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第二章 錬金術店の毎日
第4話 冬日和
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その日は冬にしては暖かな日だった。新年の祭りも終わり、またいつもの毎日が戻ってきて、トーナの店もいつものように開店している。
「年間スケジュールですか」
「商機を逃さないようにね!」
店をオープンしてからというもの、準備が後手になったり、売れ筋商品がわかっておらずに在庫不足のまま終わってしまったりと、せっかくのチャンスを逃していた。経営者として甘かったとトーナは反省したのだ。
この世界の暦は前世と一緒だった。1年間は12ヵ月、1週間は7日間。閏年まである。太陽も月も1つ、どうやら大地も丸いようだ。
(おかげで世界に馴染みやすくて助かったわ)
とは言え、モラルや人権は同じではない。トーナはまだ、そのすり合わせの最中だ。
「冒険者が忙しいのは春の少し前からだねぇ。騎士団と組んで一斉狩りをするから」
ランベルトがカウンターの前でニコニコと突っ立っていた。
雪も解け、人の動きも盛んになる前に王都近郊に蔓延る盗賊や魔物を倒してまわるのだ。
「新人冒険者の参加も多いから、一から揃える人もいると思うよ」
(なるほど……新人用セットでも作ってみるか)
「って、いらっしゃいランベルト……今日のご用向きは?」
ランベルトは王都を拠点にして活動している。その1番の理由はこの王都に張られた強力な結界だ。この結界の中にいる限り、彼は魔物を引き付けるという特殊体質ではなくなる。
そしてこの結界を創り出したのは、もちろんフィアルヴァだ。
「今日はちょっと個人的な依頼があって」
レオーネが同様に個人的な注文をしていると知ったランベルトは閃いたとばかりに、早速同じ方法でトーナの店にやってくる口実を作ったのだ。個別依頼は相場が高くなるのだが、何と言っても国内有数の冒険者。金はある。
「……ランベルトに必要なアイテムなんてあるの?」
「あるよー! 再生能力以外は別に普通なんだから!」
「はいはい……」
もちろん普通ではなく、鍛えに鍛え抜かれた体術と剣技がある。……どころか、彼はどんな武器も使いこなす器用さも持ち合わせていた。
「簡易結界~!?」
「うん。トーナなら作れるんじゃないかと思って」
「高いし、時間もかかるし……高いよ!?」
「かまわないよ。普段は宿代くらいしか使わないし。必要なら材料を自分で取りに行くし」
結界というのは、所謂防御魔術の一種である。場所を固定し、特定のモノ以外通さないようにできるのだ。それは自分以外を通さなく出来たり、魔物などの魔力を持つモノを一切遮断したりと、バリエーション豊富に作ることが出来る。
が、持ち歩きが可能な【簡易結界】と呼ばれるアイテムは、かなり高度な錬金術の知識と腕、さらに高価な材料が必要なものだ。
「なんでまた!?」
「もっと自分を大切にって言われたからね」
「……ッ」
彼は王都の外での活動中、まともに休むことができない。周囲に魔物がいなくなるまで狩りつくし、やっと一息つけるのだ。もちろんぐっすり睡眠をとることもままならない。
ランベルトはいつもとは違って、あえて意地悪く笑っているようだった。
「引き受けてくれる?」
「よ、よろこんで~!」
トーナはもう笑うしかない。あの時の言葉がここで出てくるとは。
「よかった。これで、王都の外に出てもゆっくり眠れるよ」
(そうだ……これって王都の結界レベルのものが必要ってことじゃん!?)
