71 / 163
第二部 元悪役令嬢の学園生活
14 告白
しおりを挟む
ルカに皆に話す覚悟が出来たことを伝えると、安心したような顔をしてゆっくりと長く息を吐き出した。
「実を言うともう勝手に話す気でいたんだよね。アリバラ先生の許可もとってるし」
「うそ! いつそんな……!」
「リディが僕を留学させて遠くに逃そうとした時にね」
バレてたのか。そりゃあ可愛い弟が私のせいで針の筵の生活になるのを避けたかったというのもあるし、他国にうちの家族の避難先もあらかじめ確保できるんじゃないかと思っていたのだ。
(あの時はいい考えだと思ったんだよなぁ)
だけどルカがこちらに残ってくれると言ってくれて、心底安心した時に、自分が思っているよりずっと自分の未来が怖かったことに気づいた。カッコつけたってどうしようもないのに。
「ありがとう」
「素直でよろしい」
いつからがルカが兄のように振る舞うことも増えた。いや、双子だからどうでもいいと言えばそれまでなのだが……記憶が戻るまでは私が双子の姉という立場にいる事に誰も違和感を覚えなかったのだ。それが今じゃ逆だ。前世でも長子だったので、少々むずがゆい気分がする。
「アイリス嬢には何か言ったの」
「ルカの後に伝えようと思ってるの」
「呼んだ?」
「「!!?」」
後ろからニュッと現れたアイリスに二人でビックリする。
「アハハ! やっぱ双子だね! 反応が全く同じじゃん!」
ウケる~と大笑いしている。
ルカとアイリスはまだ顔見知り程度だ。ルカの方は散々私からアイリスの話は聞いているが。
「リディアナの様子がおかしかったから追いかけてきたら、私の名前が聞こえたからさ~」
「これはアイリス嬢、失礼しました。お噂は予々。リディアナの弟のルカ・フローレスでございます」
ルカが優しく微笑む。その余裕のある態度にアイリスは少し驚いたようだ。おそらく、原作と雰囲気がだいぶ違うからだろう。
「アイリス・ディーヴァでございます。ご存知の通りリディアナ様と同じく前世の記憶を保有しております」
ルカも少し驚いている。私が報告していた先ほどまでの『陽キャのギャル』としてのアイリスの気配を消して、急に高貴な令嬢のように振る舞ったからだ。これはワザとだろう。
顔を見合わしてニヤリと笑う二人は、どうやら原作とは違う関係性になりそうだ。
それからアイリスにも経緯を話した。そして彼女にも協力して欲しいことを。
「は!? そんなの当たり前じゃん!」
また通常モードのギャルに戻ったアイリスの声には、少し怒りが込められている気がした。
「当事者はリディアナだけじゃないし! すでに原作とは違うんだから、下手したら全員で共倒れの可能性だってあるっつーの」
「その通りです……」
思わずシュンとなる。何も言い返せない。
「プハッ! あのリディアナがションボリなってるのガチヤバいね!」
「やっぱそんなにヤバい人物として描かれてたの?」
ルカは私からの話しか聞いていない。他人から見た原作のリディアナの様子は気になるようだ。
「そーなの! だって『厄災』なんてあだ名ついてんだよ?」
ヤバくない? と、ルカにも私にも同意を求める。
「「ヤバいね」」
「また一緒じゃん! こっちじゃ一人っ子だから羨ましいわ~」
後からルカと二人になると、とても機嫌のいい声でルカに言われた。
「思ってたよりずっとアイリス嬢と仲良くなれそうだよ」
その週の休日、告白の場は学生街でも一番の高級料理店内にあるプライベートルームになった。
「わー! まさかこんな早くここに来れるなんて……」
アイリスは瞬間に自分の台詞がまずかったと気付いたらしく、すぐに小声になった。
(気持ちはわかるわ。前世でもここまでお高そうなお店、行ったことないし)
原作ではよくレオハルトがアイリスを誘ってこの店に来ていたのだ。最も秘匿性が保証されている場として紹介されていたので、ここ以外の場所は他にないだろう。
メンバーは私、アイリス、ルカ、それからいつものメンバーであるレオハルトにジェフリーにフィンリー様、更に更に、ルイーゼとアリアだ。
この中の誰かに密告され、我が身がどうなってもかまわない……という基準の人選である。それなりに全員、人脈も知識もある。きっと助けになってくれるだろう。レオハルト以外は嫡子になる予定もなく、上に対する報告の責務が若干でも薄いというのも私からすると重要なポイントだ。
今夜の集まりで、一番訝し気な表情をしていたのはレオハルトだ。いまだにちゃんとあの日のことは話せていない。これ、私が逆の立場なら既にキレて騒いでいるので、大人しく待ってくれている彼には感謝しないといけない。
「レオハルト様、明日お時間いただけますか?」
「もちろんだ!」
途端に機嫌が良くなるのがわかった。なんでわかりやすい奴なんだろう。
