魔王が多すぎるこの世界では

蒼月 梨奈

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全魔王連合による大会議(議員人数多すぎて不確定)編

会議室≒亜空間≒闘技場が成立する。

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全魔王会議。
その名の通り、全ての魔王が集い、開く会議。
しかし基本、魔王達全員、他の魔王には無関心なことが多い。
その為、名前こそ体裁としてあるものの、開かれた事はほとんど無い。
どれくらいか、と言うと全魔王会議という名が出来て、千年後にその会議が初めて行われた位である。
当時の魔王達はさぞかし慌てたのだとか。

「魔王達全員入れる場所が無い!?」

そう、あまりにも魔王が多すぎて、魔王全員が集まりちゃんと会議が開ける場所がないのである。
丁度その頃、世界は滅亡の危機にあった。何故その様な危機に直面していたのかは、遠い昔のこと故に分からないが、世界初の全魔王会議が開かれる位だったことから、よほどの大事おおごとだったことが窺える。互いに無関心だった魔王達が、ここで初めて協力し合うことになったのだ。

だが、お互い協力を決めたものの、話し合いが出来なければどうしようもない。
まだ魔道具も出来ていなかった当時、他の魔王に離れた所から通信することなど出来なかったのだ。

魔王達が途方に暮れたその時、1人の魔王が立ち上がった!
その魔王は、大変珍しい時空間操作魔術を得意とする魔王だった。
その魔王はこう言ったのだ。
「世界に会議出来る場所が無いのなら、いっそ亜空間ですればいいのよ!」
その言葉から、全魔王会議は亜空間で行うことになった。






「────────────という偉大なる御先祖様の知恵から生まれた全魔王会議が、今や……………………」
ぎゃあぎゃあわあわあ!!
「あんた、その無駄にキラッキラした金髪ムカつくのよ!目がチカチカするッ!!」
「生まれ付きの容姿に文句言うんじゃねぇよッ!テメーこそ、その青い目なんとかしろよ!氷みてぇで寒々しいんだよ!!」
「私の目だって生まれ付きですぅー!」
ただのバトル・ロワイアルになってしまったわ……。

ドオオオオ────────ン!!!!

しかも物を壊す心配をしなくていいせいか、手加減無し。周囲に気を配りましょう、って物だけじゃなくて、人にもよー。魔王にも気を配るのよー……。聞いてるー…………?というか、魔術ぶっ飛ばす程相手の容姿が気に入らないの?あ、フォムルちゃん(私の友達)が爆風で吹っ飛んで……あっ、べシャッて潰れた。大丈夫~?……って大丈夫じゃない訳ないわね。仮にも魔王だものね。

「ルーナシアちゃん……あの2人止めて」
「無理よ」
絶対無理に決まってるじゃない。残念ながら、バトル・ロワイアルを通り越してとうとう乱闘騒ぎと化した状態に手を出す勇気なんてありゃしないわ。

ドオオオオン!!
ズガアアアアン!!

…………いつになったら会議、始められるかしら。
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