ヤケクソで引き受けたが、途端に不安になる。師フィアルヴァと同レベルのものを作り上げなければいけない。
その日の夜、トーナは珍しく遅くまでアトリエにこもっていた。小さなランタンの中にはこれまた小さな光る石が入っており、炎に似た光が周囲を淡く照らしていた。これが一般的なこの世界の照明だ。近年、魔道具でかなり光量のある照明機器も出回り始めたが、まだまだ庶民には浸透していない。
彼女の左手の中指が一瞬光ると、目の前に一冊の大きくて分厚い、そして古い本が出てきた。フィアルヴァの手記だ。
彼と別れる際、餞別としてもらったものだが、親切に作り方のレシピを書いているわけではなく、あーだこーだと書かれている内容を読み解く必要があった。
「トーナも持っているじゃないですか簡易結界。それも自分で作ったでしょう」
ベルチェがお茶を入れてくれてた。珍しく同居人が遅くまで起きているのが、実は少し嬉しいようだ。彼はいつも孤独に夜を過ごす。
「そりゃ結界の中の人が普通の場合だったら悩まないんだけど……相手は魔物を引き寄せちゃうのよ!? 王都の結界並に複雑な作りになるわ……」
「結界範囲は広くないのでしょう?」
「それだけが救いね~」
そうして指で本をなぞりながら、あったあったと人差し指で該当箇所をトントンと叩き、
「あ~……やっぱりこれ材料探すところからだ」
高そう……と、呟きながらメモを書く。
「ランベルト様がお探しに……いや、これは王国内で見つかった記録のないものですね」
ふむ、とトーナのメモ書きをみたベルチェは言う。
「他の材料もなかなか……」
「ね?」
材料を全て揃えるまでに何年かかるか、というラインナップだった。
「まあとりあえず、これとこれと……これはランベルトに持ってきてもらおう」
また別の紙に、必要な素材と個数を書き出す。どれも珍しい素材だ。
「残りは?」
「ロッシ商会に相談するしかないかな~明日ロロの所に行った時にサニーさんに聞いてみる」
ロッシ商会は貿易業に力を入れている。特製簡易結界を作るには他国でとれる特殊な魔石が必要だ。そういうものを手に入れる伝手もあるのではないかと期待が持てる。
「直接リーノ様にご相談されては?」
「アイツに借りを作るのは怖いでしょ!?」
「器の大きさを見せたがる方ですから、その辺の心配はなさそうですが」
「うーん。そう言われるとそうかも」
トーナ達の頭には偉そうに格好つけるリーノが浮かんでいた。
「残りはどうしますか? 冒険者ギルドに素材採取の依頼を出します?」
「あとは自分で採取に行こうかな。どうせならいいの作りたいし。素材から選ぼう」
「素材の内容まで指定すると依頼料が上がりますからね」
冒険者ギルドへの依頼は誰でも出すことが可能だ。依頼料と成功報酬が必要で、依頼料はその難易度によって変わる。簡単な内容であればかなり安いので、気軽に依頼する人も多い。
「冒険者ギルドに登録はしないのですか?」
ギルドマスターやランベルトからも度々聞かれることだ。トーナの実力があれば、高位冒険者だって夢じゃない、ということだが……。
「ランベルト様のお陰で王都ではたいして目立ちはしませんよ?」
「ぐっ……そう言われるとなんか悔しいわね」
ランベルトのお陰でトーナのインパクトは霞んでいた。話題になっても一時的。飛竜討伐でトーナの名前は冒険者界隈での知名度は上がったが、ランベルトのオマケ程度だった。
『やっぱランベルトはすげぇな!』
という話でいつも終わる。
「師匠に錬金術店でやってくって宣言しちゃってるからね」
トーナは鼻息が荒くなる。
「『1年で店を潰しそ~!』って大笑いしたあの顔を『上手くいっててつまんな~い』って顔に変えてやるんだから!」