真実を知る私たち三名以外、何を言われるのかとドギマギと食事をとっていた。せっかくのお高い料理をちゃんと味わえずに終えるなんて申し訳ないことになってしまった。また今度埋め合わせをしよう。
こうして一通り食事が終わった頃、今度はコチラが緊張する番になった。
「本日は、あの……集まっていただいたのは……」
(どうしよう……やっぱり怖い……)
土壇場で怖気付いてしまった。全員の顔を見たら急に不安になってしまった。これから私はここにいるメンバーにとっても残酷な未来を告げるのだ。
顔を下にむけてしまった背中を撫でてくれたのはアイリスだった。
「かわろっか?」
私は首を横に振る。私が言わなきゃ。
暖かい背中の温もりを意識しながら、事の顛末を告げる。アリバラ先生の予知夢の話だ。私やアイリスの前世の記憶と、フィンリー様の命については予定通り話さなかった。
「私達だけで未来を変えることに限界も感じているの」
話している最中、レオハルトは表情一つ変えなかった。ジェフリーは何か考えている時の体勢になった。フィンリー様は少し悲しそうな表情になっていた。ルイーゼは表情が凛々しくなり、アリアは最初手で口を塞いでいたが、次第に覚悟を決めた顔になった。
「五年も黙っていて、ごめんなさい」
「ごめん」
ルカも一緒に頭を下げてくれる。顔を上げるのが怖い。
「……何かあることはわかっていたんだ」
第一声はレオハルトだった。
「申し訳ありません。このことを知って一番お困りになるのはレオハルト様です……」
「そんなことはいい! 話すのにかなりの覚悟がいっただろう」
怒ってはいないようだ。それどころかこちらを労ってくれている。
「今まで辛かっただろう? 二人で頑張ってたんだな」
次はフィンリー様だった。その瞬間、思わず涙が出そうになった。ルカも同じで、瞳が潤んでいた。
(ルカも不安だったんだな)
最近は、当たり前のことに気付くことが多い。
「龍族についてお調べだったのはこの為だったのですね」
ジェフリーには王都襲撃の時にいた飛龍の出所や、龍王について詳しい話を何度か聞いたのだ。あちこちの資料や文献を探したが、今のところわかっていることは少ない。
「頼ってくれて嬉しいよ!」
「信頼にお応えできるよう全力を尽くしますわ」
ルイーゼもアリアも頼もしい。ルイーゼには後で個人的に、私が原因で呪いの恐怖に苛まれたことを謝らなければ。
全員に責められることなく、むしろ気遣われてしまった。今後の自分達が心配だろうに。何よりあっさり全員が信じてくれたのにも驚いた。
「それで、なぜアイリス嬢がここに?」
レオハルトの言葉で、和やかな空気の流れが止まった。
「実を言うともう勝手に話す気でいたんだよね。アリバラ先生の許可もとってるし」
「うそ! いつそんな……!」
「リディが僕を留学させて遠くに逃そうとした時にね」
バレてたのか。そりゃあ可愛い弟が私のせいで針の筵の生活になるのを避けたかったというのもあるし、他国にうちの家族の避難先もあらかじめ確保できるんじゃないかと思っていたのだ。
(あの時はいい考えだと思ったんだよなぁ)
だけどルカがこちらに残ってくれると言ってくれて、心底安心した時に、自分が思っているよりずっと自分の未来が怖かったことに気づいた。カッコつけたってどうしようもないのに。
「ありがとう」
「素直でよろしい」
いつからがルカが兄のように振る舞うことも増えた。いや、双子だからどうでもいいと言えばそれまでなのだが……記憶が戻るまでは私が双子の姉という立場にいる事に誰も違和感を覚えなかったのだ。それが今じゃ逆だ。前世でも長子だったので、少々むずがゆい気分がする。
「アイリス嬢には何か言ったの」
「ルカの後に伝えようと思ってるの」
「呼んだ?」
「「!!?」」
後ろからニュッと現れたアイリスに二人でビックリする。
「アハハ! やっぱ双子だね! 反応が全く同じじゃん!」
ウケる~と大笑いしている。
ルカとアイリスはまだ顔見知り程度だ。ルカの方は散々私からアイリスの話は聞いているが。
「リディアナの様子がおかしかったから追いかけてきたら、私の名前が聞こえたからさ~」
「これはアイリス嬢、失礼しました。お噂は予々。リディアナの弟のルカ・フローレスでございます」
ルカが優しく微笑む。その余裕のある態度にアイリスは少し驚いたようだ。おそらく、原作と雰囲気がだいぶ違うからだろう。
「アイリス・ディーヴァでございます。ご存知の通りリディアナ様と同じく前世の記憶を保有しております」
ルカも少し驚いている。私が報告していた先ほどまでの『陽キャのギャル』としてのアイリスの気配を消して、急に高貴な令嬢のように振る舞ったからだ。これはワザとだろう。
顔を見合わしてニヤリと笑う二人は、どうやら原作とは違う関係性になりそうだ。
それからアイリスにも経緯を話した。そして彼女にも協力して欲しいことを。
