嘘は愛。

魔乱

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でていって

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徹「ごめん、やっぱり俺…」

さくら「…彼女が大事?」

徹「あいつ以外にドキドキしないんだ。なんとも思わなくなった…だからっ…」

さくら「早く行きなよ。彼女、今大変なんでしょ?」

徹「さくらっ…!…ごめん…」

さくら「ごめん、じゃないでしょ?」
そういって春菜はふと笑った

徹「…ありがとうっ…!」
俺はそう言って春菜の病室に向かった。

でも

春菜「何も聞きたくないよぉ…」

見られてたなんて…

徹「春菜っ…」
春菜は俺を見てくれなかった

春菜「もうでてって…」

徹「春菜…」

春菜「早くっ!」

徹「聞いて…?俺はお前しか好きじゃない。抱きしめたのは…ほんとに悪いと思ってる!でもほんとに俺が好きなのは…春菜だけだよ…」

春菜「信じられないよそんなの…あんな光景見てどうやって信じたらいいの!?どうやって!?教えてよ!」

徹「ごめん……でも!」

春菜「はぁ…はぁ…ゴホゴホッ」

徹「大丈夫か…?とりあえずベッドに寝転んで…」
そういって寝転ばすと春菜は窓の方を見て

春菜「出ていってよ顔も見たくない」
そういった。



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