フィアルヴァの顔真似をしながら話すと、ベルチェがとても嬉しそうな顔になった。ここまで表情の変化をみせるのは珍しい。
「……ベルチェが付いてきてくれたのに、失敗するわけにはいかないよ」
「これはワタシの意思です。トーナの挑戦の結果は関係ありませんよ」
ベルチェは機械人形であるにも関わらず、感情が芽生えていた。彼もまた長い時を生きているが、トーナに出会うまではあくまで人形だったのだ。あのフィアルヴァすらこの変化に驚いた。
暖かな日が続いた。トーナはこの気温が続くうちにと、王都の外へと採取に出かけた。小さな飛竜を連れて。
「年間スケジュールですか」
「商機を逃さないようにね!」
店をオープンしてからというもの、準備が後手になったり、売れ筋商品がわかっておらずに在庫不足のまま終わってしまったりと、せっかくのチャンスを逃していた。経営者として甘かったとトーナは反省したのだ。
この世界の暦は前世と一緒だった。1年間は12ヵ月、1週間は7日間。閏年まである。太陽も月も1つ、どうやら大地も丸いようだ。
(おかげで世界に馴染みやすくて助かったわ)
とは言え、モラルや人権は同じではない。トーナはまだ、そのすり合わせの最中だ。
「冒険者が忙しいのは春の少し前からだねぇ。騎士団と組んで一斉狩りをするから」
ランベルトがカウンターの前でニコニコと突っ立っていた。
雪も解け、人の動きも盛んになる前に王都近郊に蔓延る盗賊や魔物を倒してまわるのだ。
「新人冒険者の参加も多いから、一から揃える人もいると思うよ」
(なるほど……新人用セットでも作ってみるか)
「って、いらっしゃいランベルト……今日のご用向きは?」
ランベルトは王都を拠点にして活動している。その1番の理由はこの王都に張られた強力な結界だ。この結界の中にいる限り、彼は魔物を引き付けるという特殊体質ではなくなる。
そしてこの結界を創り出したのは、もちろんフィアルヴァだ。
「今日はちょっと個人的な依頼があって」
レオーネが同様に個人的な注文をしていると知ったランベルトは閃いたとばかりに、早速同じ方法でトーナの店にやってくる口実を作ったのだ。個別依頼は相場が高くなるのだが、何と言っても国内有数の冒険者。金はある。
「……ランベルトに必要なアイテムなんてあるの?」
「あるよー! 再生能力以外は別に普通なんだから!」
「はいはい……」
もちろん普通ではなく、鍛えに鍛え抜かれた体術と剣技がある。……どころか、彼はどんな武器も使いこなす器用さも持ち合わせていた。
「簡易結界~!?」
「うん。トーナなら作れるんじゃないかと思って」
「高いし、時間もかかるし……高いよ!?」
「かまわないよ。普段は宿代くらいしか使わないし。必要なら材料を自分で取りに行くし」
結界というのは、所謂防御魔術の一種である。場所を固定し、特定のモノ以外通さないようにできるのだ。それは自分以外を通さなく出来たり、魔物などの魔力を持つモノを一切遮断したりと、バリエーション豊富に作ることが出来る。
が、持ち歩きが可能な【簡易結界】と呼ばれるアイテムは、かなり高度な錬金術の知識と腕、さらに高価な材料が必要なものだ。
「なんでまた!?」
「もっと自分を大切にって言われたからね」
「……ッ」
彼は王都の外での活動中、まともに休むことができない。周囲に魔物がいなくなるまで狩りつくし、やっと一息つけるのだ。もちろんぐっすり睡眠をとることもままならない。
ランベルトはいつもとは違って、あえて意地悪く笑っているようだった。
「引き受けてくれる?」
「よ、よろこんで~!」
トーナはもう笑うしかない。あの時の言葉がここで出てくるとは。
「よかった。これで、王都の外に出てもゆっくり眠れるよ」
(そうだ……これって王都の結界レベルのものが必要ってことじゃん!?)
ヤケクソで引き受けたが、途端に不安になる。師フィアルヴァと同レベルのものを作り上げなければいけない。
その日の夜、トーナは珍しく遅くまでアトリエにこもっていた。小さなランタンの中にはこれまた小さな光る石が入っており、炎に似た光が周囲を淡く照らしていた。これが一般的なこの世界の照明だ。近年、魔道具でかなり光量のある照明機器も出回り始めたが、まだまだ庶民には浸透していない。
彼女の左手の中指が一瞬光ると、目の前に一冊の大きくて分厚い、そして古い本が出てきた。フィアルヴァの手記だ。
彼と別れる際、餞別としてもらったものだが、親切に作り方のレシピを書いているわけではなく、あーだこーだと書かれている内容を読み解く必要があった。
「トーナも持っているじゃないですか簡易結界。それも自分で作ったでしょう」
ベルチェがお茶を入れてくれてた。珍しく同居人が遅くまで起きているのが、実は少し嬉しいようだ。彼はいつも孤独に夜を過ごす。
「そりゃ結界の中の人が普通の場合だったら悩まないんだけど……相手は魔物を引き寄せちゃうのよ!? 王都の結界並に複雑な作りになるわ……」
「結界範囲は広くないのでしょう?」
「それだけが救いね~」
そうして指で本をなぞりながら、あったあったと人差し指で該当箇所をトントンと叩き、
「あ~……やっぱりこれ材料探すところからだ」
高そう……と、呟きながらメモを書く。
「ランベルト様がお探しに……いや、これは王国内で見つかった記録のないものですね」
ふむ、とトーナのメモ書きをみたベルチェは言う。
「他の材料もなかなか……」
「ね?」
材料を全て揃えるまでに何年かかるか、というラインナップだった。
「まあとりあえず、これとこれと……これはランベルトに持ってきてもらおう」
また別の紙に、必要な素材と個数を書き出す。どれも珍しい素材だ。
「残りは?」
「ロッシ商会に相談するしかないかな~明日ロロの所に行った時にサニーさんに聞いてみる」
ロッシ商会は貿易業に力を入れている。特製簡易結界を作るには他国でとれる特殊な魔石が必要だ。そういうものを手に入れる伝手もあるのではないかと期待が持てる。
「直接リーノ様にご相談されては?」
「アイツに借りを作るのは怖いでしょ!?」
「器の大きさを見せたがる方ですから、その辺の心配はなさそうですが」
「うーん。そう言われるとそうかも」
トーナ達の頭には偉そうに格好つけるリーノが浮かんでいた。
「残りはどうしますか? 冒険者ギルドに素材採取の依頼を出します?」
「あとは自分で採取に行こうかな。どうせならいいの作りたいし。素材から選ぼう」
「素材の内容まで指定すると依頼料が上がりますからね」
冒険者ギルドへの依頼は誰でも出すことが可能だ。依頼料と成功報酬が必要で、依頼料はその難易度によって変わる。簡単な内容であればかなり安いので、気軽に依頼する人も多い。
「冒険者ギルドに登録はしないのですか?」
ギルドマスターやランベルトからも度々聞かれることだ。トーナの実力があれば、高位冒険者だって夢じゃない、ということだが……。
「ランベルト様のお陰で王都ではたいして目立ちはしませんよ?」
「ぐっ……そう言われるとなんか悔しいわね」
ランベルトのお陰でトーナのインパクトは霞んでいた。話題になっても一時的。飛竜討伐でトーナの名前は冒険者界隈での知名度は上がったが、ランベルトのオマケ程度だった。
『やっぱランベルトはすげぇな!』
という話でいつも終わる。
「師匠に錬金術店でやってくって宣言しちゃってるからね」
トーナは鼻息が荒くなる。
「『1年で店を潰しそ~!』って大笑いしたあの顔を『上手くいっててつまんな~い』って顔に変えてやるんだから!」
フィアルヴァの顔真似をしながら話すと、ベルチェがとても嬉しそうな顔になった。ここまで表情の変化をみせるのは珍しい。
「……ベルチェが付いてきてくれたのに、失敗するわけにはいかないよ」
「これはワタシの意思です。トーナの挑戦の結果は関係ありませんよ」
ベルチェは機械人形であるにも関わらず、感情が芽生えていた。彼もまた長い時を生きているが、トーナに出会うまではあくまで人形だったのだ。あのフィアルヴァすらこの変化に驚いた。
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