「は!? そんなの当たり前じゃん!」
また通常モードのギャルに戻ったアイリスの声には、少し怒りが込められている気がした。
「当事者はリディアナだけじゃないし! すでに原作とは違うんだから、下手したら全員で共倒れの可能性だってあるっつーの」
「その通りです……」
思わずシュンとなる。何も言い返せない。
「プハッ! あのリディアナがションボリなってるのガチヤバいね!」
「やっぱそんなにヤバい人物として描かれてたの?」
ルカは私からの話しか聞いていない。他人から見た原作のリディアナの様子は気になるようだ。
「そーなの! だって『厄災』なんてあだ名ついてんだよ?」
ヤバくない? と、ルカにも私にも同意を求める。
「「ヤバいね」」
「また一緒じゃん! こっちじゃ一人っ子だから羨ましいわ~」
後からルカと二人になると、とても機嫌のいい声でルカに言われた。
「思ってたよりずっとアイリス嬢と仲良くなれそうだよ」
その週の休日、告白の場は学生街でも一番の高級料理店内にあるプライベートルームになった。
「わー! まさかこんな早くここに来れるなんて……」
アイリスは瞬間に自分の台詞がまずかったと気付いたらしく、すぐに小声になった。
(気持ちはわかるわ。前世でもここまでお高そうなお店、行ったことないし)
原作ではよくレオハルトがアイリスを誘ってこの店に来ていたのだ。最も秘匿性が保証されている場として紹介されていたので、ここ以外の場所は他にないだろう。
メンバーは私、アイリス、ルカ、それからいつものメンバーであるレオハルトにジェフリーにフィンリー様、更に更に、ルイーゼとアリアだ。
この中の誰かに密告され、我が身がどうなってもかまわない……という基準の人選である。それなりに全員、人脈も知識もある。きっと助けになってくれるだろう。レオハルト以外は嫡子になる予定もなく、上に対する報告の責務が若干でも薄いというのも私からすると重要なポイントだ。
今夜の集まりで、一番訝し気な表情をしていたのはレオハルトだ。いまだにちゃんとあの日のことは話せていない。これ、私が逆の立場なら既にキレて騒いでいるので、大人しく待ってくれている彼には感謝しないといけない。
「レオハルト様、明日お時間いただけますか?」
「もちろんだ!」
途端に機嫌が良くなるのがわかった。なんでわかりやすい奴なんだろう。
真実を知る私たち三名以外、何を言われるのかとドギマギと食事をとっていた。せっかくのお高い料理をちゃんと味わえずに終えるなんて申し訳ないことになってしまった。また今度埋め合わせをしよう。
こうして一通り食事が終わった頃、今度はコチラが緊張する番になった。
「本日は、あの……集まっていただいたのは……」
(どうしよう……やっぱり怖い……)
土壇場で怖気付いてしまった。全員の顔を見たら急に不安になってしまった。これから私はここにいるメンバーにとっても残酷な未来を告げるのだ。
顔を下にむけてしまった背中を撫でてくれたのはアイリスだった。
「かわろっか?」
私は首を横に振る。私が言わなきゃ。
暖かい背中の温もりを意識しながら、事の顛末を告げる。アリバラ先生の予知夢の話だ。私やアイリスの前世の記憶と、フィンリー様の命については予定通り話さなかった。
「私達だけで未来を変えることに限界も感じているの」
話している最中、レオハルトは表情一つ変えなかった。ジェフリーは何か考えている時の体勢になった。フィンリー様は少し悲しそうな表情になっていた。ルイーゼは表情が凛々しくなり、アリアは最初手で口を塞いでいたが、次第に覚悟を決めた顔になった。
「五年も黙っていて、ごめんなさい」
「ごめん」
ルカも一緒に頭を下げてくれる。顔を上げるのが怖い。
「……何かあることはわかっていたんだ」
第一声はレオハルトだった。
「申し訳ありません。このことを知って一番お困りになるのはレオハルト様です……」
「そんなことはいい! 話すのにかなりの覚悟がいっただろう」
怒ってはいないようだ。それどころかこちらを労ってくれている。
「今まで辛かっただろう? 二人で頑張ってたんだな」
次はフィンリー様だった。その瞬間、思わず涙が出そうになった。ルカも同じで、瞳が潤んでいた。
(ルカも不安だったんだな)
最近は、当たり前のことに気付くことが多い。
「龍族についてお調べだったのはこの為だったのですね」
ジェフリーには王都襲撃の時にいた飛龍の出所や、龍王について詳しい話を何度か聞いたのだ。あちこちの資料や文献を探したが、今のところわかっていることは少ない。
「頼ってくれて嬉しいよ!」
「信頼にお応えできるよう全力を尽くしますわ」
ルイーゼもアリアも頼もしい。ルイーゼには後で個人的に、私が原因で呪いの恐怖に苛まれたことを謝らなければ。
全員に責められることなく、むしろ気遣われてしまった。今後の自分達が心配だろうに。何よりあっさり全員が信じてくれたのにも驚いた。
