレオンとは別れたはずですわよね」
リーシャは横目でレオンの方を見ながら答えた。
「父上も母上も自分に甘いから大丈夫なんですって。どうせ王になるのは自分しかいないからって。爵位がある方が後々自分とも一緒になりやすいからって」
(この発言に全てが詰まっている気がする)
いらん浅知恵だけ働かせてるんだなあ。レオンはもう開き直っているようだ。椅子にふんぞりかえっている。
結局、次期王に内定しているからこそ出来るのだろう。何をどうしようと手に入る、だからやりたい放題。
絶望するような王の表情、なんか急激に老け込んでない? 何やら側近にボソボソと告げている。
「では何故わざわざ初夜を狙って関係を公表したのですか?」
あれは明らかに悪意のある行動だった。たまたまバレたというわけではない。私にあの場を見せるつもりだったのだ。
今までの流れだと言い出しっぺは王子だろうけど。
「生意気な妻にお仕置きするんだって言われたわ……」
ここからは自分も悪いとわかっているのだろう。声のトーンが明らかに落ちた。
「自分の凄さを全くわかってないって。ただ大国に生まれたというだけで見下して生意気だって。だから立場をわからせてやろうって」
ほーらやっぱり王子の方だった。いやそれにのったこいつも同罪だけどな!
「そのようなことをして、ただで済むと考えなかったのですか!」
王妃が王子の方を見ながら叫ぶ。
「何故我が国に嫁いできた女にそこまで気を使う必要があるのですか。私の妻に私がどんな対応を取ろうと勝手でしょう」
この発言に、リーシャ以外は思わず口をあんぐりあげることになった。
「これは政略結婚ですよ? 大国にもメリットがあるから嫁に出したのです」
なぜかレオンは自信満々そうな顔で語る。
「こいつを粗末に扱ったからと言って、戦争を仕掛けたりするような国ではないでしょう。あの国の王族で唯一政略結婚させられた哀れな姫ともっぱら噂ですよ」
ニヤニヤとこちらを馬鹿にするような視線を向けてくる。
「だいたい、戦争になればこいつは人質。気になるなら最初から牢へと放り込んでおきましょう!」
(アウトー! 流石に今のはアウト! 国際問題~!)
「陛下、今の発言、我々皆ハッキリと聞きましたので」
そろそろ我慢の限界です。と言った表情でユリウス他全員がこちらを見てくる。私の為にそこまで怒ってくれてありがたい。
さて、反撃に出たところでこいつに話が通じるかな?
「それで半年くらい前に大国の姫が自分と結婚したいと言ってきて、従わないと国が滅ぼされるから、自分は国を守る為に結婚するって」
どんどん語り口に熱が入る。
「話が違うって思ったわ! だって王妃にしてくれるっていうからグレンと別れてレオンと付き合ったのに!」
「グレンって誰だよ!」
グレンはリーシャの元カレだ。って私の方が知っているのが面白い。リーシャは王子にみそめられるだけあって見た目がいい。そりゃレオン以外も放っておくわけがない。関係はキッパリ切れていると言っていたからその辺はちゃんとしてるんだなぁなんて感想を持ったんだが、レオンは違うようだ。
「お、俺を騙したのかこのアバズレめ!!!」
「なんですって!?」
久しぶりにアバズレなんて単語聞いたな。レオンはリーシャにとって全て自分が初めてだとでも思っていたようだ。本気で信じられないといった表情をしている。
「いい加減にしなさい!」
またもや母親から雷を落とされた王子は不貞腐れるような素振りになった。
「貴方、爵位の代わりにレオンとは別れたはずですわよね」
リーシャは横目でレオンの方を見ながら答えた。
「父上も母上も自分に甘いから大丈夫なんですって。どうせ王になるのは自分しかいないからって。爵位がある方が後々自分とも一緒になりやすいからって」
(この発言に全てが詰まっている気がする)
いらん浅知恵だけ働かせてるんだなあ。レオンはもう開き直っているようだ。椅子にふんぞりかえっている。
結局、次期王に内定しているからこそ出来るのだろう。何をどうしようと手に入る、だからやりたい放題。
絶望するような王の表情、なんか急激に老け込んでない? 何やら側近にボソボソと告げている。
「では何故わざわざ初夜を狙って関係を公表したのですか?」
あれは明らかに悪意のある行動だった。たまたまバレたというわけではない。私にあの場を見せるつもりだったのだ。
今までの流れだと言い出しっぺは王子だろうけど。
「生意気な妻にお仕置きするんだって言われたわ……」
ここからは自分も悪いとわかっているのだろう。声のトーンが明らかに落ちた。
「自分の凄さを全くわかってないって。ただ大国に生まれたというだけで見下して生意気だって。だから立場をわからせてやろうって」
ほーらやっぱり王子の方だった。いやそれにのったこいつも同罪だけどな!
「そのようなことをして、ただで済むと考えなかったのですか!」
王妃が王子の方を見ながら叫ぶ。
「何故我が国に嫁いできた女にそこまで気を使う必要があるのですか。私の妻に私がどんな対応を取ろうと勝手でしょう」
この発言に、リーシャ以外は思わず口をあんぐりあげることになった。
「これは政略結婚ですよ? 大国にもメリットがあるから嫁に出したのです」
なぜかレオンは自信満々そうな顔で語る。
「こいつを粗末に扱ったからと言って、戦争を仕掛けたりするような国ではないでしょう。あの国の王族で唯一政略結婚させられた哀れな姫ともっぱら噂ですよ」
ニヤニヤとこちらを馬鹿にするような視線を向けてくる。
「だいたい、戦争になればこいつは人質。気になるなら最初から牢へと放り込んでおきましょう!」
(アウトー! 流石に今のはアウト! 国際問題~!)
「陛下、今の発言、我々皆ハッキリと聞きましたので」
そろそろ我慢の限界です。と言った表情でユリウス他全員がこちらを見てくる。私の為にそこまで怒ってくれてありがたい。
さて、反撃に出たところでこいつに話が通じるかな?
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