魔王が多すぎるこの世界では

蒼月 梨奈

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全魔王連合による大会議(議員人数多すぎて不確定)編

勇者の二つ名が異常に多い

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超絶天災微少女ノクト(違うから!by.ノクト)の暴走も終わり、皆が席に着き始める。亜空間だからイスとか無いので、地面に番号書いているだけなのだけれどね。
「つまりサ?☆終末の円舞曲グローリア・フィーレムが勇者の周辺で起こるなら、勇者見張っとこ!っていう話を今してるんだよね?☆」
「まあ、そうね」
……ノクトが正しいこと言ったの、何十年ぶりかしら…………。

「でもでも、ルーナシアたんの話じゃ、そのディルって勇者は普通じゃないんでショ?☆」
「ええ、そうよ。そして『たん』やめて」
「イイじゃん☆可愛いよ?☆」
そういう問題じゃない。可愛さとか求めてない。
「まあ、それは置いといて☆色々やらかす勇者クンなら、そんな危機が来ても自力で切り抜けるんじゃない?☆」
「……それ、貴女が考えること放棄してディルに押し付けてるだけよね?」
「アハ☆バレちゃった☆」

……イラッ…………。
落ち着け、落ち着くのよ。私!今日のノクトは正確なことを言っているわ。ちょっと言い方と動機に問題があるだけよ。
「まあ、何とかなるかもしれないわね……」
「ノクト様に賛同する訳じゃないですけど、私もディルさんなら大丈夫だと思います。伊達に『歩く世界滅亡の危機』とか呼ばれてませんよ」
フォムルちゃん……公の場だから敬語使ったんだろうけど、ノクトやディル凄いボロボロに言ってちゃ意味無いわよ…………。

「え?☆アタシ、『無自覚規格外チート核兵器勇者』って聞いたよ?☆どちらにせよ凄いけどネ☆」
ディル…………貴方一体何をしたの………………?

その後、何故か魔王達全員お互いに現勇者ディルの二つ名の話で盛り上がったわ……。え?どんなのがあったのか、ですって?そうねぇ……。『タノチケ』とかかしら?獣人族の魔王曰く、『頼むから動かないでくれ、地形が変わる』の略称だそうよ。

私……もうディルと関わりたくない…………。

「でわでわ☆今日はこれで解散でーす☆ありがとうございましたーっ☆」
「「「ありがとうございました」」」
はぁーっ……やっと終わったわ…………。あんまり大したこと話してないように感じるけれど、私は悪くないわ。断じて。にしても………………。


「誰かには気付かれていると思っていたのだけれど……誰も、知らないみたいね。まあ、それが幸せなのでしょうけれど」
そう。知らない方が幸せ。【無知】とは1番の罪だけれど、その大罪を犯すことで幸せになれるケースもある。今回の場合はまさしくそれね。

「恐らく、終末の円舞曲グローリア・フィーレムを起こそうとしている奴の狙いは────────────私だ」

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