「それで、なぜアイリス嬢がここに?」
レオハルトの言葉で、和やかな空気の流れが止まった。
458
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
将来を誓い合った王子様は聖女と結ばれるそうです
きぬがやあきら
恋愛
「聖女になれなかったなりそこない。こんなところまで追って来るとはな。そんなに俺を忘れられないなら、一度くらい抱いてやろうか?」
5歳のオリヴィエは、神殿で出会ったアルディアの皇太子、ルーカスと恋に落ちた。アルディア王国では、皇太子が代々聖女を妻に迎える慣わしだ。しかし、13歳の選別式を迎えたオリヴィエは、聖女を落選してしまった。
その上盲目の知恵者オルガノに、若くして命を落とすと予言されたオリヴィエは、せめてルーカスの傍にいたいと、ルーカスが団長を務める聖騎士への道へと足を踏み入れる。しかし、やっとの思いで再開したルーカスは、昔の約束を忘れてしまったのではと錯覚するほど冷たい対応で――?
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
捨てられた王妃は情熱王子に攫われて
きぬがやあきら
恋愛
厳しい外交、敵対勢力の鎮圧――あなたと共に歩む未来の為に手を取り頑張って来て、やっと王位継承をしたと思ったら、祝賀の夜に他の女の元へ通うフィリップを目撃するエミリア。
貴方と共に国の繁栄を願って来たのに。即位が叶ったらポイなのですか?
猛烈な抗議と共に実家へ帰ると啖呵を切った直後、エミリアは隣国ヴァルデリアの王子に攫われてしまう。ヴァルデリア王子の、エドワードは影のある容姿に似合わず、強い情熱を秘めていた。私を愛しているって、本当ですか? でも、もうわたくしは誰の愛も信じたくないのです。
疑心暗鬼のエミリアに、エドワードは誠心誠意向に向き合い、愛を得ようと少しずつ寄り添う。一方でエミリアの失踪により国政が立ち行かなくなるヴォルティア王国。フィリップは自分の功績がエミリアの内助であると思い知り――
ざまあ系の物語です。
王子の片思いに気付いたので、悪役令嬢になって婚約破棄に協力しようとしてるのに、なぜ執着するんですか?
いりん
恋愛
婚約者の王子が好きだったが、
たまたま付き人と、
「婚約者のことが好きなわけじゃないー
王族なんて恋愛して結婚なんてできないだろう」
と話ながら切なそうに聖女を見つめている王子を見て、王子の片思いに気付いた。
私が悪役令嬢になれば、聖女と王子は結婚できるはず!と婚約破棄を目指してたのに…、
「僕と婚約破棄して、あいつと結婚するつもり?許さないよ」
なんで執着するんてすか??
策略家王子×天然令嬢の両片思いストーリー
基本的に悪い人が出てこないほのぼのした話です。
他小説サイトにも投稿しています。
転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。
しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。
冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!
わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?
それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?
無事にバッドエンドは回避できたので、これからは自由に楽しく生きていきます。
木山楽斗
恋愛
悪役令嬢ラナトゥーリ・ウェルリグルに転生した私は、無事にゲームのエンディングである魔法学校の卒業式の日を迎えていた。
本来であれば、ラナトゥーリはこの時点で断罪されており、良くて国外追放になっているのだが、私は大人しく生活を送ったおかげでそれを回避することができていた。
しかしながら、思い返してみると私の今までの人生というものは、それ程面白いものではなかったように感じられる。
特に友達も作らず勉強ばかりしてきたこの人生は、悪いとは言えないが少々彩りに欠けているような気がしたのだ。
せっかく掴んだ二度目の人生を、このまま終わらせていいはずはない。
そう思った私は、これからの人生を楽しいものにすることを決意した。
幸いにも、私はそれ程貴族としてのしがらみに縛られている訳でもない。多少のわがままも許してもらえるはずだ。
こうして私は、改めてゲームの世界で新たな人生を送る決意をするのだった。
※一部キャラクターの名前を変更しました。(リウェルド→リベルト)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる